釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

10月29日 何の波…高いな

2015年10月29日 | 日記
港を出て、猪崎鼻の前を通るとき、岩場に打ち付ける白波が気になった。

一旦、船を止め波の様子を見るが「大丈夫だろう」と、船を進める。

裸バエの所まで来たとき、東から来るウネリが気になった。

結構な高さのある、ウネリだ。

スピードを緩め、北西の風に吹かれる波と東からのウネリに気を付けて、沖合に出る。



漁船が一隻、操業している様だ。

水深50メートルのポイントに着くまでに、正面から来るウネリに船が激しく上下動した。

「何の波かな。高いな」

気になるが、天気予報では波は1メートルになると言っていたので、少し辛抱してみよう。

操業している漁船もかなり上下動して、時折波間に見えなくなる。

海の色は青味があって、良い色をしている。

魚探に映る海底の起伏に、ベイトの群れが映し出される。

本来のポイントから離れた、海底の起伏のあるところを探ってみた。

「やはり、ベイトはいた」

自分が予想したことが、当たると嬉しい。

船の揺れに気を付けながら、竿を出す。

私の後から出てきた船も、少し離れたところで竿を出しているようだ。

この船も、結構上下動していて「釣りづらいだろうな」と思わせる。

北西の強い風に押される感じの流れ方になるが、少しずつ北方向に流れている。

上り潮が、ゆっくりと動いている様だ。

魚探に映るベイトを確認しながら流していると、アタリが来た。

少し小さいが、オオモンハタだ。



一流し目のアタリ、出足はまあまあかな。

港から、大きな船が出てくるのが見える。

海上保安庁の巡視船の様だ。

東からの高いウネリに、船首では波飛沫が上がっている。

仲間から電話が来た。

「波が高いみたいね」

「そうなのよ。風は北西だけど東から大きなウネリが来ている」

「こっちから見ていると、時々船が見えなくなるよ」

湾岸道路から見ているとの事だ。

「まだ頑張る」

「もう少しだけ頑張ってみるよ」

船の先輩のKさんからも連絡が来た。

「今、大島の沖にいるけど、ウネリが高くて危険だから帰る。一緒に帰ろうか」

先輩からの注意勧告には従うことが大事、と帰港することにする。

海上保安庁の巡視船も、鵜戸さん沖アタリから、引き返してきている。



波が高い予報ではなかったが、低気圧でも出来たのかな。

帰港する途中に、仲間から再度の電話。

「気を付けて帰って来いよ」

港に帰ると、船仲間のSさんからも連絡が来た。

「今日はウネリが高くて、今、帰ってきました」と伝える。

船の所まで来た同じ船仲間のUさんも、湾岸道路から波の確認をしてきたみたい。

「風は北西だけど、嫌な波が出ていましたね」

と、きょうの出船を中止。

私も、船を洗った後、帰宅した。