ROCK & CINEMA DAYS

映画とROCKと猫が大好きです

「おとそ」≠「正月に飲む清酒」

2010-01-02 19:15:00 | 
あけましておめでとうございます。
皆様、おとそやお雑煮でのんびりお過ごしでしょうか。

さて、この「おとそ」。
漢字では「お屠蘇」となりますが
私は22年前に酒屋へ来るまで
「おとそ」=「正月に飲む清酒」
だと思っておりました。
同じように思ってらっしゃる方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。

「おとそ」は、「屠蘇散(とそさん)」という
数種類の薬草を散剤にしたものを
みりん、または酒に一晩漬け込んだものです。
漢方薬のようなもの、と言った方がイメージがつかみやすいですね。

元日の朝、「屠蘇器」と言う酒器揃えの銚子におとそを入れ
銚子から盃に注いで、家族で飲み、新年を祝います。
屠蘇器は、そうですね、神前結婚式の時の三三九度を思い浮かべてください。
三三九度の銚子と盃に似ています。
まあ、三三九度の銚子は、赤地に金で松竹梅などのおめでたいハデハデですが
おとその銚子はシンプルなものです。
うちの銚子は、漆器で朱色です。

おとその発祥である中国では、若い順に飲むしきたりだったらしいですが(毒味の意味もかねて)
日本では家長から飲むのが一般的だそうです。
うちは順番とかは関係なく
全員の盃に注いで、一斉に「おめでとうございます」と言いながら飲みます。

飲みます、と言っても
私と息子たちは飲む真似事だけで
実際には飲んでません。
なんたって薬草ですから
「マズい!」んですよ。
それに一応アルコールですから
飲むと運転できないですし。

夫の父親は、生まれた時から酒屋だったので
「おとそ」が、屠蘇散をみりんに漬けた物だということは
「日本の常識」と信じ込んでいて
正月に飲む酒のことを「おとそ」だと思っている人が多い、と言う話をしても
「そんな奴ぁおらん!」「そんな常識のない奴がおるか!」
と身も蓋もない言い方をします。

しかし私の実家も
夫の母の実家も
「おとそ」=「正月に飲む酒」
だと思ってたんですよねぇ。

ちなみにうちの店では
年末に来て下さったお客さんには
ほしい方に無料で屠蘇散をお配りしております。
気が早いですが、来年の正月におとそを飲もうと思われる方は
今年の年末にぜひいらっしゃってください。
あ、年末と言わず、いつでも大歓迎ですよ、もちろん。

プレミアムモルツ大爆走@2009年お歳暮の現場から

2009-12-16 13:17:00 | 
12月も半ばを過ぎて
お歳暮の注文もピークを過ぎようとしています。
みなさんはもう贈られましたか。
やっぱビール?とりあえずビール?

配送の技術が進歩したことや運送会社の方々の努力のおかげで
近年は生鮮品のお歳暮が増えてきていますが
それでもビールギフトの人気は衰えていません。
普段は発泡酒や第3のビールで節約しているから
お正月ぐらいビールをどうぞ、って贈り主の思いがこめられているのかもしれませんね。

そんな今年のお歳暮商戦
ひとり勝ちのイメージがあったのは

「サントリー プレミアムモルツ」。

プレミアムモルツと言えば
麦芽100%、つまり麦芽とホップだけで作られているのがウリのビール。
お手持ちのビールの表示を見ていただけばおわかりになると思いますが
多くのビールは米やコーンスターチなどが使用されています。

麦芽100%のビールは各社出しておりまして
有名なのはサッポロのヱビスビールでしょう。
プレミアムモルツとエビスはCMもバンバン流してますし
ギフトにも力を入れています。



ただ、麦芽100%だから
普通のビールより高いんですね。
普段飲むにはちょっと勇気がいるビールです。
だからギフトには「高級感」があってGOODなんでしょう。

で、プレミアムモルツのギフトなんですが
きのう問屋さんから連絡がありまして
なんと、売れすぎて
サントリーの生産が追いつかないそうなんです。

うちもプレモルのギフトセットを発注してたんですが
いつのお届けになるかわかりません状態で
サントリーも非常事態っぽいです。

なぜそんなにプレモルが爆走したのか。
永ちゃんが親子でCMに出たからだろうか。
竹内結子がにっこり微笑んだからだろうか。
いろいろ考えていて
思い当たることがありました。



こういうキャンペーンがありまして
ギフトを3セット以上買ったら個数に応じて
「必ずもらえる」んです。
れんが亭のビーフシチューやら
魚沼産こしひかりやら
最高は神戸牛400グラム。
「抽選」ではなくて「もれなく」ですから
そりゃ買うわ。
サントリー、太っ腹だなあ。
おかげでエビスはだいぶシェアを削られたのではないでしょうか。

プレミアムモルツとエビスってどっちがおいしいのってよく聞かれますが
そりゃもう個人の好みです、と答えるしかないのが本音です。
どうぞ飲み比べてご判断くださいね。
味の感想をお聞かせ頂ければありがたいです。

梅酒造りと酒税法~気イつけなはれや!

2009-06-15 20:57:00 | 
梅酒づくりの季節ですねえ。
うちの店でもホワイトリカーや氷砂糖がよく売れる時期であります。
商売柄、たまには酒の話題を書こうかなと思います。

造る前の梅の下準備については
専門のサイトで検索していただくとして
一番基本の分量は

1:1:1

なんの数字かと言いますと

ホワイトリカー1升(1.8リットル):梅1キロ:氷砂糖1キロ

の割合なんですよ。
これがいっちゃん基本型なんで
初めて造る方は、この分量で始められるのがよろしいかと思います。
できあがった梅酒を飲んでみて
次回から砂糖の量を増やしたり減らしたりと
好みに変えていけばいいですよ。

ちなみに氷砂糖は
大きな固まりの「ロック」
小さい固まりの「クリスタル」
の2種類があります。
梅酒造りには「ロック」がおすすめです。
と言いますのは

糖分がゆっくり溶けていく方が
梅の成分が放出されやすいそうです。
早く溶けると
梅が成分を放出しきれないんですね。

また、梅酒造りには
一般にホワイトリカーという焼酎を使用しますが
日本酒やブランデーで梅酒を造る方もいらっしゃいます。
日本酒はホワイトリカーよりアルコール度数が低いので
水で割らずにそのまま飲むこともできます。

ホワイトリカーと違って日本酒には
若干糖分が含まれてますので
日本酒で造られる場合は
砂糖を控えめにしてくださいね。

さてここで重大なことを書きます。

梅酒造りは酒税法にひっかかる場合があります

梅酒ってただ梅と砂糖を焼酎に漬けるだけなのに違法?
どこの家でもやってんじゃん!
…いやまあ、ちょっと聞いてね。

酒税法では
酒造免許を持たない人が酒を造ることが禁じられています。
「密造酒」なんてミステリアスな響きの言葉もありますね。
実際、40年ほど前までは
家庭で梅酒を造ることは禁じられていました。
もちろん今はOKですが
それでもいくつかの決まり事があります。

まず使用するアルコールについて。
焼酎でも日本酒でもブランデーでもいいのですが
アルコール度数は20度以上でなければなりません。
20度未満のアルコールを使用すると違法です。

なぜかというと
20度未満のものを使用すると
新しい発酵が始まる恐れがあるからです。
つーことは
新しく酒を醸造しちまったことになります。
先に書いたように
免許を持たない人が醸造しちゃいけないんで、これは違法です。
まあ
度数が低いとカビが発生しやすくなるんで
その観点からでもやめた方がいいです。

ちなみに
一般に売られている日本酒はほとんど20度未満なんで
日本酒で梅酒を造る時は
お店の人に「20度以上の酒」と指定して買わなきゃいけません。
あんまり売ってないだろうなあ。

さて
他にも決まり事があります。
造った梅酒は
「同居している家族のみ飲酒可能」
ということです。



知らなかった~と言う方多いでしょうね。そうなんですよ。
訪問客に飲ませたり
手みやげにどうぞ、というのは激しくNGです。
ましてや販売した、なんてのはもってのほかです。

たとえ親子でも
離れて暮らしている息子に梅酒を送ってあげよう、はNG。
きびしいですね。

ちょっと前にバラエティ番組で某女優が
自家製の梅酒を司会者におみやげとして渡していたそうですが
これってどうなんですかね?
問題にならなかったんでしょうか。

問題になったと言えば
数年前、ある山の中のペンションで
オーナーが自家製の梅酒を宿泊客に提供して喜ばれていたのですが
これが酒税法にひっかかり
ペンションが摘発されたという事がありました。

この事をきっかけに
昨年、酒税法が一部改正されました。
お客さん相手の商売をしている店では
事前に税務署に申請すれば
自家製の梅酒を提供できるようになったのです。
ただし
いろいろ細かい決まり事があるので
簡単に「うちの梅酒どうぞ!」とはいかないようです。
詳しく知りたい方は国税局のHPへどうぞ。

梅酒の話を書いてきましたが
酒税法にひっかかるようなことは
結構みなさん知らずにやってらっしゃったりしてるようです。

例えば
チューハイを造って飲むこと。
これ自体は違法じゃないんです。
焼酎をサワーで割って造るんですよね。
お酒の弱い人が飲み会で飲むのにうってつけです。

しかしチューハイも
家族で飲むのはOKですが
他人に造って飲ませるのはNGです。
焼酎にサワーを混ぜると
分類上、焼酎ではなく「リキュール類」になっちゃうからなんですね。
分類が変化してしまうとだめなんです。

えええええええええええ


じゃあ、じゃあ
居酒屋で飲むチューハイはどうなんの?違法じゃん!
…いえいえ、ちょっと聞いてください。

飲食店では例外が認められてます。
ホッとしましたか?
ただし、飲食店でも
チューハイやカクテルなどを作り置きすることは禁止されています。
「お客の注文を受けて、その都度作る」
ことが認められているからなのです。

だからバーテンダーが
シェーカーを振ってカクテルをかっこよく作るのは合法なのです。
バーテンダーと言えば
「惚れてまうやろ~!」のWエンジンが思い浮かぶようになってしまいました。
お笑い番組の見過ぎやねえ。

これ飲んだら酔いません!「酒豪伝説」

2008-12-05 09:51:29 | 
最初に断っておきますが
私はこの商品の関係者ではないですし
宣伝してお金がもらえるわけでもありません。
そこんとこ念頭に置いて読んでいただければと思います。

私は酒屋だから「酒が飲めていいね~」と思われがちですが
とんでもございません。
うちの店は基本的に年中無休。
だから配達の電話が鳴れば、毎日車で出動です。
スナックや飲食店など、夜の営業の店にも配達させていただいてます。

要するに、酒なんか飲んでたら、飲酒運転になっちゃうんですよ。

ところがうちの夫は
夕食時から寝るまで
ずっとグラスを離さない酒呑みです。
(名目上は、売れ残った不良在庫を処分するためだとほざいてます。
日本酒・焼酎・ウイスキーなんでも飲んでやんの)
当然運転はできないので
毎日私が夜の配達担当です。

昨年は1年365日
1滴もアルコールを飲みませんでした。
酒屋なのに…売るほどあるっつーのに…。
それだけどこにも遊びに行ってないってことにもなりますね。
私ってかわいそう。

ところが今年は
なぜか4回も飲みにいく機会に恵まれました。
4回!私にとっては歴史的快挙です。
しかしすっかり忘れていました。

私、酒弱いんです。

考えてみれば
私の両親は一切アルコールを飲まない人たちだったし
父親にいたっては
缶チューハイ1本飲んだだけで
トイレから出てこられなくなったほどの下戸です。
私はそこまでひどくないにしても
決して強くはありません。

それを忘れてしまって
1回目の飲み会では
ビール飲んで焼酎のんで
調子こいてワインまで飲んでしまったのです。

宿泊先のホテルの部屋に帰った瞬間
ベッドに倒れ込んで眠ってしまいました。当然メイクもしたまま。
気がついたらチェックアウトの時間まぎわでした。
しかし

頭いたい~!
体うごかせない~!
起きられない~!
でも延滞料とられるのやだ~!

普段は出せないような気力をふりしぼって起き上がり
(この気力を仕事に生かしてくれればいいのにねえ)
やっとメイクを落としてスッピンのままチェックアウト。
まったく、スッピンで外歩くなんて
つわりでヘロヘロだった妊婦時代以来だわよ。

この失敗から
「なんとか酔わない方法はないものか」と
日々考えていたのですが
ある日サークルKで
「酒豪伝説」なるものを発見。



あ、なんか聞いたことあるようなないような…。
職業柄、酔わないサプリがあることはうっすら記憶していたので
これだったかな~、まあ試しに飲んでみようと購入。200円くらいだったです。

2回目の飲み会の時、これを飲んでいきました。
ワインだのカクテルだの、
甘い割に度数が高いくせ者ばかり5時間近く飲みましたが

酔わない。

まじか!?
全然、ですよ。この酒に弱い私が。
これには本当にびっくりしました。

3回目の時もこれを飲んでから
ビールのんで
焼酎ロックでおかわりして
ウイスキーのんで
7時間くらいしゃべってましたが

酔わない。

ちょっと~、これすごくないですか?
焼酎ったら度数25%、
ウイスキーったら40%はあるんですよ。
もう、自分は酒が強いと錯覚してしまいますよ、これじゃあ。


ゆうべ4回目の飲み会。

以前、仕事で食品展示会に行ったとき
「酒豪伝説」にそっくりな商品の見本をいただいたんです。
その見本がまだ手つかずのままあるのを思い出し
「せっかくもらったんだし、もったいないから飲んじゃおう。効果は一緒だよね」
と、それを飲んで飲み会に行ったんですが

乾杯してビールをコップ2杯のんだら

酔った。

なんで~?
なんで私がビールごとき(ビール会社の人ごめんなさい)で酔わなあかんのやぁ!

あのね、ビールってせいぜいアルコール5%前後なんですよ。
チューハイとかジュースみたいなカクテルなんかより低いんですよ。
だから宴会では最初に「とりあえずビール」なんですよ。
そのビールで、
しかもコップ2杯で酔うって

私は初めてコンパに行った学生かっつーの。

こりゃビール以外のものを飲むととんでもないことになりそうだと思い
終始ビールのみで過ごしました。
まったく、事前に飲んだ意味ねーじゃん。

あらためて「酒豪伝説」のすごさを実感しました。
やっぱこれでなきゃだめなんですよ。
まるで浮気した亭主が
「やっぱりおまえでなきゃダメなんだ」と
奥さんに言うシチュエーションですね。
ところで
男の人が浮気する時って
結婚指輪はずすんですかどうですか。

てなわけで
宣伝みたいになっちゃったけど
冒頭に書いたように
私は関係者でも何でもないんです。
ただびっくりしたので書いてみただけです。

うちでも仕入れられるかなあ。
ちょっと真剣に考えてみるわ。
ああ、もう、いまだに頭いたいし最悪。
ビールごときで…。


ボージョレ・ヌーボーを販売する立場から

2008-11-19 19:30:37 | 
私が仕事のことを書くのはヒジョーに珍しいのですが
せっかくボージョレ・ヌーボー解禁なので
売る立場からの視点で書いてみます。

今日は前日です。
ボージョレ・ヌーボーがうちの店に配送されてきましたよ。
「11月20日午前0時以前の販売禁止」
と書いたステッカーが箱にどーーんと貼られてます。
これはルールだから守らなくちゃいけないのよね。
なんぼお得意さんでも、ダメ。売らないですよん。

毎年「今年のヌーボーはできがいい」と報道されますが
こう毎年毎年同じこと言われると
ほんまかいな?と思ってしまいますね。
まあそのことはあとで書くとして。

ボージョレ・ヌーボー
大半の方は
スーパー・コンビニ・ディスカウントストアでお買い上げになるのではないでしょうか。

うちは酒屋なんですが
ボージョレ・ヌーボー置かない酒屋とても多いですね。
なんでか?そりゃ売れないからですわ。

ボージョレ・ヌーボーが一躍脚光を浴びたのは
1990年です。
この年のヌーボーはすごくおいしかったんです。
うちのような田舎の酒屋でも
何人ものお客さんが「おいしかったからまた買いに来たよ!」
とリピートされたくらいです。

メーカーは
前年の実績から判断して輸入量を決めていますから
この突然のバカ売れにうれしい悲鳴だったことでしょう。
しかしヌーボーはあらかじめ契約しておいた量しか入手できませんから
いくら追加注文があっても、なんともならなかったんですね。

その次の年は
各メーカーも前年よりはるかに大量のヌーボーを輸入。
各酒屋もたくさんのヌーボーを仕入れました。

ところが

全然うれましぇ~ん。
日本人が熱しやすく冷めやすいというのを実感した出来事でありました。
もうメーカーも問屋も酒屋も、不良在庫となったヌーボーの山を見て
「二度と仕入れんぞ」と思ったことでしょう。
まあバブル崩壊という背景もありましたしね。

うちなんか、次の年の年末に棚卸ししたら
まだ1箱ありましたよ。
すでにヌーボーの意味なしですがな。
どうやって処分したのか覚えてません。
つか、記憶に残したくなかったんでしょうね、あの悪夢は。

あの一件でボージョレ・ヌーボーを扱わなくなった酒屋は多いです。
その後、規制緩和でスーパーがワインを販売できるようになったこともあり
あちこちの酒屋は廃業したりコンビニに転換したりで
ますますヌーボーを扱う酒屋は減っていきました。

ヌーボーは新酒なんだから
早いうちに飲まなきゃ意味ないですしね。
寝かせて熟成するわけじゃないし。
ということは
早く売っちゃわないとだめなんですよ。
だから
ただでさえ顧客が減ってきている酒屋は
置きたくないんですよ、ヌーボー。
残っちゃったらどうしようもないもん。
だからみんなスーパーで買う。
この悪循環になってしまってます。

もちろんそんな酒屋ばかりじゃなくて
樽ごと直輸入して量り売りする店とか(いいなぁ~。いつかやってみたい)
店主がソムリエの資格とっちゃって、自らフランスへ行って買いつけてくる店とか(神ですね。パチパチ)
当たり前ですが「売れる店は売れる、売れない店は売れない」なんですわ。

うちの店は
おかげさまでボージョレ・ヌーボーだけは毎年早々に完売させていただいてます。
現在、予約で仕入れの半分以上いきました。

ありがとうございま~す!

去年のヌーボーはユーロ高のせいで
どこも価格跳ね上がりました。
あの1991年の悪夢再びか、と危惧したものの
消費者も、流行としてでなく
新鮮でおいしいとか、秋の風物詩といった感じでとらえてくださるようになったんで
販売数に変動なしで安堵したものです。

ああ、それで
最初に書いたんですが
毎年「今年は出来がいい」と繰り返されてるのはホンマか?について。

これ、あながちウソではないんですよ。
というのはですね

ブドウって、秋に収穫するんですが
その前の、夏の気温が高かったり
日照時間が多かったり(要するに、雨の日が少ないってことね)すると
糖度が増すらしいんです。

「らしい」とあやふやな書き方をするのは
私がブドウを栽培したことがないからですよ。

ここんとこ地球温暖化で
フランスも例外ではなく
夏はむちゃくちゃ暑いそうです。
去年だっけ。ヨーロッパを異常熱波が襲って
気温50度とかになってたの。
多治見の46度がひれ伏すくらいのトンデモ温度じゃないすか。
しかしブドウの出来はすごくよかったんですよ。

だから
ここんとこずっと
「出来はいい」はずなんです。
でも
「今年は100年に一度の出来」っていうフレーズを
何度も聞いたことがあるのも事実です。
私まだ半世紀も生きてないんですが…。

まあ
「100年に一度」と表現されるくらい素晴らしいのが
頻繁に訪れてくるくらいブドウの出来がよくなってきてるんだと
好意的に解釈してください。

私は売る立場なんで
「何回100年に一度が来てるんじゃボケ~~~!」
とは言えませんので。

いよいよ解禁です。
いつもはヌーボーを飲まない方も
今年は売り場であれこれ選んでみたらいかがでしょうか。

お店の人、喜びますよ~。
早く売っちゃいたいんだもん