ROCK & CINEMA DAYS

映画とROCKと猫が大好きです

これ誰だかわかりますか?22年前の本から。

2010-10-29 23:57:00 | テレビ・ラジオ
私の本棚にあった22年前の本。
ぱらぱらとめくっていたら、この写真を発見。
誰だかわかりますか?



80年代アイドル?
今も活躍してる人?
誰だろう…あれ?よく見ると面影が。


ひょっとして…。


そうです。
なんと


久本雅美


マチャミであります。


22年前だから30歳かな。
それにしちゃ若くてかわいいじゃないですか。
「デビューしたてのアイドル」って紹介されても通じちゃうと思います。


今よりかなりふっくらしてますね。
まあ、今が細すぎなんですけど。
この頃でも「細いなあ」と思いましたもん。
マチャミがこれだけかわいかったら
妹の久本朋子なんか、超かわいかっただろうなと想像できます。


この写真が掲載されてた本は
宝島社の「VOW MEGA-MIX!!?」。
「VOW」とは、雑誌「宝島」の中の1コーナーで
「VOICE OF WONDERLAND」の略。
巷にある変なもの・面白いものを読者から募集して
その投稿に編集者がコメントをつけるという
いわゆる「ナニコレ珍八景」とかの元祖ですね。


その「VOW」のコーナーと
有名・無名の方々のインタビューで構成されたのが
「VOW MEGA-MIX!!?」。



表紙は野沢直子ですよ。
この頃は野沢全盛期。
「笑っていいとも」「クイズ世界はSHOW by ショーバイ!」←逸見さんなつかしい…
などたくさんのバラエティ番組のレギュラーでした。
土曜の深夜にやってた伝説の番組「夢で会えたら」が好きだったなあ。
ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、清水ミチコ、野沢直子という
今では考えられないコアな組み合わせ。
全員20代で、はっちゃけてましたねえ。


はっちゃけてたと言えば
この時の久本雅美のインタビューも
若さ全開で、はっちゃけてました。


引っ越したという話で
「それがよ!6畳と4畳半と3畳キッチンでね、オフロトイレ別々の7万5千円!いいでしょ!」
「それで出かける時、玄関のカギしめてふっと左を見ると、高層ビルよ!西新宿の」


もう都会で働く女?と訊かれて
「そー。そいで完全に天狗になっちゃって、机と整理ダンス買っちゃった!
みんなにバカだといわれたんだけど、なあに見ていなさい、一生もんだって!」


今ドラマ出てるんでしょう?との問いには
「あ、ドラマ?まあ女優かましてるって言うんですか」
「NHKっておもしろいところだよ。食堂なんかさ、日光江戸村よ!」


「森川由加里に似てるって言われるんだ最近。
田舎行った時なんて、キョンキョンって言われたもん。
ケーブルカー乗ってて、おっ小泉今日子だとかヒソヒソ言われてんのぉ(ニヘラ)」


若い!若いなあ久本雅美。
劇団員だから貧乏だと思われて…なんて発言もあったりして
今の仕事っぷり稼ぎっぷりは考えられないですが
あの久本雅美にもこういう下積み時代があったんですね。
机と整理ダンス買うのが「天狗になっちゃって」なんですもん。
泣ける話ではないですか…いや、私は泣かんけどさ。


森川由加里に似てたのは頷けますね。
キョンキョンは…うーん…まあ…実物は似てるのかな…。


実は私が久本雅美を初めて知ったのが、この本だったんです。
写真を見て「アイドル歌手?」と思ったんですが
記事を読んで「えっ、WAHAHAの人なの!」とびっくり。
しかもアイドルみたいなルックスとは裏腹なトーク。
このギャップで、まだ無名だった彼女のことをしっかり覚えてしまいました。


このあと、野沢直子が突然芸能界から姿を消し
キャラ的に似ていた久本雅美がそのポジションに入った、という印象。
野沢直子は毒舌キャラでしたが、久本雅美は自虐キャラ。
毒を吐かないところがお茶の間に広く受け入れられたのかな、と
一視聴者として感じています。
私は2人とも好きですけどね。


ところでこの「VOW MEGA-MIX!!?」。
当時は爆笑したネタでも
今読んでみると、「……」となってしまうのがほとんどで
22年の月日を感じてしまいます。


その中で
「高校の配布物」の投稿をご紹介します。
服装などから見た不良化のきざし、です。
拡大していただくとよく見えます。




「ドライヤーで自然に後ろへ流す」「ストレートパーマ」って
別にいいじゃない…。
このスカート丈…つぶしたカバン…。
いま高校生の次男が横で読んで爆笑してます。






ネットラジオへ移行してみた

2010-10-14 19:32:00 | テレビ・ラジオ
9月30日に、洋楽を思いきり流してくれていた名古屋のFM
RADIO-i が閉局して以来
家の中でも車の中でも「静かなる生活」。
10年間の習慣がぷっつりと消えてしまい
文字通り「RADIO-i 難民」生活になってしまいました。


他のFMを聴こうとしても
なぜか私の家は

民放FMが受信できない のです。

隣の市のコミュニティFMすら受信できません。隣なのに。


だったらNHK-FMを聴けば?ということになるのですが
NHKは、ほら、「皆様のNHK」ですから
老若男女、世代を問わずに聴いて頂ける、をモットーにされてるじゃないですか。
だから、要するに
私の好きな洋楽、特に激しい系が
あんまりかからないんですよ。
これはNHKの性質上、仕方のないことなんですね。


テレビのアナログアンテナにラジオのアンテナを接続すると
FMが受信できるそうなんですが
まあ、そこまでするのもめんどくさいし
テレビはデジタルに移行するしで
もうFMはあきらめました。



この機会に、ネットラジオへ移行することにしました。


このサイトは、世界中の音楽ラジオが選べるんですよ。
もとRADIO-i のDJだったこころちゃんが、ブログで紹介されてました。
選択肢が多すぎて迷ってしまいますが
てっとり早くお目当てのジャンルを探したい方は
画面左側の国名が並んだところから


「Broadband Radio」


という箇所をクリックしてください。
そうすると、70年代とかヒップホップとかダンスミュージックとか
ジャンル別に選べますので
聴きたいジャンルをクリック。


そしたら、希望のジャンルをオンエアしている局名が
国名問わずズラ~っと出てきます。
この中で、どれがお好みか探し出してください。
お宝探しみたいで楽しいですよ。


そんな中で、私がブックマークに追加した局は ここ!
ドイツのロック専門ラジオです。
ドイツと言っても、流している曲は、アメリカ・イギリスのヒット曲ばかり。





私の大好きな、70年代~現代のロックが
ノンストップで流れてます。
しかもオンエア中の曲名が表示されて
バンドの画像まで出してくれるという親切さ。
ちなみに↑は、コールドプレイです。



さらにここは
画面左側にチャンネルが4つあって
どのチャンネルで何の曲がオンエアされてるか
一目でわかるようになってるんですよ。






なんと便利なサイトでありましょうか。
だけどPCの前に座ってると
目移り(耳移り?)してしまって困りそう。
離れて聴いてたほうがいいみたいです。




朝、いつもキッチンのラジオから
RADIO-i の洋楽を流していた10年間。
閉局以来、し~んとした朝を迎えていました。
しかし、このサイトを知って
PCとキッチンのラジオを
AVケーブルで繋ぎました。





サブで使用しているPCです。
既製品ではなく自作なのでデカイですね。
容量もむちゃデカイですよ。
何テラだったっけ?
メインで使っているPCは富士通の既製品です。
サブの反対側に置いてるんですが
メインの方が容量小さいって…なんじゃそりゃ(笑)。
このサブPCにケーブルをつけました。
キッチンはこの部屋の隣です。





キッチンに置いているラジオにケーブルをつなぎました、の画像。
これで朝からロック三昧。
にぎやかな朝が戻ってきたのだっ。
ディープパープルやニルヴァーナ聴きながら
息子のお弁当づくり。




携帯オーディオも便利だけど
何の曲が流れるのかわかってしまうので
やっぱりラジオがいいんですよね。
突然好きな曲が流れたり
知らない曲が流れて「これいい!何て曲だろう?」と
発見できる楽しみがあって。


RADIO-i 閉局のショックから
だんだん立ち直りつつあります。


ただ、朝起きて
いちいちPC立ち上げるまで音楽聴けないのが
唯一の欠点かな。


こころちゃん、すてきなサイト
教えてくれてありがとう。

史上初。放送停波の瞬間。

2010-10-04 09:27:00 | テレビ・ラジオ
以前からブログに書いていたラジオ局
RADIO-i ・愛知国際放送が
9月30日で閉局してしまいました。


最終日となるこの日は
午前7時から深夜0時までの17時間
レギュラーDJたちが1時間づつ交代で登場。
リスナーからのメッセージとリクエストを流し続けました。


そのスタジオ風景は
ライブカメラでネット配信され
普段見ることのなかったDJたちの様子や
スタジオの雰囲気を
ナマで知ることができました。


私も2台のPCを立ち上げ
1台はライブ映像専用にして
もう1台ではツイッターでのDJやスタッフ、リスナーのつぶやきをみるという
贅沢な?使い方をしていました。
さらにラジオをMD録音していたので
1日中仕事になりませんでした。
まさにRADIO-i デーでした。


なんといってもうれしかったのは
一番最初に流れたリクエスト曲とメッセージが

私のだった

んですよ。


大好きなDJ、クリス・グレンさんに読んでいただいて、もうびっくり。
イントロ流れた瞬間に
「やったー!かかった!記念すべき最初の曲になったぜ!」
と思ったら、私の名前とメッセージが読まれて、うれしさ倍増。
クリスさん、佐野瑛厘さん、ありがとう。


ちなみにリクエスト曲は
クイーン「RADIO GA GA」でした。
ご存知の方も多いと思いますが
この曲は、
今の若い奴らはラジオなんか聴かないけれど
ラジオは僕らの友達だった。
君を愛してる人はたくさんいるんだよ、という
ラジオ賛歌であり、ヴィジュアル重視のMTVを批判した歌でもあります。
歌詞の意味は↓をご覧ください。
http://rock.lovesick.jp/english/queen.html


17時間の放送中に、リスナーからのリクエストを
メールとファックスで受け付けてましたが
スタジオ映像を見ると、そりゃもうすごい紙の山!
曲をオンエアしている間に
次々とスタッフがDJへメッセージの束を渡しにやってきます。


そのメッセージの束に目を通しながら
ペンを持ってチェックしていくDJ。
流れている曲が終わると
すぐさまマイクに向かってしゃべり出します。
こりゃ大変だなあ。


どのDJも
ひとりでも多くの名前を読んで
1曲でも多くの曲をオンエアするぞー!という意気込みでしゃべり続けていて
リスナーとしては、これ以上ない感動です。


「昼間からメタリカをかけてくれてたのは、RADIO-i だけです」
「他の局はDJのトークがうるさいし、やたらCMが多い。RADIO-i は全く違ってました」
「明日から何聴けばいいんですか~」
リスナーたちの閉局を惜しむ声・声・声。
メッセージを読むDJの表情も、泣き笑いです。


クリス・グレンさんが
「大人のための放送局がなくなる」とおっしゃってました。
RADIO-i は、コミュニティFMを除けば
テレビ・ラジオを含めて
日本初の閉局となった放送局です。


放送免許を返上するということがどういうことなのか
考えれば考えるほど悲くなります。


そしてラストの1時間。
夜11時からは、開局と同時にRADIO-i のDJとなったRADIO-i の顔
デビッド・ヤナセが中心となって
この日出演したすべてのDJがトークに加わりました。


みんなとびきりの笑顔で
DJらしく流れるようなおしゃべりで
にぎやかな最後のトークショー。


そして
停波前の最後のオンエア曲は
アバ「THANK YOU FOR THE MUSIC」。


かけたくない曲はかけない。
自分が好きで
リスナーが聴きたい、聴かせたい曲をかけることにこだわったRADIO-i。
本当に音楽を愛する人たちの放送局でした。


曲が終わると
午前0時。
RADIO-i  閉局。


停波の時に流れたジングル(放送終了時に流れるあいさつ)が
YouTube にUPされてました。
もちろん停波のジングルも史上初です。
これが流れた瞬間に立ち会えたことを
私は忘れないでしょう。


最後のジングルです。
読み上げているのは
RADIO-i のサムライ、伊藤放送部長さん。
本当にありがとうございました、のあとの
無音が切なすぎますね…  

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停波後のスタジオの様子が
クリス・グレンさんのブログに載ってます。
http://ameblo.jp/chrisglenn/entry-10664612597.html#main


ありがとうRADIO-i。
ただいま私はRADIO-i 難民です。