愛知国際放送 RADIO-iは
2010年9月30日木曜日、深夜0時をもって、
放送サービスおよびホームページを終了させていただきます。
ながらくのご声援ありがとうございました。
(RADIO-i ホームページより)
2000年に開局した名古屋のFM局、RADIO-i 。
ちょうど10周年の今年、閉局となってしまいました。
コミュニティFM以外の地上波放送局で放送終了を決定した放送局は
テレビ・ラジオ含めて初めてだそうです。
私の住んでいる家は
FMがまったく受信できませんでした。
地形的なものや近隣の建物の影響もあるらしいですが
大阪で複数のFM放送を聴いて育った私にとっては
FMが聴けない=洋楽が聴けないということであり
大変ショックを受けたものでした。
当時はネットも普及していませんでしたから。
10年以上たった時
偶然入れたラジオのスイッチ。
スピーカーからクリアな音で洋楽が流れてきました。
「え!FMが入ってる!」
それが開局間もないRADIO-i でした。
おそらく新聞などで開局のニュースが報道されてたんでしょうけど
FMがまったく受信できない家に住んでいる私には関係のない話だと思って無視してたんでしょうね。
全然知りませんでした。
驚きと喜びで聴いていると
DJが英語でしゃべっています。
途中で入るニュースも英語。
流れる音楽は、最新のヒット曲から70年代・80年代の懐かしいロックまで
洋楽オンリー。
わっ、まるでFEN(現AFN)みたい!
こんな局ができたんだ!
しかもきれいに入るし!
送信局が比較的近場の山頂だったため
私の家でも受信できたんです。
FMが入ったことと、それが洋楽オンリーの私好みだったこともあり
うれしくなった私は
それから毎日RADIO-i を聴くようになりました。
朝起きると、まずラジオのスイッチを入れるのがここ10年の習慣でした。
テレビと違って画面を見ながら動きが止まる、ということもないので
子供たちの朝の行動もスピーディに。
新旧とりまぜたポップスやロックが途切れることなく流れ
騒がしくなく控えめなDJの曲紹介と情報。
こんな素敵なラジオ局は初めてでした。
だいたい朝の6時から
ローリングストーンズの「Jumpin' Jack Flash」や
ステッペンウルフの「Born To Be Wild」を流してくれる放送局が
あるでしょうか?
DJはすべてバイリンガルもしくはネイティブスピーカー。
東海地区に住んでいる外国人の方々にも楽しんでもらえるようにと
英語と日本語の両方で解説やニュース・交通情報を知らせてくれます。
好きなDJや番組はたくさんあって
なくなった番組、去っていったDJもたくさんいました。
中でも私の好きなDJは
クリス・グレン!
オーストラリア出身で、テレビやCMのナレーションでも活躍中の素敵な方です。
ツイッターでもフォローさせてもらってます。
声がむっちゃ渋いんですよ。
しかも日本語めちゃめちゃ上手い。
甲冑マニアでもあり、自分で作られるらしいですよ。甲冑。
去年までクリスがやってた午後の番組「PM-i 」の中で
「Today's Showtime」という5分ぐらいのコントのコーナーがありまして
クリスと男性(鉄崎幹人?)や女性がコントやってたんですが
これが面白くってねえ。
女性なんかタカビーな物言いでさらっと下ネタ言うし
毎日楽しみにしてました。
おととしの1月1日だったか
RADIO-i が1日まるまるクリスのコントを流し続けてたことがありまして
その時、長男と車に乗りながら聴いてたんですが
「RADIO-i って思い切ったことやるねえ」と
話してたことを覚えています。
あと、ココロちゃん!
関西出身だけど関西弁が全然出ない、きれいな声のDJです。
ココロちゃんはとにかくしゃべるのが上手。さすがプロ。
絶対に噛まないし
リスナーを必ずたてる。
リスナーからのメッセージに対し、けなすことは一切しない。
しゃべりの間の取り方もバツグン。
しかも英語ペラペラだしなあ。
他のDJたちともフレンドリーにしゃべってるし。
あの軽快なおしゃべりが聴けなくなるのはとても寂しいです。
今年から番組が大改編されて
MONORALのベーシスト、アリ・モリズミが金曜の午後
「PREMIUM FRIDAY」という5時間番組を担当。
彼は若いけれど、昔のロックにとても詳しいです。
毎週ビッグアーティストの特集をしていて
この間は後期ビートルズの特集だったんですが
なんと「Long Long Long」がかかったんですよ!
今までビートルズ特集でこの曲をオンエアした番組があるでしょうか。
このツウな選曲。
運転中だったんですが、「おおーっ!」と唸ってしまいました。
アリくん、素晴らしい!
しかも先週のストーンズ特集の時は私のメールを読んでくれたし
おまけに「YUKAさん、ありがとうございます」と言ってくれたし
今週で終わるのが悲しすぎます。
軽やかなお姉さまトークの佐野瑛厘さん
日本人だと信じて疑わなかったルーシー・ケント
そして土曜の夜は岡村有里子さんの「TRAVELLIN' ROCK」。
長男が高校生の頃
土曜の夜8時になると
「『めちゃイケ』観るからラジオ切ってくれん?」と言うのに対し
「何ゆーとんの。土曜の夜はTRAVELLIN' ROCKを聴くとわが家では決まっとる」
と言い返していました。
70年代から80年代のロックを
歴史の授業のように聴かせてくれたTRAVELLIN' ROCK。
長男が受験生の時は
塾へ迎えに行く道のりのBGMでした。
今年は10周年記念の特番が組まれて
4月には佐野瑛厘さんが「R35電リク」という
35歳以上限定の電話リクエスト番組をされてました。
私もリクエストしてかけてもらえました!
(ちなみにモンキーズの「すてきなバレリ」ですよん。知ってますか?)
その番組でリクエストがかかったリスナーには
ステッカーとボールペンがもらえました。
↑これがそのステッカーです。
今となっては、もったいなくて貼れません…。
今年の6月に
突然閉局のニュースが流れ
(DJたちも知らされてなかったそうですね)
ツイッターでも驚きと落胆の声が次々とアップされました。
ニュースが流れた次の日
午後の番組「MUSIC SURF」で
DJのデヴィッド・ヤナセが
リスナーからの驚きのメールを読み上げ
気丈に振る舞っていましたが
泣いているように聞こえたのは私だけでしょうか。
伝説のDJ
カマサミ・コングを今年から起用しても
放送中止は免れなかったんですね。
残念という以外に言葉が見つかりません。
10周年おめでとう&さよならRADIO-i。
しかし
今月になってから毎日流れている
「RADIO-i 。9月30日の放送終了まであと○○日」ってカウントダウン。
むちゃ悲しくなるんですけど。
できればやめていただきたい。
最後に
タイムテーブルの画像を載せて終わりたいと思います。
どーもどーもどーも!
2010年9月30日木曜日、深夜0時をもって、
放送サービスおよびホームページを終了させていただきます。
ながらくのご声援ありがとうございました。
(RADIO-i ホームページより)
2000年に開局した名古屋のFM局、RADIO-i 。
ちょうど10周年の今年、閉局となってしまいました。
コミュニティFM以外の地上波放送局で放送終了を決定した放送局は
テレビ・ラジオ含めて初めてだそうです。
私の住んでいる家は
FMがまったく受信できませんでした。
地形的なものや近隣の建物の影響もあるらしいですが
大阪で複数のFM放送を聴いて育った私にとっては
FMが聴けない=洋楽が聴けないということであり
大変ショックを受けたものでした。
当時はネットも普及していませんでしたから。
10年以上たった時
偶然入れたラジオのスイッチ。
スピーカーからクリアな音で洋楽が流れてきました。
「え!FMが入ってる!」
それが開局間もないRADIO-i でした。
おそらく新聞などで開局のニュースが報道されてたんでしょうけど
FMがまったく受信できない家に住んでいる私には関係のない話だと思って無視してたんでしょうね。
全然知りませんでした。
驚きと喜びで聴いていると
DJが英語でしゃべっています。
途中で入るニュースも英語。
流れる音楽は、最新のヒット曲から70年代・80年代の懐かしいロックまで
洋楽オンリー。
わっ、まるでFEN(現AFN)みたい!
こんな局ができたんだ!
しかもきれいに入るし!
送信局が比較的近場の山頂だったため
私の家でも受信できたんです。
FMが入ったことと、それが洋楽オンリーの私好みだったこともあり
うれしくなった私は
それから毎日RADIO-i を聴くようになりました。
朝起きると、まずラジオのスイッチを入れるのがここ10年の習慣でした。
テレビと違って画面を見ながら動きが止まる、ということもないので
子供たちの朝の行動もスピーディに。
新旧とりまぜたポップスやロックが途切れることなく流れ
騒がしくなく控えめなDJの曲紹介と情報。
こんな素敵なラジオ局は初めてでした。
だいたい朝の6時から
ローリングストーンズの「Jumpin' Jack Flash」や
ステッペンウルフの「Born To Be Wild」を流してくれる放送局が
あるでしょうか?
DJはすべてバイリンガルもしくはネイティブスピーカー。
東海地区に住んでいる外国人の方々にも楽しんでもらえるようにと
英語と日本語の両方で解説やニュース・交通情報を知らせてくれます。
好きなDJや番組はたくさんあって
なくなった番組、去っていったDJもたくさんいました。
中でも私の好きなDJは
クリス・グレン!
オーストラリア出身で、テレビやCMのナレーションでも活躍中の素敵な方です。
ツイッターでもフォローさせてもらってます。
声がむっちゃ渋いんですよ。
しかも日本語めちゃめちゃ上手い。
甲冑マニアでもあり、自分で作られるらしいですよ。甲冑。
去年までクリスがやってた午後の番組「PM-i 」の中で
「Today's Showtime」という5分ぐらいのコントのコーナーがありまして
クリスと男性(鉄崎幹人?)や女性がコントやってたんですが
これが面白くってねえ。
女性なんかタカビーな物言いでさらっと下ネタ言うし
毎日楽しみにしてました。
おととしの1月1日だったか
RADIO-i が1日まるまるクリスのコントを流し続けてたことがありまして
その時、長男と車に乗りながら聴いてたんですが
「RADIO-i って思い切ったことやるねえ」と
話してたことを覚えています。
あと、ココロちゃん!
関西出身だけど関西弁が全然出ない、きれいな声のDJです。
ココロちゃんはとにかくしゃべるのが上手。さすがプロ。
絶対に噛まないし
リスナーを必ずたてる。
リスナーからのメッセージに対し、けなすことは一切しない。
しゃべりの間の取り方もバツグン。
しかも英語ペラペラだしなあ。
他のDJたちともフレンドリーにしゃべってるし。
あの軽快なおしゃべりが聴けなくなるのはとても寂しいです。
今年から番組が大改編されて
MONORALのベーシスト、アリ・モリズミが金曜の午後
「PREMIUM FRIDAY」という5時間番組を担当。
彼は若いけれど、昔のロックにとても詳しいです。
毎週ビッグアーティストの特集をしていて
この間は後期ビートルズの特集だったんですが
なんと「Long Long Long」がかかったんですよ!
今までビートルズ特集でこの曲をオンエアした番組があるでしょうか。
このツウな選曲。
運転中だったんですが、「おおーっ!」と唸ってしまいました。
アリくん、素晴らしい!
しかも先週のストーンズ特集の時は私のメールを読んでくれたし
おまけに「YUKAさん、ありがとうございます」と言ってくれたし
今週で終わるのが悲しすぎます。
軽やかなお姉さまトークの佐野瑛厘さん
日本人だと信じて疑わなかったルーシー・ケント
そして土曜の夜は岡村有里子さんの「TRAVELLIN' ROCK」。
長男が高校生の頃
土曜の夜8時になると
「『めちゃイケ』観るからラジオ切ってくれん?」と言うのに対し
「何ゆーとんの。土曜の夜はTRAVELLIN' ROCKを聴くとわが家では決まっとる」
と言い返していました。
70年代から80年代のロックを
歴史の授業のように聴かせてくれたTRAVELLIN' ROCK。
長男が受験生の時は
塾へ迎えに行く道のりのBGMでした。
今年は10周年記念の特番が組まれて
4月には佐野瑛厘さんが「R35電リク」という
35歳以上限定の電話リクエスト番組をされてました。
私もリクエストしてかけてもらえました!
(ちなみにモンキーズの「すてきなバレリ」ですよん。知ってますか?)
その番組でリクエストがかかったリスナーには
ステッカーとボールペンがもらえました。
↑これがそのステッカーです。
今となっては、もったいなくて貼れません…。
今年の6月に
突然閉局のニュースが流れ
(DJたちも知らされてなかったそうですね)
ツイッターでも驚きと落胆の声が次々とアップされました。
ニュースが流れた次の日
午後の番組「MUSIC SURF」で
DJのデヴィッド・ヤナセが
リスナーからの驚きのメールを読み上げ
気丈に振る舞っていましたが
泣いているように聞こえたのは私だけでしょうか。
伝説のDJ
カマサミ・コングを今年から起用しても
放送中止は免れなかったんですね。
残念という以外に言葉が見つかりません。
10周年おめでとう&さよならRADIO-i。
しかし
今月になってから毎日流れている
「RADIO-i 。9月30日の放送終了まであと○○日」ってカウントダウン。
むちゃ悲しくなるんですけど。
できればやめていただきたい。
最後に
タイムテーブルの画像を載せて終わりたいと思います。
どーもどーもどーも!