ROCK & CINEMA DAYS

映画とROCKと猫が大好きです

センター試験で891点って、もうね…

2009-01-26 13:18:28 | 受験
去年、大学に入学した長男と同じ高校だった同学年の人が
一浪して今年もセンター試験に挑まれたのですが。

891点。

は?

なに?

センター試験って900点満点でしょう。
それで891点て。

9点失点しただけって。
要するに
得点率99%ってことだわね。


!!!!! ウヒャ━━━━━━ヽ(゚Д゚)ノ━━━━━━ !!!!!


そんな人ほんとにいるんだー!

彼の志望大学は
もちろん、と言うか
当然、と言うか
東京大学。

ただ東大は
2次試験で合否を判定するから
センターの結果は足切りに使うだけで
関係ないらしいんですが

にしてもですよ、
3教科でそれぞれ1問づつ失点しただけで
あとの教科はすべて満点だったそうです。

どんだけ頭いいんですか。
でもこれだけの結果出せれば
浪人した甲斐があるってなもんじゃないですね。
お釣りがくるくらいです。

東大ってのは
こんな人たちの集団なんでしょうね。
すごすぎ。

過去のブログに
「京大芸人」の宇治原のことを書きましたが
彼もすごく頭いいですよね。
本の中のエピソードを読むと
常人とはまったく違う発想や理論を持っているので
東大や京大に入る人は
やっぱ生まれつき頭いいんだろうなと認識せざるを得ません。

そういえば
やはり長男と同じ学年で
去年、東大を15点差で不合格になった人がいました。
15点差って、簡単に言えば1問差なんですよ。

その人は
後期試験で一橋大学に合格されたそうです。
あのね、
後期で一橋に受かるって
前期で東大に受かるより難しいんですよ。

すごいなあ。

でも去年、一橋の新入生が
イッキ飲み強要で急性アルコール中毒になり
死亡したという事件がありました。

親御さんはどれだけ悲しかったかと思うと切ないですね。

去年はいろんな大学で大麻騒動があり
長男の通う大学からも逮捕者が出て
「あんたの学校は犯罪多すぎ」
と毒づいてしまいました。

せっかく大学に入っても
親を泣かせちゃだめだよねえ。
学費や仕送り出すのに
どんだけ苦労してるかわかんねーんだろうなあ。

はい。
私も30年前
わかってませんでした。

(ノ∀`)アチャー



日本史サスペンス劇場 「東大落城」をみた

2009-01-16 11:46:09 | テレビ・ラジオ
「もう、日本史になっちゃったんだなあ」と
感慨深くみてしまいました。
日本史サスペンス劇場 「東大落城」。

佐々淳行のこの原作は読んだことなかったんですが
鉄球で安田講堂をぶち壊す計画が却下され
後のあさま山荘事件でやっと使用できたエピソードは聞いたことがありました。
そして安田講堂への放水の映像は
当時小学生だった私にも衝撃的で、鮮烈に脳裏に残っています。

団塊の世代よりひとまわり下だった私は
学生運動のこともイマイチ理解していません。
東大紛争とは何だったのか。
高校生の息子と一緒にじっくりと拝見させていただきました。

編集、上手でしたね。
実際のフィルムとドラマの映像とを
非常にうまくつなげてありました。
製作者たちの意気込みが伝わってきましたね。
今映っているのがドキュメンタリーなのかフィクションなのか?
それがわからなくなるくらい、緻密でテンポも速く、飽きないドラマになっていました。

内容ですが
「学生はこんなに矛盾したことをしていたのか?」
が印象として残りました。

警察は、できるだけけが人を出さないようにと動いていたのに対し
学生の方は、機動隊員たちを殺す覚悟で立ち向かっていたようです。
頭上から灯油をぶちまけ、火炎瓶を投げつける。
屋上から瓦礫を投下する。
いくら重装備の機動隊とは言え
こんなことやられたら死んじゃうでしょう。

学生運動本来の目的は
弾圧反対・世界平和だったのでは。
東大紛争の発端は、医学部の制度問題からだったようですが
それでも暴力で解決できることではないはずです。

機動隊がジュラルミンで押さえつけてくるから
暴力で応戦するということでしょうか。

「けが人が出たから休戦」
これ、事実なんですか?
びっくりしました。

そりゃ、けがしたなら手当はしなきゃいけないし
あんな状況(催涙弾の水平撃ちとか)でのけがなら
重傷でしょうから
一刻も早く病院へ、と言うのはわかります。

でも「休戦」と言って救急隊員を入れるってね…。

鬼ごっこしてる最中の「タイム」じゃないんですから。

「休戦」とか言ってないで
降参するのはだめだったんですか。
重傷者を出してまで闘い続ける意義はあったんでしょうか。

逆に警察側に重傷者が出て
「ちょっと待って!救急車に乗せるから」
なんて言ったら
学生は休戦したのでしょうか。

もちろん、この話は
警察側の人間が書いたものなので
100%正しいと断定することはできません。
学生側からの手記が出れば
また違った真実が見えてくるでしょう。

学生たちをここまで闘争にかりたてたものはなんだったのか。

「官僚たちのエゴがこんな世の中にしてしまった!私は断固学生たちを支持する!」
と叫んでいた老人。
これも実際の話だとしたら
世間は学生たちに同調していたとも思えます。

このころ
日本の大学進学率は10%
中卒や高卒の人が人口のほとんどを占めていたわけで
大学生は国民にとって「特別な人たち」だったのでしょう。
まして東大生ともなれば。

当時の大人たちは、本当のところ
「闘う学生さん」を
どんな思いで見ていたのでしょうね。

息子が
「もしこの時代に大学生だったら、学生運動やってたと思う?」
と尋ねてきました。

私は答えました。
「さあねぇ。そこんとこは『空気読め』って感じでまわりに流されてたんじゃないかな」

日和見主義ですね。
当時なら一番糾弾される側だったでしょう。



「京大芸人」を読んだ

2009-01-08 15:52:39 | 


ネットで読者レビューをみたら評判がよさそうなので
立ち読みしてみるかーと思い、行く先々の書店で探したんですが
どこも置いてなかったんですよ。
売れてるんじゃなかったのか?
単にここが田舎だから?

たまたまアマゾンのギフト券を持ってたんで
購入しようとしましたが
この本、1470円ってスゲー半端な価格ですね。
アマゾンは1500円以上なら送料無料なので
たかだか30円足りないだけで送料払うのもアホらしいと思い
他の本も一緒に購入しました。

抱き合わせたのは
島崎藤村の「破戒」のマンガ版です。
あらすじだけは知ってたんだけど
これは感動するわ。
なんかビクトル・ユーゴーの「レ・ミゼラブル」を思い出してしまいました。

高校の倫社の宿題で
何冊かの本の中から一冊選択して感想文を書かされたことがあり
「破戒」もその中に入ってたんだけど
ええかっこしいの私は
ゲーテの「ドイツ古典哲学の本質」というわけわからん本をチョイスしてしまったんです。
「破戒」にしとけばよかった。ちぇっ。


「破戒」じゃなくて
「京大芸人」の話するんでしたね。

読んでみてまず思ったのは
宇治原ってほんとに頭いいんだな~ってことでした。
相方で同じ高校だった菅が
宇治原の受験勉強法を解説しているのですが
なんで高校生がここまで各教科の勉強方法を理解できてるんや~?と
感嘆せずにはいられません。

例えば

英・数・歴史は、問題は解かずにひたすら暗記。
例文や例題を丸暗記するのですね。
なんでかと言うと
これらの教科は
同じような問題しか出ないからなんですって。

丸暗記して、テストの時は
覚えた例文や公式の単語・数字を置き換えるだけで解ける(!)らしいです。

歴史も、ひとつの時代を覚えて問題を解いて、次の時代に行く…
というのは凡人のやり方。
宇治原は、まず古代から現代までぶっ通しで読んで、
また古代から現代までぶっ通しで読む、を繰り返します。
そうすると、時代の流れがどういうふうに変化していくのかがわかり
暗記しやすいそうです。

国語は、問題のパターンが多様すぎて予測不能だから
何もしない(!!)。
そのかわり、新聞を読むこと。
時事もわかるし、コラムを読むと小論文の勉強になるから。

( ゚д゚)ポカーン

何度も言いますが
高校生ですよ、これ言ったの。

なんかの番組で
宇治原は高校3年の時
京大模試で全国2位になったというのを聞いたことがあって
めっちゃ賢いやん、と思ったもんですが
いやはや、さすが神童と呼ばれただけのことはありますね。

この本の読者レビューに
「学生時代に読んでおけばよかった」という声が多いんですが
この勉強法、凡人にはあんま参考にならないんじゃないかと…。
相方の菅(大阪府立大中退)でさえ、実践できなかったんだし。
英・数・歴史を丸暗記するなんて、どんだけ海馬にキャパあるねん、つー話よ。
コラム読んだら小論文の勉強て…。
あると思います!なわけない。
  ↑
  最近エロ詩吟をよくテレビでみますね

ロザンがデビューした時は
「京大生・府大生の超高学歴漫才コンビ」
と話題になったのを覚えてます。
高学歴漫才の先駆けといえば
大阪外国語大学出身の女性コンビ「非常階段」も思い出されます。

コンビのひとりミヤコは若くしてお亡くなりになりましたが
シルクはピンで頑張ってて
オリックスの監督だったコリンズと交際中との話も出てます。
英語で会話してんだろうなあ。英語科出身だもんね。

とりあえず読みやすい本です。
芸人の本らしくあちこち笑える箇所もあり
でも1470円てちょっと高くないか?
素直な感想。

時代を感じさせた描写が
大学の合格発表の話。
今はパソコンやケータイで合否がわかりますが
彼らの時代は
電話のプッシュボタンで受験番号を入力して
合否を知るというものでした。

「アナタハオチマシタ」
という不合格のアナウンスに呆然となった菅が
受話器を持ったままになっていると
「アナタハオチマシタ アナタハオチマシタ」
とエンドレスで流れてくるくだりは笑いました。

私の時代は超アナログでしたから
大学まで行って合格発表を見ないと
合否がわかりませんでした。
考えたら
私は合格発表って見に行ったことないんですよ。
京都の大学ばかり受けたんで
わざわざ時間かけて行くのがめんどくさく(大阪に住んでたんですけど)
「合格してたら合格通知がくるし、いちいち見にいかんでもええわ」
とのんきにしてました。
実際、合格通知は、どこの大学からも合格発表当日に届いたんですよ。

…同志社よ、なぜ合格通知を送ってこなかった?
うちの息子には送ってきたくせに。
おかげで今では息子にバカにされる日々じゃないか。