先日の「アメトーク」は「ハードロック芸人」でした。面白かった~!
芸人さんにあんなにたくさんのハードロックファンがいたとは驚きでしたが
まさかのオジーオズボーンネタでの大盛り上がり!
何時間でもやってほしかったですね~。
細かく言うと、番組で紹介されてたのは
80年代のへヴィメタル中心でした。
私はその頃もう20代だったので、ロックを聴く旬を過ぎてたというか
(やっぱ旬は中高生の頃ですよね)
全てのバンドを聴いていたわけではなかったですが
それでもサンドイッチマン富澤さんの
「外食で注文した品がなかなか出てこないと『アクセル・ローズか!』と思う」とか
飛石連休藤井ペイジさんの
「すぐに解散する奴を『コージー・パウエルか!』と言う」発言には激ワラでした。
さすがうまいこと言うわ(笑)。
まあ、私も野球の強い高校「愛工大名電」の名を聞くたびに「アイアンメイデン」と脳内変
換してしまいます。
番組の中で、みなさんがハードロックにまつわる体験談をされているのを聞き
私もはるか昔のことを思い出しました。
それは高校時代。
キッスが初来日した時のことです。
当時は「クイーン・キッス・エアロスミス」が
日本ではロック御三家と言われて非常に人気があったんです。
「ロック第3世代」とも呼ばれてました。
じゃ第1・第2世代って何?となりますが
第1世代は、ビートルズやローリングストーンズあたりの時代のロック
第2世代は、70年前後のレッドツェッペリン・ディープパープル・ドアーズなどなど、第1
より進化したロック(ブリティッシュ系が多かった)
そして第3世代は、先述の3組に代表される、第2よりさらに若い世代(アメリカンロック
が多かった)のことだと記憶してます。
もっとも、この世代分けは日本で言われてただけだと思います。
当時この3組は日本で大人気でした。
クイーンはすでに「キラークイーン」の大ヒットで、その華麗なビジュアルと共に女子の間
ではキャーロジャー!キャーブライアン!でしたし
キッスはとにかくあのメイクのインパクトで目立ちまくってたし
エアロスミスは他の2組と比べたら派手ではないものの、正統派ハードロックバントとして
主に男子に支持されてました。
1977年は、エアロスミス初来日・キッス初来日・エリッククラプトンやランナウェイズなど
メジャーなバンドの来日ラッシュの年でした。
そして人気絶頂だったキッスの初来日公演に行きましたよ。
忘れもしません。大阪フェスティバルホールでした。
キッスのライブは最初の2日間が大阪の厚生年金会館。
そして少し間を置いてからフェスティバルホールでした。
だけどウィキペディアには
厚生年金会館ライブの記述はあるんですが
フェスティバルホールのことが載ってないんですよ。なんで?
これはその時のパンフレットなんですよ。
ちょっと表紙を開いてみますね。
この左側のページにズームインしてみましょう。
ほらー。ちゃんと載ってるでしょ。
今気づいたんですけど、東京で1日2回公演やってたんですね。
なんかすごいな。
ライブはほぼ真ん中の席で観られたんで大満足でした。
ジーンは火を噴いたり血を吐いたり大活躍(笑)で
エースは超能力でギター燃やすし(これは世界初公開のネタだったそう)
ポールは「フゥ~ッ!」て叫んで色気ふりまくし
ピーターはアンコールの「ベス」でシャイなふりして歌うし
音楽ライブというよりも、ショーって感じで面白かったです。
で、この時のライブなんですけど
「コールド・ジン」って曲があるんですよ。キッスの。
ライブでこの曲をやる前に、ポールが必ず前フリ入れるんですね。
「オーイェイ。今日もみんなノッてるよな。最高だぜ。
オレもヒートアップしすぎてノドがカラカラだぜぃっ。
さっきもバックステージで話してたんだ。こんな時、何が一番必要かって」
てな内容のセリフをもちろん英語でしゃべるんですが
この次に
「What's that???!!!!!!」
と観客に問うんです。
すると観客が「コールド・ジン!」と叫び
ポールが「I can't hear you!!!!」と挑発して
観客がさらに大きい声で「コールド・ジン!」と叫ぶと
曲が始まるという仕組み。
「チャ~、チャッチャチャチャチャチャチャ、Oh,yeah!!!!!」
う~ん、懐かしいイントロだ(涙)。
これをもちろん大阪のライブでもやったんですが
時は70年代。
現代のように英語の授業でリスニングがあったりネイティブの教師がいた時代ではありません。
当然、留学経験者や帰国子女の数も今と比べものになりません。
そうです。
観客たちはポールの英語が理解できなかったのでアルヨ。
「What's that?!」
観客のレスポンスを期待したであろうポールの意に反し
場内は「ざわ…ざわ…ざわ…」。
予想外の展開に驚くポール。
「What's that?!」
もう一度問うポール。
しかし場内は「え…何……何…」。
私と言えば
「このフレーズは聞いたことある…えーと…
あ、そうや!キッスアライヴでコールド・ジンの前にしゃべってたセリフ!
バックステージがどうとかこうとかゆーとった!」
と思いつきながらも何も言えませんでした。日本人だねえ。
まあ、あれだけの人数がいたんですから
英語を理解して「コールド・ジン!」と答えた人もいたんでしょうが
ざわめきに消されちゃったんでしょうね。
あせったポールは
グラスでジンを飲むジェスチャーを擬音つきでやってくれたんですが
それでも「ざわわわ…」。
このままだと進まないと思ったであろうポール、
結局自分で「コールド・ジン!」と叫んで演奏し始めました。
ほんとすまんかったよポール。
後日、テレビで武道館ライブがオンエアされました。
大阪での失敗を教訓にしたのか
「コールド・ジン」の時は観客に問いかけることなく演奏してました。
んでもかすかに期待してたのか
前フリの「What's that?」から「コールド・ジン!」と叫ぶ間
0.3秒ほど待ってたようでした(笑)。
その時のチケットの半券がこれです。
この頃はまだオンラインとか発達してなかったんで
こういうロゴの入ったチケットだったんですよね。
ちなみにエアロスミスの初来日にも行きました。
そのチケットの半券も持ってます。
その時の記事はこちら→http://star.ap.teacup.com/ladystardust/94.html
80年代以降はオンラインの普及で
プリンターからダダダと出てくるチケットになってしまいましたから
半券もいちいち保存しなくなりました。
あ、1枚だけなぜか残ってます。
なつかしいなあ。
フェスティバルホールに替わって、大阪城ホールが大阪で一番でかいホールになった頃で
すね。
もちろんドームはまだありませんでしたよ。
ローリングストーンズは永遠に来日しないと思われてた頃でもあります。
来てくれてありがとうストーンズ。</spanimg>
芸人さんにあんなにたくさんのハードロックファンがいたとは驚きでしたが
まさかのオジーオズボーンネタでの大盛り上がり!
何時間でもやってほしかったですね~。
細かく言うと、番組で紹介されてたのは
80年代のへヴィメタル中心でした。
私はその頃もう20代だったので、ロックを聴く旬を過ぎてたというか
(やっぱ旬は中高生の頃ですよね)
全てのバンドを聴いていたわけではなかったですが
それでもサンドイッチマン富澤さんの
「外食で注文した品がなかなか出てこないと『アクセル・ローズか!』と思う」とか
飛石連休藤井ペイジさんの
「すぐに解散する奴を『コージー・パウエルか!』と言う」発言には激ワラでした。
さすがうまいこと言うわ(笑)。
まあ、私も野球の強い高校「愛工大名電」の名を聞くたびに「アイアンメイデン」と脳内変
換してしまいます。
番組の中で、みなさんがハードロックにまつわる体験談をされているのを聞き
私もはるか昔のことを思い出しました。
それは高校時代。
キッスが初来日した時のことです。
当時は「クイーン・キッス・エアロスミス」が
日本ではロック御三家と言われて非常に人気があったんです。
「ロック第3世代」とも呼ばれてました。
じゃ第1・第2世代って何?となりますが
第1世代は、ビートルズやローリングストーンズあたりの時代のロック
第2世代は、70年前後のレッドツェッペリン・ディープパープル・ドアーズなどなど、第1
より進化したロック(ブリティッシュ系が多かった)
そして第3世代は、先述の3組に代表される、第2よりさらに若い世代(アメリカンロック
が多かった)のことだと記憶してます。
もっとも、この世代分けは日本で言われてただけだと思います。
当時この3組は日本で大人気でした。
クイーンはすでに「キラークイーン」の大ヒットで、その華麗なビジュアルと共に女子の間
ではキャーロジャー!キャーブライアン!でしたし
キッスはとにかくあのメイクのインパクトで目立ちまくってたし
エアロスミスは他の2組と比べたら派手ではないものの、正統派ハードロックバントとして
主に男子に支持されてました。
1977年は、エアロスミス初来日・キッス初来日・エリッククラプトンやランナウェイズなど
メジャーなバンドの来日ラッシュの年でした。
そして人気絶頂だったキッスの初来日公演に行きましたよ。
忘れもしません。大阪フェスティバルホールでした。
キッスのライブは最初の2日間が大阪の厚生年金会館。
そして少し間を置いてからフェスティバルホールでした。
だけどウィキペディアには
厚生年金会館ライブの記述はあるんですが
フェスティバルホールのことが載ってないんですよ。なんで?
これはその時のパンフレットなんですよ。
ちょっと表紙を開いてみますね。
この左側のページにズームインしてみましょう。
ほらー。ちゃんと載ってるでしょ。
今気づいたんですけど、東京で1日2回公演やってたんですね。
なんかすごいな。
ライブはほぼ真ん中の席で観られたんで大満足でした。
ジーンは火を噴いたり血を吐いたり大活躍(笑)で
エースは超能力でギター燃やすし(これは世界初公開のネタだったそう)
ポールは「フゥ~ッ!」て叫んで色気ふりまくし
ピーターはアンコールの「ベス」でシャイなふりして歌うし
音楽ライブというよりも、ショーって感じで面白かったです。
で、この時のライブなんですけど
「コールド・ジン」って曲があるんですよ。キッスの。
ライブでこの曲をやる前に、ポールが必ず前フリ入れるんですね。
「オーイェイ。今日もみんなノッてるよな。最高だぜ。
オレもヒートアップしすぎてノドがカラカラだぜぃっ。
さっきもバックステージで話してたんだ。こんな時、何が一番必要かって」
てな内容のセリフをもちろん英語でしゃべるんですが
この次に
「What's that???!!!!!!」
と観客に問うんです。
すると観客が「コールド・ジン!」と叫び
ポールが「I can't hear you!!!!」と挑発して
観客がさらに大きい声で「コールド・ジン!」と叫ぶと
曲が始まるという仕組み。
「チャ~、チャッチャチャチャチャチャチャ、Oh,yeah!!!!!」
う~ん、懐かしいイントロだ(涙)。
これをもちろん大阪のライブでもやったんですが
時は70年代。
現代のように英語の授業でリスニングがあったりネイティブの教師がいた時代ではありません。
当然、留学経験者や帰国子女の数も今と比べものになりません。
そうです。
観客たちはポールの英語が理解できなかったのでアルヨ。
「What's that?!」
観客のレスポンスを期待したであろうポールの意に反し
場内は「ざわ…ざわ…ざわ…」。
予想外の展開に驚くポール。
「What's that?!」
もう一度問うポール。
しかし場内は「え…何……何…」。
私と言えば
「このフレーズは聞いたことある…えーと…
あ、そうや!キッスアライヴでコールド・ジンの前にしゃべってたセリフ!
バックステージがどうとかこうとかゆーとった!」
と思いつきながらも何も言えませんでした。日本人だねえ。
まあ、あれだけの人数がいたんですから
英語を理解して「コールド・ジン!」と答えた人もいたんでしょうが
ざわめきに消されちゃったんでしょうね。
あせったポールは
グラスでジンを飲むジェスチャーを擬音つきでやってくれたんですが
それでも「ざわわわ…」。
このままだと進まないと思ったであろうポール、
結局自分で「コールド・ジン!」と叫んで演奏し始めました。
ほんとすまんかったよポール。
後日、テレビで武道館ライブがオンエアされました。
大阪での失敗を教訓にしたのか
「コールド・ジン」の時は観客に問いかけることなく演奏してました。
んでもかすかに期待してたのか
前フリの「What's that?」から「コールド・ジン!」と叫ぶ間
0.3秒ほど待ってたようでした(笑)。
その時のチケットの半券がこれです。
この頃はまだオンラインとか発達してなかったんで
こういうロゴの入ったチケットだったんですよね。
ちなみにエアロスミスの初来日にも行きました。
そのチケットの半券も持ってます。
その時の記事はこちら→http://star.ap.teacup.com/ladystardust/94.html
80年代以降はオンラインの普及で
プリンターからダダダと出てくるチケットになってしまいましたから
半券もいちいち保存しなくなりました。
あ、1枚だけなぜか残ってます。
なつかしいなあ。
フェスティバルホールに替わって、大阪城ホールが大阪で一番でかいホールになった頃で
すね。
もちろんドームはまだありませんでしたよ。
ローリングストーンズは永遠に来日しないと思われてた頃でもあります。
来てくれてありがとうストーンズ。</spanimg>