ROCK & CINEMA DAYS

映画とROCKと猫が大好きです

アルゼンチンのアニメ「Trapito」

2009-03-30 11:07:00 | アニメ
「動物農場」のブログにも書いたんですが
私はブタマニアなんです。
ブタのイラストとかアニメとか
大好きなんですよ。
ブタのグッズなんかもよく買います。

そんな私が YouTube で
ブタ検索(笑)した時みつけたアニメ

Trapito(トラピート)

1975年公開のアルゼンチンのアニメです。
日本では未公開だと思いますが。

アルゼンチンでは有名なアニメ映画らしいです。
全編スペイン語なので何言ってんのかわかりませんが
言葉はわかんなくても何となく話の筋はわかります。
アニメって偉大だなあ。

あらすじを大まかに言うと
トラピート(スペイン語で「かかし」の意)が
スズメと一緒に旅に出ます。
農場で農場主や親子のブタと出会い
トロッコに乗ってドタバタしながら町に行き
偶然レースで優勝します。
賞金を手にした一行は
レストランで食事をとりますが
海賊一味のカラスにお金をすべて盗まれてしまいます。

レストランの主人は
金を払うまで親ブタを人質として預かるが
指定した日までに払わなければ
親ブタを食材にしてしまうと言います。

トラピート・スズメ・子ブタ・農場主は
なんとかお金を稼ごうと仕事を探します。
鍛冶屋の仕事をみつけましたが
何かの手違いで
海賊船に捕らわれてしまいます。
親ブタの運命はいかに…!
はたして一行は指定した日までに救い出すことができるのか…?

…というストーリーです。たぶん。
この親子ブタがほんとにかわいいんですよ。
親ブタが人質になった時に子ブタが「マンマァ」と悲しく呼ぶんです。
親ブタも涙を流すんですね。
とてもせつないシーンです。

早くお金を稼がなきゃならないのに
海賊船に捕らえられてしまい
もう親ブタを助けられないと思った子ブタが
「マンマァ~!」
と叫ぶんです。
ここもかわいそうでねえ。

レストランで食事をしているシーンをUPしておきます。
おいしそうに食べている子ブタを見つめる親ブタの表情がいいんですよ。

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全編ご覧いただける方は
下記にリンクを貼っておきますのでどうぞ。
8編に分かれています。
       ↓
http://www.youtube.com/watch?v=Xg3VTtD8lmA
http://www.youtube.com/watch?v=XftIkic5ETk
http://www.youtube.com/watch?v=sHsiMG3vFBM
http://www.youtube.com/watch?v=RBU0h-S5UNw
http://www.youtube.com/watch?v=NGuCmOfgqtI
http://www.youtube.com/watch?v=J9XbA6URo0Y
http://www.youtube.com/watch?v=BzvmUTicAIw
http://www.youtube.com/watch?v=cckcEkAjhQo

スペイン語がわかる方は
詳細など教えていただけたらありがたいです。
ぜひぜひお願いします。

しかし
言葉が全然わかんなくても
国が違っていても
感動できるとは
アニメってすごいなあ。

音楽もだけど
文化は国境ないですよね。
つくづく感じます。



受験参考書の思い出・数学編

2009-03-06 20:22:34 | 受験
前回は英語の参考書の思い出を書きましたが
今日は数学について書いてみます。

私は文系だったこともあり
数学は得意ではありませんでした。
でも何故か好きな教科のひとつだったんです。
いわゆる「へたの横好き」と言うやつですね。

どんな教科でもそうでしょうが
特に数学と国語は
生まれ持った「センス」が物言うと思いませんか。

例えば数学は、答えはひとつだけです。
しかしその答えに至る方法は、何種類もあります。
数学のセンスのある人は、問題をざっと読んだだけで
答えを導くのに一番てっとり早いやり方がひらめくみたいですね。

私のようにセンスのない人は
「こう解くのかなぁ…あれ、違うみたい。じゃ、こっちかなぁ…。
 んーと、これでここの数字がわかったから、こっちに当てはめて…。
 あ~めんどくせ。もひとつ同じようにして数字だして、両方あわせて
 できた~!」

などと、計算用紙が真っ黒になるくらい計算しまくって答えを出すのですが
いわゆる数学人間と呼ばれる人の計算式をみたら
すっげえシンプル!美しい!
え?こんな単純な式で解けるの?と目からウロコです。
私のやりかたなんてまるで
最寄り駅から目的地へ行くのに
電車1本で済むところを
途中下車して地下鉄に乗り換えて
また途中からバスに乗り換えて
またまた元の路線の電車に乗るようなもんです。

こんな私が持ってた参考書は
今でも高校生のベストセラー「チャート式数学Ⅰ」。
当時は1種類しかなかったチャート式ですが
今は赤だの青だの黄だの
レベル別に色分けされています。
うちの息子の高校は、青チャートを授業に採用しています。

でもねえ
チャート式って、正直言って、私はダメでした。合わなかったよ。

数学できる人には、いいと思います。
だから参考書の定番になってるんだしね。
だけど、問題の解説が、なんか不親切な感じしたんですよ。

解き方の途中式が載ってるんですけど
その途中式の途中が(変な表現ですみません)
いきなり飛んじゃってたりするんです。

だから
「なんでこの式の次がこうなるの?え~、どうしてこの式から次はこんな数字が出るの?」
と、説明が書いてないので考えなければなりません。
う~ん、う~ん、と考えてる時間がかなりロス。
わかんないからちょっと休憩、と
寝転んだり音楽聴いたりコーヒー飲んだり
結局時間だけが過ぎてゆく。

しかも
チャート式って、独特のニオイがしませんか?
あのニオイがどうも苦手で、私の中では
「せっかく起こった勉強意欲を、わざわざ減退させてしまう参考書」と位置づけられています。
まあ、今もニオイがあるのかどうかは知りませんけど。

その他に使った参考書は「なべつぐのあすなろ数学」。
これ、絶版ですが、非常に人気のあった参考書です。
今でもオークションで高値で取り引きされてるみたいですよ。
著者の渡辺次男先生は「大学受験ラジオ講座」も担当されてました。
確かねえ、参考書が袋とじになってたんですよ。
ハサミで切り開いて問題やった記憶があります。
ユニークでしたね。
ラジオ講座でのおだやかな語り口も覚えています。

ですが

私、これも合いませんでした(泣)。

今では何故合わなかったのかすら覚えてません。
最初の方で投げ出してしまいました。
一体何が起こったのか謎のままです。

「なんだよ、結局数学の参考書が理解できなかったのか」
と思われるでしょうが
いえいえ
私が大好きだった参考書があります。
それは

矢野健太郎「基礎をかためる数学Ⅰ」「解法のテクニック数学Ⅰ」

なんですよ。
矢野先生は言わずとしれた有名な数学者で、数学の著書も多いですが
この本は、マジよかった!
とくに「基礎をかためる数学Ⅰ」は
私のような文系人間には、これ以上ないくらいわかりやすい参考書でした。
この参考書のおかげで数学嫌いにならずにすんだようなもんです。
「解法のテクニック」は
今も書店に並んでいますが
書名は同じでも、矢野先生でなく
ちがう人が書かれた本になっているので
内容も違うんだろうなと憶測しています。

定番のチャート式や
熱烈なファンがたくさんいる「あすなろ数学」も
合わなかった経験から
参考書や問題集というものは
評判がよくても自分に合うかどうかわからないのだという
当然と言っちゃ当然のことを
実感した高校時代でした。
だからアマゾンのレビューなんかも
まるっきり信じてしまうものではないということですね。

ところで
今はチャート式って中学生用もあるし
英語とかもあるんですね。
息子が中1の時、チャート式中1英語を買ってやったんですが
登場人物が何人かいて(犬もいた)
ちょっとマンガ仕立てになってたのにびっくりしました。
だってチャート式って
解説が不親切な「ついてこれる奴だけついてこい」のイメージだったんで
そのあまりにユルい設定とのギャップがさぁ。



受験参考書の思い出・英語編

2009-03-03 15:10:24 | 受験
国公立大学の前期入試も終わり
受験生は結果待ちで落ち着かない日々を過ごしているでしょうね。
うちは去年、息子ふたりがそれぞれ大学受験・高校受験の
いわゆる「ダブル受験」でした。
今年は落ち着いていますが
2年後はまたあの慌ただしい日々&カネのかかる日々がやってくるかと思うと
は~ぁ…とため息が出ますね。

私が受験生の頃は
「旺文社の大学受験ラジオ講座」という番組がありまして
放送時間が地域によって夜だったり早朝だったりしたのですが
大手の学習塾や予備校が少なかった時代
とてもありがたい番組でした。

オープニングで流れるブラームス作曲の「大学祝典序曲」は
今でもオヤジ世代をターゲットにした商品のCMに使用されたりします。
あの曲を聴くと
毎月テキストを買って
雑音の混じるラジオを聴いていた頃を思い出します。

私が一番よく聴いていたのは
「西尾孝の実戦英文法」でした。
この西尾先生は、とにかく元気がいいというか、テンション高いんですよ。
そしてテンポも速い。

「はいっ、答え合わせいきますよっ。
 1番の答えは『on』、2番は『over』、こんなの簡単だねっ。
 ポンポンっといきますよっ。次3番は」

ちょ、ちょっと待ってよセンセ。
私その簡単なやつ間違えたんですけど。
説明してくれないんすか~。
常識ですかそうですか。

という状況が多々ありました。
でも西尾先生の教え方は実に論理的で
簡潔に説明してくれるので
非常にわかりやすかったです。
ぬべ~とした話し方や
「えー」「あのー」としょっちゅう詰まる人だと
聴いてる方もいらいらしてきますし眠くなりますが
西尾先生はまったくムダのない話し方をされましたね。
あのテンションの高さが伝染して
自分がすごく英語のできる人みたいに錯覚したこともありました。

西尾先生の参考書「実戦英文法」も買いました。
これはよかったですよ。
英語の参考書はこれと
森一郎先生の「試験に出る英文法」を繰り返しやりました。

森一郎先生はご存じ
「試験に出る英単語」で時代の寵児となった方です。
今の学生さんには考えられない事でしょうが、この本がでるまで
入試に出る頻度の多い順に並べた英単語帳は
なかったんですよ。

それまでは
旺文社の「赤尾の豆単」と呼ばれる
「英語基本単語集」が受験生のバイブルでした。
AからZまでアルファベット順に単語が3800語並んでいて
当時の受験生はちゃんとAから覚えたんですよ。
確か最初の単語は「abandon」だったと思います。

私の時代はもう
「試験に出る英単語」が常識でした。
一般的には「でる単」と呼ばれていますが
私の周辺ではみんな「しけ単」と呼んでました。
ちなみに大阪です。
「しけ単」地域の方はいらっしゃいますか?

この「でる単」、
一番最初の単語は「intellect」でした。
そして一番最後が「chaos」(カオス)だったのですが…。

今でこそよく「カオス」なんて言葉聞きますが
当時は聞いたことありませんでした。
「カオス…what?」てな感じ。
で、訳をみると

「こんとん」

もちろん、「混沌」のことですよ。
でも「こんとん」の意味すらわからない当時の私。
英単語がわからなくて、その日本語訳もわからない。
なんとも情けない気分でした。

先に書いた森先生の「試験にでる英文法」も
入試の頻度が多い文法から始まりまして
最初は「不定詞」to からでした。

結局「試験に出る英文法」は
最初から最後までを3回繰り返してやり通しました。
もうね、ボロボロになってしまって
本を持ったら、表紙だけ残って、中身が全部バサ~~っとバラバラに落ちたくらい使い込みました。

私が大学に入ることができたのも
「実戦英文法」と「試験に出る英文法」のおかげです。

いまでもアマゾンで「試験に出る英文法」が購入できることを知り
長男が中学生の時買ってやったのですが
いかんせん、内容が古すぎる…。
長男は見た瞬間「古っ!」と叫んでまったく読んでくれないし
次男にいたっては「ブックオフで買ったの?」と言うし(新品ですっ!)
そりゃ30年前とまったく内容変わってないんだもんなあ。
おまけに新品なのに何故か製本がずさんっぽいし。
受験生のバイブルもノスタルジーに変わってしまったのか…とほほ。