ROCK & CINEMA DAYS

映画とROCKと猫が大好きです

M-1を見て中田カウスの全盛期を思い出した

2008-12-28 14:58:41 | テレビ・ラジオ
今年のM-1をみて
一番笑えたのが
オードリーとノンスタイルでした。
だからこの2組が最終決戦で争ったのは
わたし的には妥当だったんですが
けっこうネットではアンチ意見が出てたりして
中には
「あいつらのどこが面白いのかわからない」
「紳助がオードリーを嫌ってるから、他の審査員が紳助のご機嫌をとってノンスタイルに票を入れた」
なんてすごい見方してる人もいます。

お笑いだって好みがあるから
敗退した他のコンビたちのほうが面白かったのに~と思う人がいて当然でしょうけど
穿った見方をするのは、審査員にも出場者たちにも失礼だなあ。

だいたい、審査員たちが紳助を恐れるメンツじゃないでしょう。
少なくとも
上沼恵美子・中田カウスなんかは大先輩だし
オール巨人は、紳助と同期じゃなかったかな?
それぞれ自分の好みを反映して選んだのかもしれませんが
紳助がどうこうって関係ないと思いますけどね。

中田カウスと言えば
最近は週刊誌に騒がれたりして
若い人たちには「おだやかそうなのに実はこわいオッサン」
とのイメージがついてるみたいですね。
でも若い頃は
アイドル以上の人気者だったってことを知ってるのは
オバハンの証拠ですか…。

私が小学6年生の時にお笑いが大ブームになりました。
70年代初頭です。
その時の中田カウス・ボタンの人気たるやすごいものでした。
特に私は大阪に住んでいたので
あの頃の人気ぶりをモロに感じることができました。

それまでの漫才といえばスーツ姿に七三分けが普通でした。
ところがカウス・ボタンは
当時の若者に大流行していたジーンズにTシャツ、長髪というスタイルで
お笑いの新時代到来、というようなイメージを与えました。
まるで
心斎橋や道頓堀を歩いている若い子が
そのままステージに上ってきた
という雰囲気でした。

斬新だったという点では
ヤンキーキャラで出てきた紳助・竜介や
シュールなネタで登場したダウンタウンと
共通するところがあるかもしれませんね。
あら
みんなM-1の審査員じゃないの。

カウスボタンは
人気アイドルたちと並ぶ明星や平凡の常連であったし
当時大人気だった深夜放送のDJ(毎日放送「ヤングタウン」水曜日)もやっていたし
まさに時代の寵児って感じでした。

吉本の芸人さんたちと親しかった私のいとこが
カウス・ボタンのサイン色紙をくれて
すごくうれしかったことを覚えています。
その頃の彼らのサインなんてなかなか手に入らなかったですから。
(ちゃんと「ユカちゃんへ」って書いてくれてたんですよ!)

上沼恵美子も若い頃はお姉さんと
「海原千里・万里」という漫才コンビを組んでました。
10代の若さだったけどすごく上手な漫才でした。
さすが師匠の海原お浜・小浜に鍛えられてるだけのことはあるなあと
子供心に思ったものです。

キャラ的には
妹の千里(上沼恵美子)がかわいくて
姉の万里がブス、という役割でした。

たしかに上沼恵美子はかわいかったですよ。
当時流行のマッシュルームカットにサロペット姿で
カウス・ボタン同様、既存の漫才師のスタイルとは異なり
「そのへんを歩いている若い子」の雰囲気でした。
でも先に書いた通り
実力はかなりのものでした。
彼女なら若手を批判しても許されると思います。

その頃を第1次マンザイブームというそうです。
で、80年が第2次マンザイブーム。
紳助・竜介、オール阪神・巨人、B&B、ザ・ぼんち
などなど、今やみんなピンで活動されて
漫才以外で知られてますね。

ところで
今のお笑いで私のお気に入りは

バカリズム
オードリー

なんですわ。

バカリズムなんか、もう、
テレビに出てきた瞬間に笑い転げてしまうくらいです。
「贈るまでもない言葉」ネタでは
涙流して笑う私を見て
「全然面白くないけど。どこで笑うわけ?」
と、あきれる夫に
「なんでこの面白さがわからんの~wwwwwwwふぇ~、バカリズム最高!」
と言いつつ
実は自分でもどこが面白いのかわかんないんですが
とにかく、あの「間」で笑いがとまらなくなってしまうのです。

オードリーは
なんといってもふたりの暴走ツッコミと
春日の時空を超えたボケが最高です。
いつまでこのキャラが続くかなと一抹の不安はありますが…。
しばらくは笑わせてくれそうです。
春日って熟女好きらしいから
そこも高ポイントですね(笑)。

しっかし
ゆうべの「人志松本のすべらない話・ゴールデン」で
千原ジュニアの

「トキエ~!」

には、死ぬかと思うくらい笑わせていただきました。
一緒にみていた息子とふたりでしばらく
「トキエ~!」で盛り上がっておりました。



風刺アニメ「動物農場」

2008-12-16 18:46:03 | 映画


ジョージ・オーウェル原作「動物農場」のアニメ版が今週の土曜日公開です。
でもさあ、YouTubeで観ちゃったよ。いいのかなあ。

このアニメ、1954年製作だから、50年以上前の作品なんですね。
ブタマニア(←どういうマニアなんやて…)の私としては
映画紹介のサイトに出てくる、ディズニーを彷彿させるかわいらしいタッチのブタに心惹かれ
内容もよく知らずにYouTubeで観ちゃったわけなんですが

これは子供にはかなりキツイ話でしょう。
ジブリが提供ってことは、子供が観ることを想定してるんでしょうが
子供が観て理解できるんでしょうかね。

要するに風刺小説でありまして
登場人物は

農場主・・・・ロシア皇帝
長老ブタ・・・レーニン
ナポレオン(独裁ブタ)・・・スターリン
スノーボール(追放されるブタ)・・・トロツキー
ナポレオンの犬たち・・・秘密警察
近隣農場主たち・・・イギリス、ドイツ

と置き換えられるらしいです。

飲んだくれの農場主に虐待をうけている動物たちが、長老ブタの
「人間は何もせずにわれわれの労働を搾取して生きている。
 いまこそ人間を追放して動物が平等に生きることができるよう
 革命をおこすんだ!」
のような内容の演説(英語だからはっきりわかんねーんだよ)で団結し
農場主を追い出して
動物たちの、動物たちによる
「動物農場」をたちあげます。

「すべての動物は平等である」
これが動物農場のスローガンでした。

さて、たちあげたものの
農場を維持していくためには指導者が必要です。
すでに亡くなった長老ブタの後継者として
スノーボールというブタが
風車建設の設計図を作ったり
農場を電化するという計画を発表したりして
農場のリーダーとなりつつありました。

ところが
スノーボールをライバル視している
ナポレオンというブタが
凶暴な犬たちをスノーボールに放ちます。
スノーボールは必死に逃げ、農場から追放されてしまいました。

リーダーの座についたナポレオンは
独裁政治を行うようになります。
動物たちが、夏の暑い日も冬の雪の日も、毎日長時間働いて風車を完成させても
心地よい生活をしているのはブタたちだけです。
ブタに反抗しようとした動物たちは
見せしめとしてみんなの前で粛清されます。

「すべての動物は平等である」
スノーボールが書いた農場のスローガンの下には
「しかし、ある動物は他の動物よりもっと平等である」
という文が、ナポレオンによって書き加えられてしまいました。

ナポレオンの独裁者ぶりはますます激しくなります。
他の農場主たちと金銭取引を始めたり
人間の服を着て2足歩行をしてパーティを開いたり
もはやブタなのか人間なのかわからなくなります。

…この先を書いてしまうとオチがわかっちゃうんでやめときますが
かわいらしい絵のタッチからは想像できないシビアなストーリーです。

ソビエトを農場に見立てた風刺もさることながら
苦労してやっと作った風車を人間に爆破されたり
一番の働き者だった馬が、病気で動けなくなったからと屠殺場へ送られる場面などは
とても悲しいです。

ジョージ・オーウェルがこの話で何を言いたかったのかは
人によって判断が違うところでしょうが
私が感じたのは
「資本主義も共産主義も、結局行き着くところは同じなんだ」
ということです。

彼はスターリンが嫌いだったそうですが
かといって反共というわけでもなく
「権力」に警鐘を鳴らす人だったらしいですね。

資本主義だろうと共産主義だろうと
その社会で権力を持つ人間は
間違いを起こすものなのだと。

その間違いを起こさせないよう
国民は権力者を監視すべきだと。

言いたかったのかなと
思いましたね。私は、ね。

調べたら
風車建設は
ソビエトの5カ年計画のことを表しているそうですよ。
へ~へ~へ~。



これ飲んだら酔いません!「酒豪伝説」

2008-12-05 09:51:29 | 
最初に断っておきますが
私はこの商品の関係者ではないですし
宣伝してお金がもらえるわけでもありません。
そこんとこ念頭に置いて読んでいただければと思います。

私は酒屋だから「酒が飲めていいね~」と思われがちですが
とんでもございません。
うちの店は基本的に年中無休。
だから配達の電話が鳴れば、毎日車で出動です。
スナックや飲食店など、夜の営業の店にも配達させていただいてます。

要するに、酒なんか飲んでたら、飲酒運転になっちゃうんですよ。

ところがうちの夫は
夕食時から寝るまで
ずっとグラスを離さない酒呑みです。
(名目上は、売れ残った不良在庫を処分するためだとほざいてます。
日本酒・焼酎・ウイスキーなんでも飲んでやんの)
当然運転はできないので
毎日私が夜の配達担当です。

昨年は1年365日
1滴もアルコールを飲みませんでした。
酒屋なのに…売るほどあるっつーのに…。
それだけどこにも遊びに行ってないってことにもなりますね。
私ってかわいそう。

ところが今年は
なぜか4回も飲みにいく機会に恵まれました。
4回!私にとっては歴史的快挙です。
しかしすっかり忘れていました。

私、酒弱いんです。

考えてみれば
私の両親は一切アルコールを飲まない人たちだったし
父親にいたっては
缶チューハイ1本飲んだだけで
トイレから出てこられなくなったほどの下戸です。
私はそこまでひどくないにしても
決して強くはありません。

それを忘れてしまって
1回目の飲み会では
ビール飲んで焼酎のんで
調子こいてワインまで飲んでしまったのです。

宿泊先のホテルの部屋に帰った瞬間
ベッドに倒れ込んで眠ってしまいました。当然メイクもしたまま。
気がついたらチェックアウトの時間まぎわでした。
しかし

頭いたい~!
体うごかせない~!
起きられない~!
でも延滞料とられるのやだ~!

普段は出せないような気力をふりしぼって起き上がり
(この気力を仕事に生かしてくれればいいのにねえ)
やっとメイクを落としてスッピンのままチェックアウト。
まったく、スッピンで外歩くなんて
つわりでヘロヘロだった妊婦時代以来だわよ。

この失敗から
「なんとか酔わない方法はないものか」と
日々考えていたのですが
ある日サークルKで
「酒豪伝説」なるものを発見。



あ、なんか聞いたことあるようなないような…。
職業柄、酔わないサプリがあることはうっすら記憶していたので
これだったかな~、まあ試しに飲んでみようと購入。200円くらいだったです。

2回目の飲み会の時、これを飲んでいきました。
ワインだのカクテルだの、
甘い割に度数が高いくせ者ばかり5時間近く飲みましたが

酔わない。

まじか!?
全然、ですよ。この酒に弱い私が。
これには本当にびっくりしました。

3回目の時もこれを飲んでから
ビールのんで
焼酎ロックでおかわりして
ウイスキーのんで
7時間くらいしゃべってましたが

酔わない。

ちょっと~、これすごくないですか?
焼酎ったら度数25%、
ウイスキーったら40%はあるんですよ。
もう、自分は酒が強いと錯覚してしまいますよ、これじゃあ。


ゆうべ4回目の飲み会。

以前、仕事で食品展示会に行ったとき
「酒豪伝説」にそっくりな商品の見本をいただいたんです。
その見本がまだ手つかずのままあるのを思い出し
「せっかくもらったんだし、もったいないから飲んじゃおう。効果は一緒だよね」
と、それを飲んで飲み会に行ったんですが

乾杯してビールをコップ2杯のんだら

酔った。

なんで~?
なんで私がビールごとき(ビール会社の人ごめんなさい)で酔わなあかんのやぁ!

あのね、ビールってせいぜいアルコール5%前後なんですよ。
チューハイとかジュースみたいなカクテルなんかより低いんですよ。
だから宴会では最初に「とりあえずビール」なんですよ。
そのビールで、
しかもコップ2杯で酔うって

私は初めてコンパに行った学生かっつーの。

こりゃビール以外のものを飲むととんでもないことになりそうだと思い
終始ビールのみで過ごしました。
まったく、事前に飲んだ意味ねーじゃん。

あらためて「酒豪伝説」のすごさを実感しました。
やっぱこれでなきゃだめなんですよ。
まるで浮気した亭主が
「やっぱりおまえでなきゃダメなんだ」と
奥さんに言うシチュエーションですね。
ところで
男の人が浮気する時って
結婚指輪はずすんですかどうですか。

てなわけで
宣伝みたいになっちゃったけど
冒頭に書いたように
私は関係者でも何でもないんです。
ただびっくりしたので書いてみただけです。

うちでも仕入れられるかなあ。
ちょっと真剣に考えてみるわ。
ああ、もう、いまだに頭いたいし最悪。
ビールごときで…。