鴨着く島

大隅の風土と歴史を紹介していきます

キンギョソウの開花

2021-03-10 22:17:10 | 日記
12月の半ばころに買い求めたキンギョソウがようやく咲き出した。

2キロほど離れた店で店頭に並んだ3株の苗を買って来たときの状態は、15センチくらいの丈で、根元からそれぞれ7~8本ほどに分ケツした茎のてっぺんには数個のまだ堅い蕾が付いていた。

蕾が見えている以上、年が明けて極寒の1月を過ぎ、立春を迎えるころには花が開いているだろうと期待していたのだが、蕾は次第に大きくなりまた数も増えて来ているのに、蕾は固いままだ。

2月が過ぎようという頃になって、ようやく、蕾に開花を予期させる薄紅色が滲んで来るようになった。

それから1週間後の一昨日くらいから花が次々に開き出し、昨日からの陽気であっという間に満開に近くなった。

去年は今頃だったと思うが、すでに黄色く咲いていたキンギョソウを何株か求め、鉢植えにしたのを枯れる前に地面に植え替えたらそのまま成長して咲き誇り、その後、こぼれ種があったようで、小さなのが6株ほど庭で芽を出した。鉢上げしたが、どうなることか。

今度のは紅いので、よく見ると尻尾の豊かな琉金を思わせるのだが、何せ花の数が多過ぎて「金魚鉢の中で優雅に泳ぐ一、二匹の金魚」の風情はない。

それでも冬の間、彩の寂しかった庭が多少なりとも華やかになった。

と、花壇から東に目を向けると、茶色い毛布のような・・・。

爆睡するウメだった。長閑な午後・・・。

ウメはここに貰われてきて5月で丸9年になる。生まれは串良町のどこかだった。

犬小屋には決して入ろうとしないで、ウッドデッキの床下がねぐらなのだが、日中は雨の日以外、ウッドデッキの前のちょっとした花壇の前がお決まりの居場所、いや寝場所だ。

今日は陽光の下、爆睡の午後を享受している。貰って来た幼犬の頃は、こんな風に爆睡しているとよく寝言を言っていたな。

これを写している自分はマスク姿で、今はスギ花粉のシーズンだから我が家の庭に出て来るのでもマスク着用なのに、ウメはよくこんな花粉の中でマスクもせずに、くしゃみもせずにのうのうと・・・。

「お前が先に死んだら、そのよく利き、花粉何するものぞという鼻を俺に呉れ」とは、ウメの前に飼っていた犬ビータローに対しても思っていたっけ。鼻の移植は無理にしても、犬の鼻の中からスギ花粉の抗体が採取できぬものか――なんちゃって。