中国の武漢から始まった新型コロナウイルス感染症はもう1年半を経過し、途中からイギリス変異株(アルファ株)、南アフリカ変異株(ベータ株)、ブラジル変異株(ガンマ株)、インド変異株(デルタ株)そして最近になってペルー変異株(ラムダ株)が出現し、南米で流行の様相を見せているという。
今度のコロナ型ウイルス(COVID-19)は,20年前に中国の広東省周辺で流行したSARSウイルスよりも変異性が極めて高い。
このウイルスが2019年の12月に初めて武漢で観戦が確認されたあと、武漢市と湖北省政府が中央政府に挙げるのを躊躇している間に、裕福になった武漢人が多数海外に観光旅行(冬のスキー客が多かった)に出て行き、日本の札幌やイタリア、フランスなどに滞在しているうちに、どんどん感染を広げてしまった。
イギリスでひとしきり流行したあと、そこで変異株が生まれ(アルファ株)、さらにアメリカなどで感染を広げて行った。その後は南半球で南アフリカ変異株が出現し、さらに南米に飛び火してブラジルでガンマ株となった。
そして極めつけが、ここ3~4か月で世界を席巻しつつあるインド変異株だ。東京では新規感染者の8割方がデルタ株、つまりインド変異株である。
最初の変異株であるイギリス株も、感染力が1.4倍になったとかで怖れられたが、インド株は水疱瘡並みの感染力(4~5倍)だと言われている。重症化率はやや低いようだが、それでも感染の若年化に歯止めがかかっていない。一昨日、日本の累計感染者が100万人を超えたが、感染流行第5派の主役はインド由来のデルタ株だ。
ところで不思議に思うのだが、世界で最も感染者数の多いのはアメリカで、現在、感染者数は3500万人を超え、死者数も61万と断トツの被害者数だが、アメリカでウイルスが変異したという話を聞かない。
感染者数の多かったイギリス、ブラジル、インドでそれぞれに変異株が見つかっているのに、最大の感染者を抱えて来たアメリカでなぜ変異株が発生しないのだろうか。これは実に不思議というか、奇跡というか、どう考えたらいいのだろうか。
まして、人口から見て、さほどの感染者数はないだろうと思われる南アフリカや、ペルーでは変異株が発生しているのである。アメリカで変異が起こらなかった理由を専門家に聞きたいものだ。
ところで、今朝の新聞に、アメリカのバイデン大統領が5月に出した情報機関(CIA)への「武漢ウイルス(病毒)研究所の内部資料調査をせよ」という大統領令による結果が記事になっていた。
それによると、どうやらハッキングによって武漢ウイルス研のコンピューター情報を入手したらしい。いかにもアメリカらしいやり方だ。多数あるという中国からのハッキングへの報復の意図も感じるのだが、いずれにしても中国政府が頑なに公表を拒んでいる以上は、そうでもしなければ手に入れられなかったのだろう。
だが余りにも遅すぎたのではないか。武漢からウイルスが広がった経緯については「人為説」と「自然説」とがあり、仮にもし中国が人為的、あるいは人為ミスでウイルスを蒔いたのであるならば、とっくに証拠隠滅を図っているだろう。つまりウイルスの遺伝子情報などを消去してしまっているはずである。
私は「人為ミス説」を採るが、中国共産党政府が証拠隠滅を図るなど朝飯前ではなかろうか。残念ながら今度入手したという武漢ウイルス研究所のデータは改竄されていると思うから、「人為」か「人為ミス」かの判定は不可能だろうと思う。
といって、では自然説、つまり例の海鮮市場などで取引されていた動物やコウモリから新型コロナが発生したという点だが、これは今のところそういった証拠はないそうである。
実はこの武漢ウイルス研究所にはアメリカの国立感染症研究所の資金が入っていて、「危険度4」という最高レベルのウイルスに関する研究が行われていたというショッキングなニュースもある。
中でも、20年前のSARSウイルス(雲南省に住むキクガシラコウモリが宿主であるウイルス)を使って、さらに感染力の高いウイルスを合成させていたということも取り沙汰されている。最強のウイルスを作り出して、さらにそれへのワクチンを生み出す研究らしいが、これはすぐにでも「生物兵器」に使えそうな研究でもある。
もちろん「生物兵器」などという物騒な取り上げ方をしたくはないが、アメリカで変異株が見つかっていないということを考えると、どうも釈然としない。
アメリカではすでに変異株が発生しているのだが、それを利用してすでに新しい「利用法」に着手していないとも限らない。考え過ぎなら良いが・・・。
今度のコロナ型ウイルス(COVID-19)は,20年前に中国の広東省周辺で流行したSARSウイルスよりも変異性が極めて高い。
このウイルスが2019年の12月に初めて武漢で観戦が確認されたあと、武漢市と湖北省政府が中央政府に挙げるのを躊躇している間に、裕福になった武漢人が多数海外に観光旅行(冬のスキー客が多かった)に出て行き、日本の札幌やイタリア、フランスなどに滞在しているうちに、どんどん感染を広げてしまった。
イギリスでひとしきり流行したあと、そこで変異株が生まれ(アルファ株)、さらにアメリカなどで感染を広げて行った。その後は南半球で南アフリカ変異株が出現し、さらに南米に飛び火してブラジルでガンマ株となった。
そして極めつけが、ここ3~4か月で世界を席巻しつつあるインド変異株だ。東京では新規感染者の8割方がデルタ株、つまりインド変異株である。
最初の変異株であるイギリス株も、感染力が1.4倍になったとかで怖れられたが、インド株は水疱瘡並みの感染力(4~5倍)だと言われている。重症化率はやや低いようだが、それでも感染の若年化に歯止めがかかっていない。一昨日、日本の累計感染者が100万人を超えたが、感染流行第5派の主役はインド由来のデルタ株だ。
ところで不思議に思うのだが、世界で最も感染者数の多いのはアメリカで、現在、感染者数は3500万人を超え、死者数も61万と断トツの被害者数だが、アメリカでウイルスが変異したという話を聞かない。
感染者数の多かったイギリス、ブラジル、インドでそれぞれに変異株が見つかっているのに、最大の感染者を抱えて来たアメリカでなぜ変異株が発生しないのだろうか。これは実に不思議というか、奇跡というか、どう考えたらいいのだろうか。
まして、人口から見て、さほどの感染者数はないだろうと思われる南アフリカや、ペルーでは変異株が発生しているのである。アメリカで変異が起こらなかった理由を専門家に聞きたいものだ。
ところで、今朝の新聞に、アメリカのバイデン大統領が5月に出した情報機関(CIA)への「武漢ウイルス(病毒)研究所の内部資料調査をせよ」という大統領令による結果が記事になっていた。
それによると、どうやらハッキングによって武漢ウイルス研のコンピューター情報を入手したらしい。いかにもアメリカらしいやり方だ。多数あるという中国からのハッキングへの報復の意図も感じるのだが、いずれにしても中国政府が頑なに公表を拒んでいる以上は、そうでもしなければ手に入れられなかったのだろう。
だが余りにも遅すぎたのではないか。武漢からウイルスが広がった経緯については「人為説」と「自然説」とがあり、仮にもし中国が人為的、あるいは人為ミスでウイルスを蒔いたのであるならば、とっくに証拠隠滅を図っているだろう。つまりウイルスの遺伝子情報などを消去してしまっているはずである。
私は「人為ミス説」を採るが、中国共産党政府が証拠隠滅を図るなど朝飯前ではなかろうか。残念ながら今度入手したという武漢ウイルス研究所のデータは改竄されていると思うから、「人為」か「人為ミス」かの判定は不可能だろうと思う。
といって、では自然説、つまり例の海鮮市場などで取引されていた動物やコウモリから新型コロナが発生したという点だが、これは今のところそういった証拠はないそうである。
実はこの武漢ウイルス研究所にはアメリカの国立感染症研究所の資金が入っていて、「危険度4」という最高レベルのウイルスに関する研究が行われていたというショッキングなニュースもある。
中でも、20年前のSARSウイルス(雲南省に住むキクガシラコウモリが宿主であるウイルス)を使って、さらに感染力の高いウイルスを合成させていたということも取り沙汰されている。最強のウイルスを作り出して、さらにそれへのワクチンを生み出す研究らしいが、これはすぐにでも「生物兵器」に使えそうな研究でもある。
もちろん「生物兵器」などという物騒な取り上げ方をしたくはないが、アメリカで変異株が見つかっていないということを考えると、どうも釈然としない。
アメリカではすでに変異株が発生しているのだが、それを利用してすでに新しい「利用法」に着手していないとも限らない。考え過ぎなら良いが・・・。