鹿屋市吾平町にある「吾平山上陵」の入口で、今年も「お茶会」が催された。
5年前に始まったこのプロジェクトは、さほどの誘客は見込んでいなかったのだが、今年は大分浸透したのか、11時過ぎに行ったら、駐車場が満杯になるほどの盛況だった。
山陵入り口のモミジはまだ3分ほどの緑を残していたが、これはこれで見栄えはある。
あと一カ月先の正月は、吾平山陵は初詣客で埋まる。
ここは神武天皇の父である「ウガヤフキアエズノミコト」の御廟(お墓)で、皇孫3代の御廟の中でも珍しい「洞窟の中ある山陵(御廟)」なので、神社ではない上、これといった「ご利益」はないのだが、それでも初詣客は毎年引きも切らない。
山陵の周りは自然そのもので、山あり川ありの中にある。
このような環境が、むしろ今時は好まれるのだろう。
山陵(洞窟)の前を流れる姶良川は澄み切っており、伊勢神宮をながれる宮川になぞらえて、川に降りて手をすすぐことができるようになっている。
今年の「お茶会」には、どこの神職かわからぬが、笙(しょう)、篳篥(ひちりき)による雅楽の演奏があった。
晩秋のいっとき、心が洗われるようだった。
吾平山陵の「お茶会」の益々の発展を祈りたい。
5年前に始まったこのプロジェクトは、さほどの誘客は見込んでいなかったのだが、今年は大分浸透したのか、11時過ぎに行ったら、駐車場が満杯になるほどの盛況だった。
山陵入り口のモミジはまだ3分ほどの緑を残していたが、これはこれで見栄えはある。
あと一カ月先の正月は、吾平山陵は初詣客で埋まる。
ここは神武天皇の父である「ウガヤフキアエズノミコト」の御廟(お墓)で、皇孫3代の御廟の中でも珍しい「洞窟の中ある山陵(御廟)」なので、神社ではない上、これといった「ご利益」はないのだが、それでも初詣客は毎年引きも切らない。
山陵の周りは自然そのもので、山あり川ありの中にある。
このような環境が、むしろ今時は好まれるのだろう。
山陵(洞窟)の前を流れる姶良川は澄み切っており、伊勢神宮をながれる宮川になぞらえて、川に降りて手をすすぐことができるようになっている。
今年の「お茶会」には、どこの神職かわからぬが、笙(しょう)、篳篥(ひちりき)による雅楽の演奏があった。
晩秋のいっとき、心が洗われるようだった。
吾平山陵の「お茶会」の益々の発展を祈りたい。