ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

花のまわりみち

2017年04月16日 | 日記

 以前ブログにも書いたと思うのですが、「馬醉木句会」の総会を兼ねたバスツアーに昨日行って来ました。

 今回は、既に行ったことのある人や体調の悪い人などが欠席で、総勢10人の参加でした。でもバスは3台で。

 有名な大阪造幣局の「桜の通り抜け」にちなみ、広島造幣局の「花のまわりみち」。

 私はてっきり「通り抜け」と思っていたら、広島は通り抜け出来ないので、ぐるりと見て回るんですって。

 ガイドさんの話では、昭和42年に大阪から貰って移植した2本、それを順次増やしていって、今では合計61品種219本になっているそうです。

 樹勢もいよいよ盛んになってきた平成3年4月、造幣局創業120年記念事業の実施にあたり、これらの桜を広島市民にも楽しんで貰おうとの趣旨から、「花のまわりみちー八重桜イン広島ー」として、構内の桜を一般公開し、それが今年で27回目を迎えたのだそうです。

 そう言えば、うちの旦那も「広島で育ったのに、全く知らなかった!」と。そりゃ昔はなかったんですよ。

 今では近郷のみならず、遠方からもバスツアーが組まれ、広島の春の風物詩として大好評らしい。

 毎年数多くの品種の中から一種が、〝今年の花〟として選定されるのですが、今回は「妹背(いもせ)」でした。

 説明には、「花は濃淡になった紅色で、時に一つの花に実が二つ、対になって付くことから、この名がつき、花弁数は30枚ほどあり、二段咲きが見られる。」と。構内には3本だけあります。

          

 珍しいのは「鬱金(うこん)」で、「江戸時代に京都知恩院に植えられていたといわれ、花は淡黄緑色のショウガ科のうこんの根の色に似ている。花弁数は10~15枚。」

 次に「御衣黄(ぎょいこう)」という大変珍しい品種。「花は黄緑色で、開花が進むにつれて花弁の中心に紅色の縦線が現れる。花弁数は15枚程度。」(遠くで花もわずかでしたのでボケました)

 「雨情枝垂」は、「詩人野口雨情の邸内にあったので、この名が付き、花は淡紅色、花弁数20~26枚。」

 「思川」(おもいがわ)は、「栃木県小山市の修道院にあった十月桜の種から育成された桜で、修道院の下を流れる川の名にちなんでつけられた。花は淡紅紫色で、花弁数は6~10枚。」

 「紅笠」、「北海道松前町で、『糸括(いとくくり)』実生の中から選出育成された桜、花は淡紅色で、直径5~6㎝もある大輪で、花弁数は50~60枚。」

 もうどれがどれやら分りません。もしかしたら覚え間違いもあるかも…その時はゴメンナサイ!

 最後に一つ、新種の桜「舞姫」があるというので、警備員さんに教えて貰うと、1本だけ、それもまあ、何と小さい木、花もやっと2,3個で…ホントに儚げな花でした。(写真撮れないのでパンフです。) 

 それにしても本当に見事でした! あるものはもう満開を過ぎていて、まさに〝飛花落花〟の世界、あるものは今を盛りの桃源郷ならぬ〝桜源郷〟、かと思えばまだまだ可憐な〝おちょぼぐち〟と、いろいろと楽しめますよ。でもこの開放は見頃の一週間だけ。その中の一回だけの土・日ですから一番混雑する時、ましてそれがお天気ともなれば言わずもがなでしょう。

 この広島の造幣局は、1円、5円、10円…と、硬貨のみの製造で、そのコイン記念セットも販売。

 まあとにかく、噎せ返るような花の香りと人騒で、結構疲れました。(下は造幣局のミラーガラスに映った景)

 

 中にある休憩所にはやっぱり投句箱が設置されていましたので、記念の一句をみな投句しましたよ、モチロン!。

 12時バスに戻り、そこから20分余りの宮島口へ。それからフェリーで10分、次の宮島へ。

 また、長くなりますので、次回へ。          

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする