このところ追いまくられてブログがおいつかない。
書くことは山ほどあるのに…
今日はちょっと書き残しておきたいことがあるので…
昨年9月の句会でのこと、自宅で出来た無花果ですどうぞと、それはそれは見事なものを皆で戴きました。
〝おいしかたぁ~〟それで、すぐに来月の兼題は「無花果」に決まりました。
その10月の句会での話。
無花果の皿に阿吽の二つかな
これは、俳誌「草」主宰・今井誠人(まこと)さんの句ですが、「阿吽の二つ」がいいですねぇ~。
阿吽(あうん)は知っていても、なかなかこうは思い付かないですよね。
一つはすでに弾けて大きな口を、もう一つは熟していてもまだ割れる前…すなわち口を閉じて、
どうですか?皿の上の二つがしっかり見えるでしょう!俳句はこう詠まなっくっちゃと…
目の前のこの無花果も絵に描いて、俳句とコラボレーションするといいね、などと話していました。
その時私が詠んだ句は、〈産むことをせぬ無花果の母性かな〉でしたが、それにちなみオモシロイ話が…
「無花果は、花が咲かないのに何時どうやって出来るの?」「成っているのしか見たことないねぇ~。」
「花は実の中にあって、それを丸ごと食べてるんだよ。」などと喧々諤々。そこで調べてみました。
「西アジア原産のクワ科の落葉小高木。葉は3裂掌状、茎・葉を切ると乳状の汁を出す。
初夏、花軸の肥大成長した花嚢を葉腋に出し、内面に無数の花をつける。雌雄異花、同一花嚢中に生ずる。
食べる部分は実際は花床である。」と。みなさん、分りました?
私は頭がこんがらがって、〝さっぱりポン〟です。要するに、花=果実を食べてるって言うことネ。
そこで、無花果にどのように実が付くのか、無花果の木がある人は今度よく観察して
発表しましょうね、ということに相成ったのであります。
でも、もうそんなこと、すっかり忘れていました。ところが先日のことですよ。
なんと、なんと、我が家の無花果が成っていたのです。この木は、苗を貰って植えたもので、まだ2年目。
いつ頃から実が成るのかしらと思っていたので、イヤもうびっくりです。
枇杷の苗木も植えましたが、6、7年経ってからようやく花を付けました。でもまだ実は一度も見ていません。
だから、こんなに早く無花果の実が成るなんて…それも何もない幹にポツポツと…
ワァッ! 感動もんですよ。この小さい幹に8ッも。〝見て!見て!〟すぐに旦那を呼びました。
もう一つ、先般の無花果提供者は絵のクラブに入っていて、絵画展などにも出品している人。
11月にはいつも、校区の文化祭があり、私たちも短冊・色紙を展示するのですが、彼女は絵画も展示。
ナンと、今年は無花果の水彩画でした。そこで、俳句も一緒に展示したら良かったのにぃ~、
と言うが早いか、「実は、そう思って持ってきているんです。」と。
ちなみにその句は、〈描き終へて無花果すぐに頬張れり〉だったかな?
イヤ、イヤ、でもさすがですね。(脱帽!)
教室のみなさん、それぞれみなやる気満々でしょう? 本当にいつも元気を貰っています。アリガトウ!
ところで、先日の母の牡丹が散ってしまいました。香だけ残して…ホント〝花の命は短くて〟ですね。
代わりにあちらこちら「一八」(イチハツ)が咲いていました。