今日も最高気温は2度…昨夜は寒くって目が覚めました。蒲団をかぶっても背中がスースーする感じで…最低気温-3度ですから。
二,三日前からおかしかった喉がついにダメになりました。このところの寒さで十分気を付けていたものの…抵抗力が弱まっているのでしょうか。いつも風邪の菌に真っ先に冒されるのは喉、それも咳と痰を伴って胸が痛くなります。熱はないからインフルエンザではなさそう。 先週は用心のためリハビリなどの通院も控えましたのに。だって明日は俳句教室、どうしても行かなくてはいけないでしょ…
先日新聞などで馴染みのない二つの言葉を見かけ気になっていました…それが分かって何だかとっ~ても得をした気分…。皆さんそういう経験ないですか?私はいつも俳句のお陰で…アリガタイことです。知るということは本当に楽しいことですもの。忘れないうちにここに書いて皆さんにもお教えしましょうね。
一つは「他火」、もちろん「たび」と読みます。そうなんです、今の〝旅〟の語源なんですよ。他にも「他日」(たび)とか「外日」(とび)、「発日」(たつひ)とかありましたが、「他火」とは、他の家で調理(火を使う)したものを頼るという意味から今の旅になったものとか。正確な語源は未詳ですが、古くは遠い土地に限らず住居を離れること全てを〝たび〟と言ったそうですよ。
もう一つは「花眼」。これは何となく意味は分りましたが、なぜそう言うのかと疑問で…調べてみました。読みは「かがん」、意味は老眼のこと。もともとは中国語で「ホワイェン」と発音します。何と美しい言葉でしょうね。〝老眼〟と言われるのは今は慣れて何ともありませんが、初めの頃はやはり抵抗がありました。でも花の眼なんて言われると…ほら、きれいな顔が見えてきません?実は「花」という漢字には「目がぼやける、かすむ」という意味があるからそう言うんですけどね~。
森澄雄に『花眼』という第二句集があります。それについて「ブログ俳諧鑑賞」に「森 澄雄小論」がアップされていましたごので、少しご紹介を…
森 澄雄小論・・・花眼のひと澄雄・・・
澄雄の第二句集『花眼』(昭和二十九~四十二年)は、つとに名声を博した句集である。そこで、澄雄は、“花眼”とは、中国語で“酔眼または老眼”の意であるが、“年齢の豊膩(ほうじ)と孤独の中に 自然の美しさとともに 人生の妖しい彩りの美しさが見えてくる眼”でもあるとし、この句集で、“人間は生きている時間のうちに 何を見、何を喜び、何を悲しんできたのか、いわば人間の生の時間を見つめようとした”と記している。
日々何ごとも勉強すること、知ることが…脳とこゝろの栄養と思えば、頑張れますよ。だっていい花や実をつけるんですから。
今日は風が強く、寒さで凍えそうなんですが、時たま日が照ったり、雪が舞ったり…そうです、「風花」…写真でわかりますか?(下の黒いところの白い点々) 冬の季語です。普通はもう少し晴れて穏やかな日和に雪が花のように舞うということからできた季語ですが…。 梅の蕾もここまで脹らみました…やはりボケてますね。ゴメンなさい!