ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

梅が香

2018年02月21日 | 俳句

 このところ気力が萎えて、今一つ力がでません。オリンピック選手の皆さんはこんなに頑張っていらっしゃるのに…その姿に力を頂いているはずなのにね~。どうしたんでしょう。

 相変わらず咳と痰が出て、そのために頭が痛くなり…口の中も荒れて何を食べても美味しくないし、食欲も湧かない…本当に不調です。立春後の春になった途端に体調が狂いだしたようです。昨年は春がきたら運勢が上向きになるよと言われて全般調子が良かったのですが、今年の星回りは悪いのかも知れません。もうすぐ私の誕生日なんですけどね。

 昨日は句会でした。その後義母の誕生日なので、みんなで集まって食事会をしました。

 「おばあちゃん幾つになったの?」「97歳よ」「ええっ!じゃあ来年白寿じゃあね~」と言うと、「いや、まだ98歳よね~」と…いくつになっても歳を多く言われるのは嫌みたい!昔は数え年でお祝いをしていたから、満の98歳で「白寿」のお祝いをするのよと説明すると、イヤ満の99歳でいいとおばあちゃん。

 「私は今の天皇様が退位されるまではガンバロウと思う」「それは来年の四月だからすぐよ。」と言うと、今度は「じゃあ、東京オリンピックを見るまで頑張る…」と。「わあ、そしたら百歳じゃあね~」と、オリンピックを見ながらこんな話に花が咲きました。

 私がもしこんな歳になったらこのように話ができるのかしら。自分の終末が間近だということが分かっている時ってどんな気持ちなのでしょう。このように何も気にせずに話が出来る明るい義母にただただ頭が下がります。

 ケーキに蝋燭を立てる時も、1本でいいよと言うので1本立てると、「歌を歌ってくれんと、消されんね~」と、楽しいおばあちゃんで、ホントにありがたいです。最後の極めつけ…「近いうちにあそこに一緒に行ってみようね」と言うので、「あそこってどこ?」と聞くと、「典礼会館よ!」「葬儀にどれくらいかかるか、部屋とかもどうなってるのかちゃんと見とかないと…」と。イヤ、恐れ入りました。最後の最後までおばあちゃんは自分で仕切るつもりなんです。ホントにアリガタ~イことなんですが…。実は私長男の嫁、こんなんでいいのでしょうか?と時々悩むんです。が…結局まあ、なるようにしかならないわね~と、流れに委せてしまう私…。今〝終活〟ってことばが流行っていますよね。これがそうなのかしら?

 もう一度我家の〝梅の花〟に挑戦。今度は少しましかな? 近づくととても良い香りです。

  梅が香にのつと日の出る山路かな   芭蕉

 

コメント
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