昨日は夕方から義母を連れて〝吉部(きべ)蛍まつり〟へ。その前に、先日の〝ゴテチア〟の花を義母がまだ見たことがないというので、寄って行きましたが、前の時より花菖蒲が随分開いていて、見頃ももうすぐのようでした。写真を撮ってきていますので、今度に。
この日は前日地域の新聞に満開のゴテチアの写真入りで報道されましたので、夕方になってもまだ見学に来る人がいました。そのためか切花が売切れていて残念がる母の為に、外におられたご主人にお願いして分けて頂きました。アリガトウございました。
ところで、山口県には蛍観賞のできるところがあちらこちらとたくさんあって、一番有名なのはやはり山口市の一ノ坂川かしら。確かここも6月1日が蛍まつりだったような。また、宇部市の小野地区でも蛍まつりがありますが、ここは先週すでに終りましたし、以前観に行ったこともありましたので、今回は初めての吉部地区に来たのでした。
途中行くまでに殆ど家もなく、本当にこんなところで祭などがあるのかと思いましたが、吉部ふれあいセンターに着くともうかなりの人で賑わっていました。蛍の観賞は8時過ぎからですので、それまではバザーで食べたり飲んだり、買物をしたり…と。そうそう、ステージでは踊や歌なども6時から始まっていました。
しかし、私がここに来たかった一番の理由は〝蛍籠〟を作る体験があるということ。私は子供の頃に作った記憶があるのですが、昔のことですし、主人は見たことも聞いたこともないので、どんなものか全く想像がつかないと言いますので、是非作ってみたいと思ったのです。ところで、私は一体どこで習ったのでしょう?とにかく藁で編んで上手くできたと誉められた記憶があるんです。小学校1年生のとき大分県の別府市に引っ越してきましたが、それ以後のことではなさそう…そういう麦藁が手に入るようなところではありませんでしたから。だとすると、それ以前に住んでいた福岡県の久留米のときかしら?ああ、こんなことなら母に聞いておけばよかったと思うことしきりですが、いつも遅かりし…です。
さて、藁で作った蛍籠…私の記憶通りのものでしたよ。私も作り方を教えて貰いながら、やっとできました。ウレシイ。それがコレ!まあまあでしょう?中には蛍草が入れてあります。でも、その道の人が作ったのが次の蛍籠です。やっぱり年季が入っていますので、とても綺麗!これは100円で売っていました。もちろん体験代も100円でしたが…。
蛍籠編みてしばらく膝に置く 伊藤道明
喪籠りの蜑(あま)の編みたる蛍籠 浅井陽子
この二句とも、藁で編んだ蛍籠を詠んだものでしょうね。
7時半からはビンゴゲームもありましたが、例によって我が家は全滅!悔しい!こんな時一度でいいから当たってみた~い
そうこうするうちに空が藍色に染まっていって…やがて真っ暗に。このあたりは灯を消すと本当の闇になります。さあ、出発です。距離でAコースとBコースがあって、短い方のコースですが、それでもおばあちゃんが危ないので早めに引き上げて帰りました。
蛍はもちろんたくさんいましたよ。写真は残念ながら…でも、ここのは殆どが平家蛍で、光も小さめでしたが、やっぱり幻想的!観に来てよかったです。