ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝質より量〟という遠~い昔の話!

2019年06月06日 | 俳句

 今日は一日どこへも出かけずに家でゴロゴロして、俳句を考えていました。でも、時間があるからと言って、句が出来るものじゃあありませんけれどね。今初心の頃を思い出すとよくあんなことしていたなあ~と、今さらながら感心するばかりです。

 殆ど毎日3句作って3人でFAX句会をしていました。それぞれが出した兼題で3句作り、選句は1週間分をまとめてやる。しめて1人1週間で21句、それが3人分揃うと63句。それを欠かさず続けると1ヶ月で…要するに1人90句近くは詠んでいたということになります。それがまだ現役の時代ですから、当然俳句をする時間は夜。それも家事が全て終ってからだし…見たいテレビもあったでしょう。体調が悪かったり、どうしても今夜中に仕上げねばならない仕事があったりと、徹夜するときも…、それは並大抵ではなかったと思います。

 投句した句をまとめるのは主婦専業の友人がしてくれましたのでいいのですが、当時のFAXは感光紙でしたから、家に戻るとその紙がズルズルと…まるで巻紙のように機械から垂れ下がっていました。しかし、その紙はそのまま置いておくとやがて字が消えてなくなりますので、それをノートに書き写して句稿を作っていました。だから、その手間もかかっていたんです。夜のうちにできないときは朝とか、それでもダメなときには2日分まとめて出すからと、兼題だけを送ったこともありました。

 これ以外にも句会がありましたから、1ヶ月に最低100句は作っていました。その中から、毎月の投句が7句、7句、5句、3句と、22句は必ず投句。毎年応募する特別作品などにも必ず…と、とにかく〝質より量〟を目指して作句していたときがあったんです。みんな若かったからできたんでしょうが、今ではいくら時間はあってももう体力的に無理です。アハッ…(笑)

 そのころから考えれば、感光紙は普通紙に変ってそのまま保存できますし、時間はたっぷり、さらにはPCでメールという速くて便利なものもできています。あとは本人の〝やる気〟だけなんですが、それが……。昔からよく言っていますね。〝鉄は熱いうちに打て!〟と。

 しかし、これもやはり仲間がいたからこそできたことなんです。自分がくじけるとそこでダメになって、みんなに迷惑がかかるからと、必死で頑張ったんです。だからいつも〝戦友〟だよねと、お互いを励まして合ってできたことだと思っています。

 〝こんな時代もあったっけ!〟という、本当に懐かしい昔、昔の話。(これも昨夜書いて途中でダウンし、今朝仕上たもの。ゴメンナサイ!)

 だから写真は、ありません。これもゴメンナサイ!

コメント
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