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ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝神輿が川を渡る?!〟(後編)

2019年10月08日 | 俳句

 今日は最高気温も24度と、随分涼しくなりました。これが普通なのではと思うのですが…、でも、ついに来たか!という恐ろしいものが近づいています。そうなんです。〝台風19号〟、忘れもしませんよ。オオ、コワッ!

 私の記憶に残っている恐怖の台風は、平成3年の〝19号〟と平成11年の〝18号〟です。どちらも9月の下旬頃だったかしら。どっちがどっちかは忘れましたが、一つは隣の家の瓦が飛んできて、我が家の二階の窓を…勿論雨戸を閉めていましたからそれをブチ抜いて、そのため部屋中が風雨でワヤクチャ。掃除をするにもガラスの破片だらけで…ああ、あれは一生忘れられませんよ。それともう一つは、長~い停電。先日の千葉ほどではなかったですけどね…。

 そういえば、19号は青森の林檎が軒並やられて、それで〝りんご台風〟と言われていましたね。そう、そう、その時の被害を少しでも助けられるものならと思って、落ちたけど食べられるという林檎を買ったような気がします。

 というわけで、とにかくこの番号の付いた台風にはトラウマがあるんです。今回の19号も大型で猛烈な勢力といっていますし、そのコースが日本列島を嘗めていくようなのでよくありません。神様、仏様…どうぞお手柔らかにお願いします。アーメン、なんて言ったら叱られますか…ゴメンナサイ!

 〝もうゆるしてください…〟なんて書こうとしたら、すぐにあの〝結愛ちゃん〟のことが思われて、もうあれは言語道断ですよ!

 ああ、スミマセン。とんでもない話にそれそうなので…もうこの話はやめて、昨日の続きに戻りますね。 

 〝川渡御〟を見届けて、その後、これも行ったことのない水分神社の本殿へ行ってみました。この本殿には宇部市指定天然記念物になっている推定樹齢300年以上のスダジイがあります。小さい神社ですが、歴史は古くその謂れも聞きました。その名のとおり、田畑の耕作に欠かせない水の分配を司る神様を祀っていて、秋期大祭では、白装束の担ぎ手が、深いところでは肩まで水に浸かり、厚東川の対岸まで神輿渡御するんです。その境内のスダジイの巨木は、案内板によると、かつては地上2mほどの高さで2幹に分かれ、大きな樹冠を誇っていたようですが、平成3年(1991)9月の台風(これが例の19号ですよ)で東側の幹を失ってしまったんですって。根元付近の太さに比べ、4mほどの高さでは極端に細くなっているように見えるのはそのためでしょう。しかし、それから28年、失った幹のところから生えた枝が成長して、以前の姿は知りませんが、今の姿も十分に堂々としていました。

 宇部市に何十年と住んでいるのにまだまだ知らないことだらけです。機会があればまた来年も見に来たいと思っています。

 その後、みんなで仲間のSさん宅に寄りました。こんなに美味しいものをご馳走になったんだから、お礼に句会ぐらいしなくっちゃね~と、私が〝吟行句3句〟と言うと、口ではワアワア言いながらも、まあみんなもう馴れたものです。

 一つここで注意!この時の季語に「川渡御」「渡御」「神輿」が出ましたが、これらは全部夏の季語。だから、そのままでは吟行句になりませんので、「秋の…」と付けないと。また、「幟(のぼり)」が出ていましたが、これは端午の節句のものですから、これも「秋祭の幟」と言わなくてはいけませんね。他に秋の季語の「数珠玉」や「椎の実」が出ていたので、〝見てきたようなウソを言って…みなさんホントに上手になりましたね~〟と褒めると、〝ほら、これ!〟と言って、ポケットからコロコロ出して見せてくれて…。ウウ~ン、私が見てなかっただけなんですね。これは、これは大変失礼しました。ゴメンナサイ!

 写真は、水分神社と絵の描いてある格天井。スダジイの大樹。駐車場へ行く途中、橋の上で神社へ戻ってくる神輿に出会いましたが、その橋の欄干には宇部市のシンボル、ペリカンの〝カッタくん〟がデザインされていました。今まで歩いたことがなかったので、これも初めて。そして、最後はこの辺りの田圃風景です。

 

コメント (2)
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