今日は第二日曜日、「母の日」です。毎年この日は家族で食事へ。今年も義母を連れて娘夫婦も加わり、どこかへ…予約を早くしておかなかったので、めぼしいところへ朝電話してもどこも断られてしまいました。去年は回転寿司へ行って散々でしたので、今年は寿司は止めようということで、焼き肉を食べに行くことになりました。
昨日は午後の俳句教室と夜の句会がありましたので、9時ごろに帰宅。やはりダブルは疲れますので、ブログもお休みしました。
今日は朝から雨が降ってちょっと肌寒い。もうすぐしたら出掛けますので、ちょっと待っている間にブログを書くことにしましょう。
母の日のてのひらの味塩むすび 鷹羽狩行
おむすびというのはどうしてこんなに飽きないんでしょうね。何も食べたくなくてもおにぎりにすれば食べられますもの。中に何を入れても美味しい…海苔で巻いたら更に美味しい!でも、元祖は塩むすびでしょうね。昔食べるものがなかった頃の〝銀シャリ〟、それを塩だけで握ったもの。おかずなどな~んにもなくても、ご馳走でした。私はこれに梅干が入っていれば最高!更に母の握った塩むすびならなおのこと。だから昼はおにぎりにして食べました。もちろん自分で握ってね!
今は本当に贅沢になりましたね。あの頃の〝銀シャリ〟は特別な米ということではなかったと思います。品種改良されて、今時の米の種類のナント多いこと。口が肥えてしまって少々のものでは満足しなくなっているんですね。〝貧しかった時の方が却って幸せだった〟なんて、嘘のような本当の話…でしょう?
午後の教室は、1人欠席の14人、夜の部も1人欠席の9人でした。今月はまだ最初ですので、兼題はありません。夜の部は5句事前投句で普通の句会形式ですが、午後の部は入門教室ですので、講義形式。だから俳句の基本を説明して、即吟で俳句を詠んで貰いました。10人は継続の人ですから問題ないのですが、初めての人はエエッ!とビックリ。それでも、時間内に2句を詠んでいましたから大丈夫です。
芭蕉の〈古池や蛙とびこむ水の音〉を見倣って、この形式で詠んでみましょうというと、次の句が最高点句でした。〈夫の忌や今年も来たか青蛙〉即吟でこれだけ詠めればなかなかのものです。だってまだ2年過ぎた人なんですから。
芭蕉の句を見倣ってと言ったので、このように三段切れになってしまったようです。それで〈夫の忌に今年も来たか青蛙〉または〈夫の忌や今年も来たる青蛙〉と直しました。夏の季語「青蛙」が効いていますね。作者曰く「実は5月3日が夫の忌日なんですが、不思議にも毎年その日から青蛙が出てくるんですよ」と。「そりゃ、きっと姿を変えたご主人のお帰りなんですね~」と言うと、「私もそう思っちょります」ですって。(大笑)このように初めての方も一緒に笑って、今日の教室も無事終りました。ご苦労様!
昨年のブログで紹介した〝イチジク〟、今年も実が生りました。…でもやっぱりすぐに落ちてしまいました。悔しい~!いつになったら食べられるようになるんでしょうか?教えて下さ~い!