ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

クライストチャーチの「紙の大聖堂」

2018年05月03日 | 日記

 今日はもうゴールデンウィーク後半の、5月3日。憲法記念日です。

 長い人なら9日間もある今年の黄金週間も〝サンデー毎日〟の私には何ということもなく…子供が小さかった頃にはあんなに待ち遠しかったのに。この連休に何かをと思ったのですが、人の多いところに出掛ける元気はもうありません。

 今日は天気が回復したので、せめても洗濯と家の中の整理、草取りぐらいでも…と思っています。その前にニュージーランドの旅の続きでも書いておきましょう。

 四日目の続き~です。昼食の後、クライストチャーチの〝紙の大聖堂〟を見学、その後またバスに揺られて二つ目の世界遺産「マウント・クック国立公園」へ。これも大変な強行軍です。約330㎞、約5時間の移動で、ホテルには20時30分の到着予定ですから。

 ところで、このクライストチャーチの町、記憶にありませんか?あの「東日本大震災」が余りにも巨大すぎて、影が薄くなっていると思うのですが、同じ2011年2月22日12時51分、このクライストチャーチ近郊のリトルトン付近を震源地にマグニチュード6.1の地震が襲ったんです。死者185人の内日本人が28名。ほとんどが語学研修に来ていた若い人たちで、入居していたビルが倒壊して災害に巻き込まれたのです。一番多かったのは富山市立外国語専門学校の学生ら。確か大々的にニュースになりビックリしていたのですが、その17日後の東北地方を襲った地震報道の方がショッキングで…言われれば思い出すんですがね。

 その時町のシンボルであった「クライストチャーチ大聖堂」の塔も崩壊してしまったんです。そのために急遽建てられたのが「紙の大聖堂」。これは商業用の段ボールを用いて日本人建築家坂茂(ばんしげる)氏の建てた仮設の教会なんです。この日もたくさんの人が見学に来ていました。教会内部の屋根があのサランラップやトイレットペーパーなどの芯になっているものを大きくしたのを使用しているんだそうです。ビックリ!知られていないだけでどこでも日本人の活躍はスゴイですよね~。今町中が復興の最中であちらこちらに建築中のビルがありましたが、まだひび割れたり瓦礫が残ったりしたところもありました。大聖堂ももちろん復興の最中でしたが、その前の広場に白い椅子がたくさん並んでいたのがすぐ目につきました。聞いてみると被災者の数の椅子…車椅子やゆりかご、車に乗せるベビーチェアなどもあって胸が痛くなりました。でも日本の場合はとても並べきれませんよね。合掌!(写真は一部お借りしました)

 14時過ぎまたバスで出発。途中テカポ湖と傍にある「善き羊飼いの教会」に立ち寄りました。この湖はマウント・クックを望むニュージーランドの代表的な風景の一つ。氷河の水が周辺の岩石を溶かして流れ込むため独特の淡い青色をしています。その湖辺に建っている小さな教会、それが「善き羊飼いの教会」で、この一帯を開拓した開拓民を記念して1935年に建てられた石造りの教会です。時間が遅くてもう中は見学できませんでしたので外から写真だけです。そろそろ暮れかかってなんとも寒い!主人にはとうとう私のマフラーを貸してあげましたよ。この日はマウント・クックは見えませんでしたが、明日見えることを願って、もう真っ暗になってしまった道をひたすらホテルへ。

 この教会の傍に、11月から2月にかけて咲き乱れるという「ルピナス」(日本では初夏の季語)が2,3本咲き残っていました。

 予定時刻にホテルへ到着。全貌がわからぬまますぐ食事、やっぱりバイキングでした。明日はいよいよマウント・クックハイキングですので早めに就寝。疲れました!ここは夜零下7度と…部屋は暖房が利いていましたが、でもトイレは冷た~い!では続きはまたね。

 

コメント (2)
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