神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

出雲大社の参道

2012年04月02日 14時10分02秒 | 日記

 春めいて来ましたが、梅は終わっても桜はまだ。いい被写体を探して出雲大社へ。JRの旧大社駅の前を通って、大鳥居をくぐり、勢溜から左に折れて参道西側の駐車場に入ります。車で訪れる時はこの順路が標準です。

 駐車場から少し歩けば本殿の横に出られますので至極便利ですが、これが問題でなんだか勝手口から他人の家に入る感じです。

 大鳥居をくぐって観光客、大型バスと共に出雲大社に向かうワクワク感から、松並木に囲まれ、玉砂利を敷き詰めた長い参道をゆっくりと歩いて、厳かな雰囲気へと変わる時間の経過があります。これをショートカット。なんか効率的というか、先を急ぐツアー観光のようです。

 で、暖かくなったことだし勢溜から歩いてみました。ここは、出雲駅伝のスタート地点。出雲大社本殿よりも高い所です。参道は下り坂です。

 石畳で本殿は遥か彼方です。周囲は常緑の広葉樹です。

 川を渡って足元は玉砂利に変わります。鳥居を超えると松並木です。真ん中の通路はかつては高貴な人のみが歩くことを許されたところだったそうですが、今は松の根の保護のために歩かないようにします。小さな看板と簡単な柵があるだけで、やんわりと注意書きがあります。

 振り返ると俗世間は石畳の上の方に。静寂の世界へはまっていくようです。人影もまばらです。玉砂利を踏みしめる音だけが聞こえます。


 歩いちゃいけないところに入って、振り返ると勢溜方向は遥か彼方になりました。

 仮本殿が見えてきました。

 ここまで来ると急激に人が増えて賑やかになります。やはり、観光客、特に団体の皆様は勝手口から入ってきたのね。記念写真を撮影しています。

 最後の鳥居をくぐって境内に入ります。ここから先はバスガイドの声、観光客の笑い声。とっても賑やかです。


 国宝本殿は修理が終了して、現在、仮屋根撤去の段階です。今年の夏には新しくなった姿が見られることでしょう。

 杉の緑は年末に訪れた時よりも明るくなりました。おみくじの白とのコントラストはより鮮やかです。



 神楽殿前の日の丸、今日は風にたなびいて丁度いい具合です。この国旗掲揚塔、高さが47m、国旗の大きさは畳75枚分もあるとか。下から見ると大きさが実感できません。

 桜の花も咲き始めました。これはソメイヨシノではないと思いますが、あたりの空気をほんわかとさせてくれます。

 こっちはソメイヨシノかな。

Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

 よく見るとほとんどすべての写真が右上がりです。つまりカメラは右下がりということ。ショルダーバッグにレンズ2本を入れて右肩に掛けていたからでしょうか。意識して水平を取るように心がけていますが、どうもこうなります。