斐川町には出雲村田製作所があります。ここではセラミックコンデンサを生産しているのだそうですが、「森の中の工場づくり」のスローガンを掲げ、椿が約1,000種類・1,130本、桜が65種類・396本植えられています。桜はソメイヨシノばかりではなく珍しい品種が植えられています。
15日の日曜日は天気も上々、風がなく、お花の撮影には最適なコンディションです。工場の敷地内は普段は関係者以外立ち入り禁止ですが、この日ばかりは村田の若手社員さん総出で歓迎してくれます。
従業員駐車場の道端に桜並木ができています。地元の人達がたくさん訪れます。子供にはお菓子とジュースのサービス。大人には茶席が設けられ抹茶と団子のサービスがあります。
こっちの品種は緑の葉と淡いピンクが美しい。「細川におい」だったかな。爽やかな絵になりました。匂いは桜餅の葉っぱの匂いです。
背景もピンクで春の暖かさが表現できました。「八重紅大島」だったような。
これは雲南市の三刀屋で有名な「御衣黄」。
ここの桜だけは背景に山が迫っており、黒バックにできます。花の白さが一段と映えます。
これは枝の節が特徴的な「市原虎の尾」。
Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)
Tokina AT-X M100 PRO D 100mm F2.8
桜の撮影は見上げるカットが多くなりますので、花をクローズアップすると背景の処理が難しいです。時には花に光があたらず、暗い絵になることも。
風で花が微妙に揺れるのでシャッタースピードは早く、背景をぼかすために絞りは5.6~8くらいで撮影しました。じっくりと構えると桜見物のお客さんに迷惑になるので、マクロレンズもオートフォーカスで数撃ちゃ当たるの撮りまくりでした。
桜見物の人たち、皆さんカメラ持参です。あるいは携帯で撮影していますが、私のようにでかいフルサイズセンサーの一眼レフを持つ人は案外少なかったです。