神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

日本海の波、空を映す砂浜の鏡

2014年03月21日 12時20分54秒 | 日記

 暑さ寒さも彼岸までといいますが、本日の春のお彼岸は「冬」です。真冬のような、身を切るような冷たい風は吹きませんが、日本海からの強い風は体温を奪っていきます。

 出雲市多伎町の海岸です。遠浅の砂浜が出雲大社方向に続いています。向こうの山は島根半島の北山山地。国引き神話で新羅国から引っ張ってきた島を三瓶山を杭として繋ぎ止めていた縄の一本です。


 西側に日本海が広がっています。空には鉛色の雲と所々に青空。海岸に打ち寄せる波は砂の上を白い泡で満たし、海へと戻っていきます。


 海水が砂浜に吸い込まれるまでの暫くの間、波打ち際に空が出現します。




 ファインダーに集中していると足元に波がやってきます。広角レンズなので、波は思いのほか近くにあります。




 時々、太陽が顔をのぞかせ、影を作ります。

Nikon Df + Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)