神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

日本海の波、空を映す砂浜の鏡

2014年03月21日 12時20分54秒 | 日記

 暑さ寒さも彼岸までといいますが、本日の春のお彼岸は「冬」です。真冬のような、身を切るような冷たい風は吹きませんが、日本海からの強い風は体温を奪っていきます。

 出雲市多伎町の海岸です。遠浅の砂浜が出雲大社方向に続いています。向こうの山は島根半島の北山山地。国引き神話で新羅国から引っ張ってきた島を三瓶山を杭として繋ぎ止めていた縄の一本です。


 西側に日本海が広がっています。空には鉛色の雲と所々に青空。海岸に打ち寄せる波は砂の上を白い泡で満たし、海へと戻っていきます。


 海水が砂浜に吸い込まれるまでの暫くの間、波打ち際に空が出現します。




 ファインダーに集中していると足元に波がやってきます。広角レンズなので、波は思いのほか近くにあります。




 時々、太陽が顔をのぞかせ、影を作ります。

Nikon Df + Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)



晴天のもと、梅咲き誇り、桜綻ぶ。

2014年03月17日 16時37分36秒 | 日記

 今日は晴天。風が強いですが、昨日ほどではありません。新しいカメラでマクロレンズを使ってみます。撮影場所はいつもの斐川公園。梅がそろそろ満開でしょう。

 斐川公園は小高い山です。西風をまともに受けます。風が弱まった瞬間を狙ってシャッターを切りますが、マクロレンズでかなり寄っていますのでピントが甘くなっています。花が揺れ、オートフォーカスが追従しきれません。






 光の色が暖かです。


 桜の蕾が膨らんでいる木があります。


 ちらほら、咲いています。

Tokina AT-X M100 PRO D 100mm F2.8

 このカメラ、Df で撮影した画像は D700 に比較して色の深みが良く出ます。


春霞み、風強き、春まだ来ぬ宍道湖湖畔。

2014年03月16日 18時18分50秒 | 日記

 新しいカメラの試写を兼ねて宍道湖西岸のいつもの撮影ポイントへ。春の花を撮影しようかと荒神谷遺跡公園、斐川公園へ行きましたが、風が強くて被写体が激しく動いています。

 で、向かった先は宍道湖西岸です。左は斐伊川河口。この道の先に宍道湖があります。春はまだありません。


 田んぼは所々耕されています。緑はありません。


 湖畔では立っているのもやっとの強い風が吹いているのみ。車が激しく揺れ、車外に出ると体が飛ばされそう。ファインダーの中の画像も激しく揺れます。


 松江方向、霞んで水平線があるのみ。


 西風ですので湖面は意外に穏やか。

Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)


春霞みの加茂の光明寺

2014年03月16日 17時27分36秒 | 日記

 かねてより行ってみたかった雲南市加茂町の光明寺です。


 銅鐸が出土した加茂岩倉遺跡のすぐ近くです。細い急な山道を上がったところにあります。


 駐車場の脇にフキノトウが生えていました。


 朽ちた杉の巨木が寺の歴史を見守っています。


 眼下には加茂町の町並みと松江道の高架橋が見渡せます。ここから朝の雲海が見られることがあるそうです。


 山門をくぐって本堂へ向かいます。


 山門の中には一対の仁王様が睨みをきかせています。

 肉眼では、昼の明るさに慣れた目では暗く、仁王様はほとんど見えません。ISO3200で手持ち撮影。ちょっとぶれています。

 裏側には古い石仏が。


 本堂は下半分が高さ方向に伸びた感じ。


 なぜかといえはご本尊の十一面観音像は背がとっても高いのでこのような本堂になったのでは。

Nikon Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)
 見上げると幕の向こうにかろうじてお顔が拝見出来ました。ISO3200にて。実際よりもかなり明るく撮影出来ています。色温度を補正しています。

 秋の紅葉時期がベストシーズンだそうです。


Nikon Df 使用感

2014年03月15日 18時12分38秒 | 日記

 本日晴天。昼休みに近所の麦畑で Nikon Df で撮影をしてみました。昨日から時々、触っているのですが、まだ、手に馴染みません。おいおい慣れてくるでしょう。

 撮影場所は今年の正月に撮影した所と同じです。麦がだいぶん成長し、背丈が伸び、緑色が濃くなっています。

 まずは18-35mm広角ズームで広角端18mmです。



Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)

 次に28-105mm標準ズームで広角端28mmです。



Nikon Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)

 最後に28-105mm標準ズームで望遠端105mmです。

Nikon Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)

 正月時期とは太陽光の当たり方、空気の透明感が違いますので一概に比較はできませんが、見比べてみると D700 の絵はコントラストが高いようです。RAW 画像の現像の具合もあります。

 一方、Df は色の乗りが濃くなるようです。より現実に近いような感覚です。同じレンズで、同じ撮影条件で比較しないと正確な表現はできませんが。

 いずれのレンズでもシャープネスは驚くほど切れています。ディスプレー上で等倍で見ると、遠くの電柱の碍子がくっきりと識別できます。D700 の時は切れが悪いなと思っていましたが、さすがニッコールです。

 シャッター音は初めてシャッターを切ってみて「びっくり!」。とっても柔らかな音です。上品というか滑らかに「シュトッ」と音がします。ん~、上手く表現できない。さり気なくシャッターを切った感じ。以前使っていた F4 に近い感じです。D700 がメカニカルに「ガチャ」というの音とは全く違います。「撮影したぞ」という気負いはありません。カジュアルに撮影できます。 本日はこの辺で。