先日台湾が25年までに脱原発を実現すると発表しました。ドイツは既に22年までの脱原発を決めています。共に5年半前の福島原発の事故を契機にしています。技術先進国の日本にして防げなかった重大事故を我事と考えたのでした。また、放射性廃棄物で数万年後の子孫にまでリスクを負わせることに躊躇した結果です。
翻って我が国はどうでしょうか。安倍政権は12年の衆院選公約を破棄して、原発をベースロード電源として位置づけています。原則40年の稼働期間を超えて更に20年間延長させようとさえしています。国民の総意はと言えば事故後一貫して脱原発が圧倒的多数です。
彼我の差は何でしょうか。ドイツが脱原発を決めた時、仮に電力不足に陥っても陸続きの隣国から供給される安心感があると言われていました。我が国では叶わない条件です。しかしこの度の台湾は日本と同様島国で隣国からの電力供給は有りません。
彼らは今後の9年間のうちに再生可能エネルギーを増やして原発の代替とする覚悟を決めたのです。
彼我の差は何でしょうか。日本は米国の同盟国で第3次アーミテージ・ナイレポートの冒頭で原発再稼働を指示されており、安倍政権はこれに従っています。一方ドイツも台湾も同様に米国の同盟国であり、原発の継続稼働を指示または要請されている可能性は有ります。しかしドイツは福島原発事故の4か月後には脱原発を決定しています。台湾は民進党政権が発足して5カ月目の今月に脱原発を決めました。
彼我の差は何でしょうか。それは政権が国民の総意にどれだけ沿うかの違いです。我が国は経済界や米国の意向に沿って国民の総意をないがしろにする政権を国民が選んでいます。ドイツや台湾でも経済界は原発稼働重視で、米国の意向も同じでしょう。しかし彼らの政権は国民の声に沿う決断を下したのです。
彼我に大きな差があります。それは福島原発がドイツや台湾にあるのではなく、日本にあることです。事故当時以降膨大な大気汚染、海洋汚染で世界中に迷惑をかけたばかりでなく、5年半経過した今でも収束せず、いぜんとして大気と海洋を汚染し続けています。その当事国の日本が脱原発でなく、原発継続を選んでいることは国民として大いに恥ずべきことではないのでしょうか。
翻って我が国はどうでしょうか。安倍政権は12年の衆院選公約を破棄して、原発をベースロード電源として位置づけています。原則40年の稼働期間を超えて更に20年間延長させようとさえしています。国民の総意はと言えば事故後一貫して脱原発が圧倒的多数です。
彼我の差は何でしょうか。ドイツが脱原発を決めた時、仮に電力不足に陥っても陸続きの隣国から供給される安心感があると言われていました。我が国では叶わない条件です。しかしこの度の台湾は日本と同様島国で隣国からの電力供給は有りません。
彼らは今後の9年間のうちに再生可能エネルギーを増やして原発の代替とする覚悟を決めたのです。
彼我の差は何でしょうか。日本は米国の同盟国で第3次アーミテージ・ナイレポートの冒頭で原発再稼働を指示されており、安倍政権はこれに従っています。一方ドイツも台湾も同様に米国の同盟国であり、原発の継続稼働を指示または要請されている可能性は有ります。しかしドイツは福島原発事故の4か月後には脱原発を決定しています。台湾は民進党政権が発足して5カ月目の今月に脱原発を決めました。
彼我の差は何でしょうか。それは政権が国民の総意にどれだけ沿うかの違いです。我が国は経済界や米国の意向に沿って国民の総意をないがしろにする政権を国民が選んでいます。ドイツや台湾でも経済界は原発稼働重視で、米国の意向も同じでしょう。しかし彼らの政権は国民の声に沿う決断を下したのです。
彼我に大きな差があります。それは福島原発がドイツや台湾にあるのではなく、日本にあることです。事故当時以降膨大な大気汚染、海洋汚染で世界中に迷惑をかけたばかりでなく、5年半経過した今でも収束せず、いぜんとして大気と海洋を汚染し続けています。その当事国の日本が脱原発でなく、原発継続を選んでいることは国民として大いに恥ずべきことではないのでしょうか。