米国民の皆さんこんにちは!トランプ政権で初の中間選挙が近づいています。この2年近いトランプ氏の政治に対して皆さんはどのような判断を下すのでしょうか。
この一世紀近くの間、米国は世界最大の経済大国であり、軍事大国であり、そして自由と民主主義のリーダーでした。国際連合の本部も1952年からずっとニューヨーク市に有ります。
その米国の大統領としてどのような人物が望ましいのでしょうか。世界連邦主義者の私としては次の3点を掲げたいと思います。先ずは自国だけでなく、世界全体に思いを馳せる人です。次には今日明日だけでなく、50年、100年先まで視野に入れて考える人です。そして最後に最も大事なことですが戦争を近づけず、遠ざける人です。
トランプ氏は大統領就任直後に地球温暖化抑制のパリ協定から離脱しました。理由は2001年のブッシュ政権による京都議定書離脱時と同様自国の産業にとって不利だからです。共和党政権特有の自国第一主義で世界全体のこともその未来の事も考えていません。しかしあれから15年経っており、温暖化の悪影響がより顕著になっているだけにブッシュ政権よりも罪深いと言えます。
彼は同時に環太平洋経済連携協定(TPP)から離脱しました。理由は主に自国の自動車産業保護です。TPPやEUの様な多国間経済協定には域内の経済格差を是正していく作用があります。より貧しい国のより安い労働による産品が売れてより豊かになれるからです。その代わり米国のように富める国は我慢しなければなりません。一種のノブレス・オブリージュです。米国内にも経済格差はありますがそれは米国内で解消すべきものです。そういう意味でこれら多国間経済協定は将来の世界連邦に至る道筋上にあるものです。しかし彼の念頭にそれは全く無く、有るのは米国の強さで2国間交渉を有利に運ぶことのみの様です。
彼は欧州や日本などの同盟国に軍備拡張を促しています。GDPの2%まで軍事費を増やせと言うのです。勿論米国製の兵器を買うよう押し付けて「死の商人」にもなっています。当然のことながら中国、ロシアなどは対抗して軍備を拡張し、際限のない軍拡競争になるでしょう。そしてある日些細な事件をトリガーにして戦争が始まるのです。元々政治家としての実績も素養も無い彼は歴史から教訓を学んではいないことでしょう。
彼はメキシコ、カナダ、日本、欧州など対米貿易黒字国にその削減を求めていますが、取り分け黒字額最大で米国を脅かす勢いで成長する中国に対して通商法や通商拡大法に基づく高関税などの貿易戦争を仕掛けています。しかしこれらは何れも米国内法に基づく一方的な措置であり、WTO違反の疑いは濃厚です。貿易戦争は第二次世界大戦の例を見るまでもなく、戦争に直結します。世界をたった1mmでも戦争に近づけることは政治家としてあるまじき行為ですが、これも彼は認識していないようです。
昨日衝撃的なニュースが入りました。彼が中距離核戦力(INF)全廃条約の破棄を表明したとのことです。レーガン・ゴルバチョフ両氏が築き上げた和平の枠組みでした。理由はロシアが条約に違反していたと言うのです。それならロシアに順守を迫れば良いだけの話です。中国が野放しだと言うなら中国にも締結を迫れば良いだけの話です。米国自ら最初に破棄する理由にはなりません。どうやら彼は新たな中距離核戦力の開発を目論んでいるようです。そして際限のない軍拡競争の口火を切る愚を冒し、世界を戦争の危険域に導こうとしているのです。
米国民の皆さん、この中間選挙でトランプ政権にNo!を突き付けませんか?世界の平和にとって、地球の未来にとって彼はあまりにも危険な米国大統領だと思うのですが如何でしょうか。下院での民主党勝利は勿論のこと、上院でも民主党に多数を与えてください。全米でトランプ政権No!の声が圧倒することを祈念してやみません。
この一世紀近くの間、米国は世界最大の経済大国であり、軍事大国であり、そして自由と民主主義のリーダーでした。国際連合の本部も1952年からずっとニューヨーク市に有ります。
その米国の大統領としてどのような人物が望ましいのでしょうか。世界連邦主義者の私としては次の3点を掲げたいと思います。先ずは自国だけでなく、世界全体に思いを馳せる人です。次には今日明日だけでなく、50年、100年先まで視野に入れて考える人です。そして最後に最も大事なことですが戦争を近づけず、遠ざける人です。
トランプ氏は大統領就任直後に地球温暖化抑制のパリ協定から離脱しました。理由は2001年のブッシュ政権による京都議定書離脱時と同様自国の産業にとって不利だからです。共和党政権特有の自国第一主義で世界全体のこともその未来の事も考えていません。しかしあれから15年経っており、温暖化の悪影響がより顕著になっているだけにブッシュ政権よりも罪深いと言えます。
彼は同時に環太平洋経済連携協定(TPP)から離脱しました。理由は主に自国の自動車産業保護です。TPPやEUの様な多国間経済協定には域内の経済格差を是正していく作用があります。より貧しい国のより安い労働による産品が売れてより豊かになれるからです。その代わり米国のように富める国は我慢しなければなりません。一種のノブレス・オブリージュです。米国内にも経済格差はありますがそれは米国内で解消すべきものです。そういう意味でこれら多国間経済協定は将来の世界連邦に至る道筋上にあるものです。しかし彼の念頭にそれは全く無く、有るのは米国の強さで2国間交渉を有利に運ぶことのみの様です。
彼は欧州や日本などの同盟国に軍備拡張を促しています。GDPの2%まで軍事費を増やせと言うのです。勿論米国製の兵器を買うよう押し付けて「死の商人」にもなっています。当然のことながら中国、ロシアなどは対抗して軍備を拡張し、際限のない軍拡競争になるでしょう。そしてある日些細な事件をトリガーにして戦争が始まるのです。元々政治家としての実績も素養も無い彼は歴史から教訓を学んではいないことでしょう。
彼はメキシコ、カナダ、日本、欧州など対米貿易黒字国にその削減を求めていますが、取り分け黒字額最大で米国を脅かす勢いで成長する中国に対して通商法や通商拡大法に基づく高関税などの貿易戦争を仕掛けています。しかしこれらは何れも米国内法に基づく一方的な措置であり、WTO違反の疑いは濃厚です。貿易戦争は第二次世界大戦の例を見るまでもなく、戦争に直結します。世界をたった1mmでも戦争に近づけることは政治家としてあるまじき行為ですが、これも彼は認識していないようです。
昨日衝撃的なニュースが入りました。彼が中距離核戦力(INF)全廃条約の破棄を表明したとのことです。レーガン・ゴルバチョフ両氏が築き上げた和平の枠組みでした。理由はロシアが条約に違反していたと言うのです。それならロシアに順守を迫れば良いだけの話です。中国が野放しだと言うなら中国にも締結を迫れば良いだけの話です。米国自ら最初に破棄する理由にはなりません。どうやら彼は新たな中距離核戦力の開発を目論んでいるようです。そして際限のない軍拡競争の口火を切る愚を冒し、世界を戦争の危険域に導こうとしているのです。
米国民の皆さん、この中間選挙でトランプ政権にNo!を突き付けませんか?世界の平和にとって、地球の未来にとって彼はあまりにも危険な米国大統領だと思うのですが如何でしょうか。下院での民主党勝利は勿論のこと、上院でも民主党に多数を与えてください。全米でトランプ政権No!の声が圧倒することを祈念してやみません。