より良き明日の為に

人類の英知と勇気を結集して世界連邦実現へ一日も早く

英国民の皆さんへ(その2)

2018-11-25 17:23:38 | より良き世界のために
 メイ首相と英国民の皆さんこんにちは。私は日本の世界連邦運動(WFMJ)のメンバーの一人です。
 現在英国のEU離脱(BREXIT)問題が難しい局面にありますね。現状ではEUとの合意が為されても英国議会で否決される可能性が高くなりました。今の時点で再度国民投票を実施してEU残留を選び直しては如何でしょうか。

 2016年6月の国民投票ではEU離脱派が勝利しました。これは残留派の勝利を見越して国民投票に踏み切ったキャメロン前首相の誤算だったと言われています。その原因は離脱強硬派により流布されたデマに因るところが大きいようです。あれから2年半近くになりますが、離脱に伴う様々な問題点が改めて皆さんに理解されて来たのではないでしょうか。

 例えば金融センターとしてのシティーの地位低下、世界各国の企業がEUの拠点を英国からフランス等に移す経済的地位低下、アイルランドとの国境問題、スコットランド独立の懸念、そして最近はジブラルタルの国境問題までも出て来ました。

 一方EU離脱で得られるものは何でしょうか。まずは独立国家としての自尊心、つまりかつての大英帝国がブリュッセルの中央政府に従う地方政府に甘んじる様な屈辱感の排除。次に避難民の流入阻止。そしてEU負担金の免除などでしょうか。

 しかしこれらは何れも世界の真の平和にとっての弊害でしかありません。世界の真の平和の為には個々の国家の権限を減らして世界連邦に集約して行かなければなりません。EUはまさにその雛形なのです。避難民は地域社会に受け入れ、生活レベルの格差を無くしていくべきです。EU負担金はその為の原資であり、将来の世界連邦税になっていくべきものです。

 つまり現在英国が目指しているEU離脱は世界の真の平和への流れに逆行するものに他なりません。今英国内に残留派が増えつつあるのはその自然の流れに沿おうとする民衆の無意識な行動ではないでしょうか。

 メイ首相と英国民の皆さん、世界の真の平和の為に、今この時点で再度国民投票を実施してEU残留の流れを選び直してくださる様お願い致します。