おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
首・肩・腰・膝の痛み―14・・・方剤解説⑦・・・
7.冠脉通塞丸 (医林改錯・いりんかいさく) 冠脉通塞丸
【組成】桃紅四物湯:地黄・芍薬・当帰・川芎・桃仁・紅花と四逆散:柴胡・芍薬・枳実・甘草の組み合わせに牛膝、桔梗を加えたもの
(血府逐瘀湯・けっぷちくおとう)
血剤
桃仁(苦平) 紅花(辛温) 牛膝(苦平) 川芎(せんきゅう・辛温) 当帰(甘温) 地黄(甘寒) 柴胡(苦平) 枳實(苦寒)
水剤
芍薬(苦平)
脾胃剤
甘草(甘平)
【効能】中年以降又は高血圧傾向のあるものの次の諸症:頭痛、頭重、肩こり、のぼせ、動悸
【薬能】血行を良くし、うっ血を取り除く。気をめぐらし、痛みを止める。気分が塞いだ状態をほぐす。
【解説】
痛みが慢性に続き、固定性で刺すような激しいもの、熱感、イライラ、怒りっぽい、動悸、不眠、口唇や目の周辺がどす黒い、舌質が紫色あるいは紫色の点や斑(まだら)状があるなどを目標にします。
瘀血(おけつ)により気や血の通行障害が引き起こされるため疼痛が生じます。
神経症や気分が塞いだりすることにより気が滞り瘀血(おけつ)が生じ、イライラ・怒りっぽい、炎症が酷くなると熱感があらわれ夕方に強くなり、瘀熱(おねつ・身体内部にこもった熱)が心神に及ぶと不眠・動悸がみられ、胃気が下部より上部に突き上げるとシャックリが生じます。
姿勢の悪さや運動不足などで長時間固定されると局部が瘀血(おけつ)の状態になったり、過労などにより気血の流れが悪くなると痛みなどの症状が現われます。
風邪(ふうじゃ)や湿による痛みも慢性化すると瘀血(おけつ)を生じます。
風邪と湿を取り去り、止痛作用を持つ方剤に冠脉通塞丸の併用がお勧めです。
王清任(1768-1831)の「医林改錯」に記載されている血府逐瘀湯(けっぷちくおとう)が原方で、血剤の桃仁・紅花・牛膝・川芎・当帰と、身体の気(き)の流れを良くする生薬で構成されています。
風邪の病証
風邪には「突然発症する」「変化がある」「人体の表面・上部をおかしやすい」という特徴がある。
風邪による病理反応は、主に自律神経系や末梢神経の障害によるものと考えられる。中医学入門
【このような人に】
*静脈が黒ずんで浮いて見える方、アザができやすい方の痛みに
*患部や胸脇が脹った感じがして痛む方
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