おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
クラシエ薬品の資料より
不妊症-10
【組成】逍遙散:当帰・茯苓・芍薬・朮・柴胡各3.0;甘草2.0;乾生姜・薄荷各1.0
気剤 薄荷(辛温) 生姜(辛温)
血剤 柴胡(苦平) 当帰(甘温)
水剤 芍薬(苦平) 茯苓(甘平) 朮(苦温)
脾胃剤 甘草(甘平)
加味逍遥散は
血剤の牡丹皮(辛寒) 山梔子(苦寒)が加味され、加味逍遥散となります。
【処方】逍遥散
【効能】体力中等度以下で、肩がこり、疲れやすく精神不安などの精神神経症状、ときに便秘の傾向のあるものの次の諸症:冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症、不眠症、神経症
【薬能】ゆううつ感・胸脇痛・寒くなったり熱くなったりする・頭痛・めまい・口や喉の乾燥感・皮膚につやがない・疲労感・月経不順・経血量が少ない・乳房が張って痛む・食欲不振などももの。
ストレスなどによる腹痛、腹鳴などのもの。
【解説】
飲食不節制・過労状態・房事過多等によるストレスにより自律神経が失調すると、ゆううつ感・イライラがみられます。
又、消化吸収にも影響し気の不調や、血液の生化が不足し、肝の血液が少なくなると自律神経に影響を及ぼします。
肝の血液が少なくなる(経血も不足し月経量が少なくなる)と失調するため衝任脈も失調し、月経が不定期になり経血量も少なくなります。
衝任脈=上古天真論篇 第一 第六節-女 十四歳参照
柴胡が主薬で、鬱滞した肝の気を滑らかに動かし、小量の薄荷が機能調整の効能を強めます。
養血活血の当帰は、肝の血を補充して自律神経を調整します。
脾の働きを良くする白朮・茯苓・甘草は気や血の生化の源を益し、辛温の生姜が脾気を鼓舞します。
四逆散や小柴胡湯と異なるのは、肝の血を補うことです。
逍遥散は、肝の血を補い肝の気を調整し肝臓と脾臓を併治する全面的な用薬です。
肝の機能が失調し、血液が不足するのに機能が異常に亢進をすると怒りっぽい・口乾などの症候をともないます。
逍遥散に牡丹皮・山梔子を加えた加味逍遥散では、血液に熱が生じたものを清す牡丹皮と山梔子は、熱を冷まします。
さらに四物湯や六味丸を併用することで効果が高まります。
【このような人に】
*月経不順で子宝に恵まれない方
*ゆううつ感・イライラするタイプで子宝に恵まれない方
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