おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
クラシエ薬品の資料を参考として掲載します
不妊症－11
中医学的解説②
不妊症の中医学的治療の中心は【腎を働きを良くし、冷えを取り除く】【ストレスを取り除く】【水毒・水滞と瘀血(おけつ)を取り除く】です。
弁証
【腎を働きを良くし、冷えを取り除く】
腎精(腎臓の生殖の精)が不足しているため、血が不足して衝任を通して子宮を養うことができない。腎精とともに生命力が不足し、子宮を温めて受精したり、妊娠を養育する能力がない。
「症状」
四肢が冷えて冷え症、元気がない、腰や膝に力が入らない、女性では生理周期の延長、経血量が少なくうすい、基礎体温では高温期が短く、全体に低い。
「論治・処方」
温め、腎の働きを良くする
鹿茸大補湯
八味地黄丸
補養 など。
冷えでなく火照るタイプもあります。
処方は異なります。
【ストレスを取り除く】
精神的ストレス・悩み・怒り・緊張などにより、肝の気が調節できなくなり、気や血が鬱滞して胞宮(子宮)が栄養を受けられずに発生する。
「症状」
ゆううつ、イライラ、怒りっぽい、胸脇部の張り、ためいき、生理周期は一定しない、乳房の張り、基礎体温はギザギザ。
「論治・処方」
ストレスをほぐす
加味逍遥散
逍遥散
香蘇散
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