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黄帝内経素問 平人氣象論篇 第十八 第一節

2012-05-15 09:23:40 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著・鍼灸医学大系 ③ 黄帝内経素問 平人氣象論篇 第十八

第一節

原文

 黄帝問曰。平人何如。

 岐伯對曰。人一呼脈再動、一吸(脈)亦再動、呼吸定息。脈五動閏以太息。命曰平人。平人者不病也。

常以不病調病人。醫不病。故爲病人平息以調之爲法。人一呼脈一動、一吸脈一動、曰少氣。人一呼脈三動、一吸脈三動而躁、尺熱曰病温。尺不熱脈滑曰病風。脈濇(渋)曰痹。人一呼脈四動以上曰死。脈絶不至曰死。乍疎(疏)乍數曰死

 平人之常氣稟於胃。胃者平人之常氣也。人無胃氣曰逆。逆者死。

一吸亦再動、東洋学術出版社素問=一吸脈亦再動

通解では、一回の吸う息の間に亦脈が二度搏つというのが正常なので、とあり

一吸脈亦再動と脈が有るのが正しい。

乍疎乍數曰死 東洋学術出版社素問=乍疏乍數曰死 通解に、疏とも書く、としている。

訓読

黄帝問うて曰く「平人は何如ぞ」と。

 岐伯對えて曰く「人は一呼に脈再動、一吸に亦再動して呼吸定息す。脈五動して閏(じゅん)すれば大息(太息)を以てす。命じて平人という。平人とは病まざるなり。常に病まざるを以て病む人を調す。醫は病まず。故に病む人の爲に平息して以て之を調するを法と爲す。

人の一呼に脈一動、一吸に脈一動するを少氣という。人一呼に脈三動、一吸に脈三動して躁(はや)く、尺熱するを病温という。尺熱せず脈滑なるを病風という。脈の濇なるを痹という。

人一呼に脈四動以上死と曰う。脈絶えて至らざるを死と曰う。乍ち疎にして乍ち數なるを死と曰う。

 平人の常の氣は胃より稟(う)く。胃は平人の常氣なり。人の胃氣なきを逆という。逆する者は死す。

 

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