おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 玉機真藏論篇 第十九
第十四節
黄帝曰。凡治病、察其形氣色澤、脈之盛衰、病之新故、乃治之、無後其時。形氣相得、謂之可治。色澤以浮、謂之易已。脈從四時、謂之可治。脈弱以滑、是有胃氣。命曰易治。取之以時。形氣相失、謂之難治。色夭不澤、謂之難已。脈實以堅、謂之甚。脈逆四時、爲不可治。必察四難而明告之。所謂逆四時者、春得肺脈、夏得腎脈、秋得心脈、冬得脾脈、其至皆懸絶沈濇者、命曰逆四時。未有藏形、於春夏而脈沈濇、秋冬而脈浮大、名曰逆四時也。病熱脈靜。泄而脈大、脱血而脈實、病在中脈實堅、病在外脈不實堅者、皆難治。
語句の意味 2-2
失=シツ。ウシナう。なくす。見うしなう。逃がす。とりおとす。死なせる。乱れる。ウせる。過失。あやまつ。しくじる。
色夭にして=いろようにして・「顔色がすぐれないこと」である。鍼灸医学大系
色夭れ=いろかれ・(顔色が)明らかでなく。東洋学術出版社素問
脈逆四時=みゃくしじにぎゃくす・身体が四時の気候の変化に適応することができないために、脈象も四時の気候の変化に相応する変化をすることができなくなってあらわす病理的現象をいう。通常次の二つの場合をいう。
1)四時の脈象の太過・不及・相反。
たとえば春夏の脈に浮洪があらわれずかえって沈渋があらわれ、秋冬の脈に沈実があらわれずかえって浮洪があらわれるなど。
2)身体各部の脈搏の変化が異常であること。
たとえば春夏には人迎脈は当然有余であるべきなのにかえって不足で、寸口脈は当然不足であるべきなのにかえって有余であり、秋冬には人迎脈は当然不足であるべきなのにかえって有余で、寸口脈は当然有余であるべきなのにかえって不足であったりするなど。
察=サツ。ミる。よくみる。しらべみる。アキらか。思いやる。推量する。考える。
四難=四つの難病。<素問玉機真蔵論>「
①形気相失これを治し難しという。
②色沢不夭これを已み難しという。
③脈実もって堅しこれをますます甚だしという。
④脈四時に逆らうを治すべからずとなす。
必ず四難を察してこれを明告すべし。」①②③④は昌栄薬品記入
懸絶=脈が沈となって力なく絶するがごときをいう。
<素問陰陽別論>「凡そ真脈の蔵脈を持するとは、肝の至る事懸絶にして急なるは十八日に死す・・・・。」
未有藏形=五蔵の脈気が四時の変化に応じてその形に現すことができないでいる状態をいう。東洋学術出版社素問
病在中脈實堅、病在外脈不實堅者、皆難治
平人気象論 第七節
病在中脈虚、病在外脈濇堅者、皆難治
東洋学術出版社素問
病 中に在りて、脈実堅。病外に在りて、脈 実堅ならず――『新校正』は「平人気象論篇では『病 中に在りて、脈虚、病 外に在りて、脈濇堅』といっており、こことは逆である。
この経文は誤りで、平人気象論篇の文が正しい」と述べている〔ので今これに従がって訳す〕。
鍼灸医学大系
*新校正に「按ずるに平人気象論に云うは、病中に在りて脈虚、病外に在りて脈濇堅と。
此れと相反す。
此の經は誤なり。
彼の論得たりと為す。
未だ藏形有らず春夏、と云うより此に至るまで、平人気象論と相かさなる。
注の義咸(み)な彼れに備われり」とある。
*新校正にある如く、素問中には其の篇によって記述内容の相反するもの、矛盾するもの、重複するもの等が往々存在する。
これは同一人又は同一機関に於ける研究結果の発表ではなくて、上古よりいろいろな形に於て伝承せられた医学思想を、漢の時代に集成されたものであり、且つ源流には所謂神仙の思想があり、又方士や湖南の医家の雑論などもはいりこんで居るので、そのようなことも起るのである。
そこでそれ等の問題に対しては、現代医学の知識を以て十分検討すると共に、臨床的な実験研究によって統一されねばならぬ問題である。
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