おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
薬学博士渡辺武著『漢方が救う人体危機』
現代医療の誤りを正す
第2章 漢方はどう診断するか
〝気〟のやまい(気毒症)の原因とその対処法
p113男性は頭をもっと冷やさなければ女性より長生きできない!
ここが肝腎(かんじん)かなめ心を引き締めて・・・・・というとき、「臍下丹田(せいかたんでん)に力を入れて」といいます。
臍下とはへその下、丹田もやはりへその下の下腹部、ここに力を入れると心が締まり、勇気凛凛(りんりん)、体に満ちてくるというわけです。
ところが、もし、そのへその下に全然力が入らなくなったら、というのがこの項でのお話です。
漢方ではへその下に力が入らない状態を、〝臍下軟(なん)〟といっています。
この現象は疲労、老化、性的退化などの、いわゆる過労状態に陥って気持ちも消極的になり、ファイトをなくしているときに起こります。
このときは、力が入らないだけでなく、そのすぐ下を指でおさえてみると、やわらかく、おまけにそこがまるで心臓のように、動悸(どうき)まで打っています。
この動悸を、〝臍下悸(き)〟といいます。
今から三十年前、私は山陰地方の有名な陶芸家M氏を訪ねました。
M氏は六十数歳で創作活動もやめ、隠居をしていました。
「腹に力が入らないし、よく風邪をひくし、疲れやすく、気力もなくなった」ということでした。
私はM氏にもう一度立派な仕事をしていただきたいと思って、「八味腎気丸」(はちみじんきがん、八味地黄丸・はちみじおうがん)をおすすめしたんですが、それから一ヶ月ほどのちにお訪ねすると、数年ぶりで創作をはじめられて、見違えるように気力のあふれた姿でした。
M氏はその後も創作をつづけ、人間国宝になられました。
臍下軟、臍下悸は腎臓と副腎機能が減退している現象です。
へその下の動悸は、弱っている腎臓と副腎へ血液がどんどん送られているからです。
そのために上半身への血行が少なくなって、視力や鼻、耳や感覚器官の衰えが現われ、気力がなくなったり、物忘れをしやすくなってくるのです。
また同時に、夜中に小便に起きたり、足が弱って疲れやすく、男性は精力まで弱ってきます。
これらはすべて過労、老化現象です。
「八味腎気丸昌栄薬品注・東洋薬行『八味地黄丸』・杉原達二商店『杉原の八味丸』の本物の丸薬が理想です、渡辺先生の推奨品です。」は、こんな症状を改善し、増血をはかり、血行をよくする作用をもっています。
また弛緩(しかん)した筋肉を奮い起こさせる生薬(しょうやく)も加味されており、全身的な働きで、過労、老化を防ぐ強力な漢方薬です。
男性の腎臓や腎機能が減退するのは、腎機能に血液を多量に使っているからです。
男性特有の頭に血液が回らなくなるのですから、男性が女性と同じ機能になって、だんだん女性化してくることになるのです。
しかし、人間の正常な状態は、頭寒足熱(ずかんそくねつ)と漢方ではいっています。
つまり、通常の女性の身体状態が正常だということです。
男性はたえず頭をかっかさせているのですから、もっと頭を冷やさない以上は、女性より長生きはできないわけです。
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