おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 三部九候論篇 第二十
第二節
帝曰。願聞、天地之至數、合於人形血氣、通決死生、爲之奈何。
岐伯曰。天地之至數、始於一終於九焉。一者天、二者地、三者人。因而三之。三三者九、以應九野。故人有三部。部有三候。以決死生。以處百病、以調虚實、而除邪疾。
語句の意味
人形=ひとのかたち。人のかたちにかたどって作ったもの。でく。
=人のからだ。鍼灸医学大系
血氣=①血の働き、作用。
<霊枢衛気失常篇>「営気濡然たる者は病血気に在る。」
②気血(きけつ)に同じ。
血=血は体内を流れる一種の物質である。
その生化の源は中焦の脾胃にある。
脾胃で食物を消化し、その精微と津液が結合吸収され心肺に運ばれ、再び肺の気化作用を経て形成される。
経脈中を流れ身体各部を栄養し、老排(廃)物を排泄する。
血の機能は全身を栄養するばかりでなく、視力・歩行・握力・皮膚感覚などにも関係する。
また血の機能が正常に働くには、気の働きや気血が心血管内を正常に運行していることが必要である。
その色は鮮紅あるいは暗赤色、比重は重く臭気があり、味は鹹で性はよく凝結する。
<霊枢決気篇>「中焦、気を受け汁を取り、変化して赤し是を血という。」
<霊枢本蔵篇>「血和すれば則ち経脈に流行し、陰陽を営覆し、筋骨を勁強し、関節を清利する。」
<素問>「諸血、皆、心に属す。」
気=①体内を流れている栄養に富んだ精微物質で、たとえば水穀の気などをさす。
②臓腑の活動能力で、たとえば五臓の気・六腑の気・経脈の気などをさす。
③臨床上では臓腑機能の失調によっておきた病状、たとえば胃気不降、肝気犯胃などと用いる。
④温病弁証の部位あるいは段階。気分ともいう。
通決=通決とは、あるものを通してそれを解決すること。鍼灸医学大系
天地之至数(てんちのしすう)
始於一終於九焉(一から始まり九に終わる) 六節蔵象論参照
黄帝内経素問 六節藏象論(ろくせつぞうしょうろん)第九第一節
九野=天地人三歳を自乗して九となり、九野に応じる。九野は即ち洛書の九官、禹貢の九州の意味。漢方用語大辞典
九野=九州。九方に分けた天、九天、鈞(キン)天(中央)・蒼(ソウ)天(東)・変天(東北)・玄天(北)・幽天(西北)・天(西)・朱天(西南)・炎天(南)・陽天(東南)、異説もある。
三部=①臓部、上部、下部をさす。<霊枢百病始生篇>「三部の気各各同じからず、或は陰に起き、或は陽に起く、請いてその方(みち)をいう。喜怒を節せざれば蔵を傷る。蔵傷らるれば病陰に起き清湿虚を襲えば病下に起る。風雨虚を襲えば病上に起くこれ三部という。」
②身体の上・中・下をさす。<素問三部九候論>「故に人に三部有り・・・・・下部あり、中部あり、上部あり。」「三部は各々天あり、各々地あり、各々人あり。」
③面部の上・中・下をさす。<霊枢天年篇>「三部三里起る。」
④手脈の寸・関・尺をさす。<難経十八難>「脈に三部あり、三部は寸、関、尺なり。」
⑤頭・手・足の脈をさす。例えば、頭の人迎、手の寸口、足の跌陽の脈をさす。<傷寒論>
王冰の注に「所謂三部とは、身の上中下の部を言う。寸関尺を謂うに非ざるなり。・・・」鍼灸医学大系
三候=①旧暦法で、五日を一候とし、三候を一節気としている。一節気をまた三候と称する。②<素問三部九候論>「部に各々三候あり。三候なるは、天あり、地あり、人あるなり。」③外感病が長びいて21日間に至るもの。
『 柴崎保三著 鍼灸医学大系黄帝内経素問』、東洋学術出版社『現代語訳黄帝内経素問』をお読みください
漢方用語大辞典、明解漢和辞典
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