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p118香辛料を常食すれば自然に体質が改善される!

2012-09-23 07:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

薬学博士渡辺武著『漢方が救う人体危機』

 

現代医療の誤りを正す

 

第2章 漢方はどう診断するか

 

〝気〟のやまい(気毒症)の原因とその対処法

 

p118香辛料を常食すれば自然に体質が改善される!

 

 日ごろ、漢方の食養指導を行っていて、よく感じることがあります。それは、じつにおおぜいの人が、〝香辛料=刺激物だから摂(と)らないほうがいい〟と考えていることです。

 とくに、血圧が高い、胃腸が弱い、あるいはコレステロール、中性脂肪が高い、といった内科的なトラブルを抱えている人ほど、その傾向が強いようです。

実際のところ、医者から香辛料禁止の指示を受けている人さえいます。

 しかし、最近の日本人の食習慣からみると、こうした考え方は、けっして適切なのもではありません。誤りだといってもいいでしょう。

 香辛料には、胡椒(こしょう)や辛子(からし)、唐辛子(とうがらし)、生姜(しょうが)、わさび、山椒(さんしょう)などおなじみのものから、ナツメグ、ウイキョウ、クローブ、シナモン、カルダモンといったものまで、多くの種類があります。

香辛料はまさに不可欠の食品であり、中国、欧米では、四十~五十種類のスパイスを並べている家庭はざらにあります。

 片や、日本の家庭の状況はどうでしょうか。戦後、急速に食生活が欧米化して、肉や魚の常食がごく当たり前となったいまでも、ことスパイスに関しては米食菜食時代とほとんど変わっていません。

 寿司や刺身のわさび、ウナギの蒲焼の山椒、焼き魚の生姜などは日本独特の香辛料ですが、いずれも一~二種類使うだけです。

肉料理にも、せいぜい胡椒、辛子を使う程度でしょう。しかし、肉食には数種類のスパイスでは足りません。

もっと多種多量の香辛料が必要です。

 前にも述べましたが、香辛料が不足すると、どういう状態になるかというと、生肉を放置すると腐敗してくるのと同じことが体内で起こってきます。

私たちの体温は三六・五~三七度あります。食べた肉は、だいたい二十四時間は体内にありますから、温かい胃や腸でどんどん腐っていきます。

 つまり、肉食だけをつづけていると、腸内に蛋白(たんぱく)質の腐敗物がたまってヘドロ化し、その毒素が再吸収されてしまいます。

肝臓は、それを解毒するためにフル回転することになり、負担が大きくなります。

その負担が極限に達すると、いろいろな病気が発生してくるのです。

 肝炎や肝硬変などの肝障害、胃潰瘍、便秘などの胃腸障害、気管支喘息(ぜんそく)、鼻炎、アトピー性皮膚炎、シミなどは、肉食の害を防ぐ香辛料不足が一因となっています。五味調和の説明

 そこで私がおすすめしたいのが、香辛料をブレンドしておき、手軽に香辛料の摂取をふやすことです。


①ウイキョウ、②ウコン、③ナツメグ、④チンピ、⑤カルダモン、⑥ジンジャー、⑦パプリカ、⑧シナモン、⑨ホワイトペッパー、⑩コリアンダー、⑪チリパウダーなど、こうしたさまざまな香辛料には、薬味として料理の味や香りを引き立てる効果があります。

この点については私があらためていうまでもないことです。

 しかし、香辛料の役目というのは、たんにそれだけのものではありません。

香辛料は、現代人の健康に深くかかわる大きな薬効を秘めているものなのです。

 そもそも近代医薬学の薬物学の分野では、胡椒、辛子、山椒、唐辛子、生姜などは、辛味性健胃整腸薬とされ、また、ケイヒ、チンピ、トウヒ、ウイキョウ、月桂樹、シソ、ハッカなどは芳香性健胃整腸薬とされています。

 一方、香辛料を漢方薬の気味薬性でいうと、五味の〝辛温〟に属し、〝気剤〟として重要な作用を持っています。

気とは、血とか水のように形のある肉体そのものではなく、無形の精神とか神経をいいます。

そしてこの無形の気こそ、人間の生命活動に最も重要な原点なのです。

香辛料には、その気を円滑に機能させる作用があるわけです。

まさにストレス社会の現代にこそ求められるものといえます。

 香辛料(辛温)の食能には、次のような多彩な効用があります。

 ①痛みや滞りを発散させる。②消化を促進し、肝臓の負担を軽くする。③大腸の働きを活発にして便通を正常化し、脂肪太りを防ぐ。④全身の血行をよくして心臓の働きを助ける。⑤防腐・防カビ・殺菌・消毒の作用がある。

 とくに蛋白質、ことに動物性蛋白質の消化吸収に香辛料は欠かせません。

 昔から獣肉を多食してきた中国人や欧米人は、肉を食べるときにはかならず、消化吸収をよくして肝臓を助けるスパイスを摂っていました。

腐敗、発酵(はっこう)しやすい肉類にスパイスは必須(ひっす)のものでした。

時代は変わっても、肉食民族にとって、香辛料をブレンドしておくことはたいへん便利で、常用品となっています。

 香りや味の好みのものですから、自分の嗜好(しこう)に合わせて増減してつくってみるとよいでしょう。ガーリックやクローブ、ゴマ、アオノリなどもいいでしょう。

ただし、その場合、ウイキョウ、ウコン、ジンジャー、チリパウダー、ホワイトペッパーの五点はかならず入れるようにします。

 こうしてつくった香辛料を、肉料理だけでなく、みそ汁やスープ、シチュー、カレーライス、鍋物のたれなど、いろいろな料理に使うのです。常食することで、自然に体質が改善され、呼吸器や胃腸、皮膚に現れた不快症状に効果が現われてきます。

 現代の食生活では、香辛料をじょうずに使いこなすことが健康維持、病気予防への近道といえます。

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