おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 玉機真藏論篇 第十九
第十五節
黄帝曰。余聞。虚實以決死生。願聞其情。
岐伯曰。五實死、五虚死。
帝曰。願聞五實五虚。
岐伯曰。脈盛、皮熱、腹脹、前後不通、悶瞀、此謂五實。脈細、皮寒、氣少、泄利前後、飲食不入、此謂五虚。
帝曰。其時有生者何也。
岐伯曰。漿粥入胃、泄注止則虚者活。身汗得後利則實者活。此其候也。
語句の意味
情=ジョウ。セイ。ナサけ。あわれみ。恋愛。風流な心持。事物の味わい。感情。事実。ほんとのわけ。願い。ようす。
五實=五臓が均しく実熱閉阻のはげしい証候をそなえているということ。
例えば、心に邪を受けると脈洪盛、肺に受けると皮膚灼熱、脾に受けると腹満脹、腎に受けると二便不通、肝に受けると昏悶して目がはっきりしないなど。
<素問玉機真蔵論>「脈盛、皮熱、腹脹、前後不通、悶瞀(もんぼう)、これを五実という・・・・身に汗を得、後利せば、実なるものは治す。」
五虚=①脈は細弱で(心)、皮膚が冷え(肺)、気少(?)、泄瀉して小便は清利(腎)、食欲不振(脾)など五臓の虚している危険な重い証候をさすものである。この種の状況は治療後、よく食が進み、下痢が止めば、これは胃気が回復して来たあらわれであり、病状が軽くなり、安心してよいしるしである。<素問玉機真蔵論>(心肺?腎脾)は昌栄薬品記入
②心虚・肝虚・脾虚・肺虚・腎虚のこと。
鍼灸医学大系では、王冰の注として、「・・・。虚とは真気の不足を謂うなり。然して脈の細・・・。皮の寒・・・。気の少なきは肝なり。泄痢前後・・・。飲食不入・・・。」とある。
東洋学術出版社素問では、気の少ないもの、これは肝気不足の現われです。
とある。
?、肝の訴えであれば、肝胆筋眼の訴えであるはず、それが呼吸に関するとはおかしい。
悶瞀(もんぼう)、気少参照。
霊蘭秘典論篇 第八 第一節 肝は将軍の官 胆は中正の官 だん中は臣使の官
前後不通=大小便がともに不利のこと。五実の一つである。
悶瞀=もんぼう・証名。これは目がかすんでぼんやりとし、物がはっきり見えず、同時に煩悶不安の証候をともなうものをいう。
多くは痰熱に湿濁が内で入り乱れることにより、あるいは熱毒が盛んになっておこるものである。<素問玉機真蔵論>
皮寒=五虚の意味により、皮膚が冷える。
氣少=短気ともいう。呼吸に力がなく浅く、急促となり、病人本人は気の交換の不足を感じる。気虚によりおこる。
泄利=泄痢・①はらくだり。下痢。②二陰が固まらず、大小便を失禁すること。
前後=大小便のこと。<霊枢邪気蔵府病形篇>「前後を得ず。」
飲食不入=食欲がない。
漿=しょう。
①酒の一種。粟米を醸して造り、味はやや酢い。
<本草>漿水「釈名、酸漿、嘉謨に曰う、漿は酢なり、粟米を炊いて熱して冷水中に投じ、浸すこと五六日、味は酢、白花を生じ、色は漿に類する、故に名づく。」
②おもゆ。白米を煮た汁。白飲。濃漿。
③つくりみず。水を沸かし冷やして飲用とするもの。
④のみもの。飲料の液汁の総称。
⑤水でねったパン粉。
粥=カユ。ジュク。おかゆ。
泄注=注泄ともいう。水瀉(すいしゃ)に同じ。
注泄=大便が水状になる症状。水泄ともいう。
水瀉=①病名。注泄ともいう。水様性の下痢をいう。多くは湿瀉・熱瀉・寒瀉などにみられる。②中薬名。沢瀉のこと。
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