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黄帝内経素問 寶命全形論篇 第二十五 第三節 語句の意味 2-3

2013-05-01 09:24:16 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 寶命全形論篇 第二十五

第三節

 帝曰。人生有形。不離陰陽。天地合氣、別爲九野、分爲四時。月有小大、日有短長。萬物並至、不可勝量。虚實呿吟、敢問其方。

岐伯曰。木得金而伐、火得水而滅、土得木而達、金得火而缺、水得土而絶。萬物盡然。不可勝竭。故鍼有懸布天下者五。黔首共餘食莫知之也。一曰。治神。二曰。知養身。三曰。知毒藥爲眞。四曰。制砭石小大。五曰。知府藏血氣之診。五法倶立、各有所先。今末世之刺也、虚者實之、滿者泄之。此皆衆工所共知也。若夫法天則地、隨應而動、和之者若響、隨之者若影。道無鬼神、獨來獨往。

 

語句の意味 2-3

鍼=鉄・金・銀などでできている。針の種類は非常に多く、その作用も異なる。

例:

三稜針―刺絡に用いる。

毫針―針治療に普通に用いる。

皮膚針―小児あるいは皮膚の麻痹に用いる。

皮内針―病状をくり返す疾病に用いる。

指針―穴位上を針の代わりに指を用いて治療する。

<霊枢九鍼十二原篇>参照。

 

鍼灸医学大系 語句の解

鍼=「鍼のみち」ということであるが、これは今日いうところの刺鍼の方法という意味ではない。鍼とは上古の砭の意味に通ずるもので、つまり「病をおさえる」という意を含むものである。従ってここに「鍼のみち」とは「病気治療の道」のことで、つまり今日のコトバを以てすれば「医道」とか「健康法」とかいうべきものであろう。鍼灸医学大系

 

懸=ケン。ケ。カける→掛。ひっかける。カかる→掛。ぶらさがる。たれさがる。隔たる。

布=フ。ホ。ヌノ。織物。綿織物。シく→敷。ひろげる。ならべる。述べる。広く知らせて実行する。述べる。散らす。ふれぶみ。ぜに=銭。

 

黔首=ケンシュ=黔庶=黔黎(れい)人民、民衆は冠をかぶらずに、黒髪を出したままであるからとも、黒いずきんをかぶるからともいう。

 

鍼灸医学大系 語句の解

そこで「黔首」とは一般に人民という意に用いるが、その中には「何も知らぬ」「唯何も知らず服膺しているだけのもの」という意を含むものである。鍼灸医学大系

 

餘=余。餘は旧字。ヨ。アマり。あまったもの。はした。ひま。のち。ほか。ほど。その上。アマりに。非常に。アマる。残る。程度を越す。アマす。残す。もてあます。ヨ。ワレ。じぶん。人の姓。

食=ショク。ジキ。クう。タベる。かんで口に入れる。飲食する。食事をする。食用。食事。ふち米。禄(ロク)。日食または月食。くいもの。ヤイナう。イ。人の名。

餘食=もてあますほどの食事。

 

神=

①広義では、人体の生命活動の総称であり、生理性あるいは病理性が外にあらわれた徴候を含む。狭義では、思維(思惟?)・意識活動をさす。

<霊枢本神篇>「両精相搏つ、これを神という。」

<霊枢平人絶穀篇>「ゆえに神は、水穀の精気なり。」先天的、後天的の精気は、神の物質的基礎である。およそ神気が充旺していることは、一般に臓精が充足して、機能の協調がなされていることをあらわしている。もし神気が渙散(かんさん・渙=あきらか)すれば、蔵精が竭して、気機が衰敗していることをあらわしている。

<素問移精変気論>「神を得る者は昌え、神を失う者は亡ぶ。」

②医工で上のもの。

<霊枢邪気蔵府病形篇>「其の脈を按じて其の病を知るは、命じて神という。」

<霊枢邪気蔵府病形篇>「二を知るは則ち神と為す。」

③→胃・神・根(い・しん・こん)。漢方用語大辞典

黄帝内経素問 宣明五氣篇 第二十三 第四節 語句の意味2-2

黄帝内経素問 宣明五氣篇 第二十三 第四節 訳

 

神=は旧字。シン。ジン。天の神。宗教的信仰の対象物の総称。人知以上のものの称。仙人。霊妙なこと。変かがきわまりないこと。精神。心。明解漢和辞典

治=安らかになる。

 

養身=身を養う。食事房事等節制する。

 

毒藥=黄帝内経素問 湯液醪醴論篇 第十四 第二節 語句の意味1-2

 

漢方用語大辞典、明解漢和辞典、鍼灸医学大系

 

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