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黄帝内経素問 八正神明論篇 第二十六 第二節 訳

2013-05-23 09:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 八正神明論篇 第二十六

第二節

是故天温日明、則人血淖液而衛氣浮。故血易寫氣易行。天寒日陰、則人血凝泣而衛氣沈。月始生、則血氣始精、衞氣始行。月郭滿則、血氣實、肌肉堅。月郭空、則肌肉減、經絡虚、衛氣去、形獨居。是以因天時而調血氣也。是以天寒無刺。天温無疑。月生無寫。月滿無補。月郭空無治。是謂得時而調之。因天之序盛虚之時、移光定位、正立而待之。故曰、月生而寫、是謂藏(1)虚。月滿而補、血氣揚溢、絡有留血。命曰重實。月郭空而治。是謂亂經。陰陽相錯、眞邪不別。沈以留止、外虚内亂、淫邪乃起。

(1)藏 全元起本は減に作る。これに従う。

 

このように、天候が温かく日の明るいときは人の血も良く流れ、体表を保護し外邪の侵入を防ぐ衛気は浮いてきます。でありますから、血は寫しやすく気は行りやすくなります。天候が寒く日が陰るようになりますと人の血も固まってしまうようになり、衛気もまた沈んでしまい機能低下をおこします。月が始めて生じてきたとき(新月の状態から明るさを増して来る・参考鍼灸医学大系)血気も月の動きと同様に精となり、衛気もまた行り始めるのでございます。月郭満つまり満月になると、血気は充実し、肌肉は堅くしまるのでございます。月郭空つまり新月となりますと、肌肉はしまりがなく減じ衛気も弱くなり、経絡は虚してしまい、衛気はまるで何処かへ去ってしまったようで、人の形のみがあるようなありさまとなります。

いま申し上げたように、天の時に因り血気を調えるのでございます。これは天が寒の状態のときは刺してはなりません。天が温かければ固まることはないのであります。月が生じてきたら寫してはならず、月が満ちたときには補うことはなりません。新月のときは治療してはなりません。これを時を得て之を調えると謂うのでございます。

 

因天之序盛虚之時、移光定位、正立而待之。

鍼灸医学大系 通解

天のめぐる順序によって或は盛んとなり、或は虚となるその時機をうまくとらえて、其の光に適合できるように、自己の取るべき態度を定め、正しい位置に立ってその気の至るのを待つべきであります。

 

因天之序盛虚之時、移光定位、正立而待之。

東洋学術出版社 素問

天体の運行の順序には、満ち欠け盛虚の推移があります。したがって日影の長さを観察すれば、四時・八正の気を定めることができます。

 

そのように、月が生じ始めに瀉すると、

 

是謂減虚

鍼灸医学大系 通解

其の虚を一層ひどくするものでこれを減虚と申します。

 

是謂蔵虚

東洋学術出版社 素問

内蔵を虚弱にする。

 

月が満ちているときに補いますと、血気は溢れてしまい、絡脈には流れの悪い血が起こります。これを名づけて重實ともうします。新月のときに治療することは、是を乱経と申しまして正気(生命力・抵抗力)が錯乱してしまいます。でありますから、陰陽がたがいに乱れ、真気(生命力・抵抗力)と邪気(疾病の原因)の見分けがつかなくなります、そして沈んで留まってしまい、そのために外は虚し外邪の侵入が容易になり、内は手を付けられない様な状態となり、陰経を侵犯する邪気が起こるのでございます。

 

参考

鍼灸医学大系、東洋学術出版社素問

 

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