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黄帝内経素問 八正神明論篇 第二十六 第三節 語句の意味

2013-05-30 16:08:51 | 日記

昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 八正神明論篇 第二十六

第三節

 帝曰。星辰八正何候。

岐伯曰。星辰者所以制日月之行也。八正者所以候八風之虚邪以時至者也。四時者所以分春秋冬夏之氣所在以時調之也。八正之虚邪而避之勿犯也。以身之虚而逢天之虚、兩虚相感、其氣至骨。入則傷五藏。工候救之弗能傷也。故曰、天忌不可不知也。

 

語句の意味

候=コウ。ウカガう。さぐる。ようすを見る。きげんをうかがう。訪問する。占う。マつ→待。来ることをあてにする。時節。変化の状況。きざし。前兆。気象上、一年の七十二分の一、五日が一候。外客を道路で送迎する役人。ものみ。斥候。ようすをみる人。展望所。

 

星辰=・・・いろいろな解説があるが「日月星辰」と熟して広く天体を意味すると解してよかろう。鍼灸医学大系

 

制=セイ。タつ→断。たちきる。禁止する。のり。定める。おさえつける。制御する。君の〈命令〈おおせ。作る=製。しめくくる。かってにする。さしず。かた。親の喪中にあること、名刺の姓名上に小さく右によせてしるす文字。勝つ。きめ。

 

八正=はちせい。

①東・南・西・北・東南・西南・西北・東北の八つの方位をいう。

<素問八正神明論・はっしょうしんめいろん>「八正は八風の虚邪、時を以て至る者を候う所以なり。」

②八節の正気のこと。立春・立夏・立秋・立冬・春分・秋分・夏至・冬至をいう。

<素問八正神明論>「凡そ之を刺すの法、必ず日月星辰四時八正の気を候い、気定まれば乃ち之を刺す。」

 

八風

黄帝内経素問 金匱真言論篇 第四 第一節 訳

 

八風=東・西・南・北・東南・西南・東北・西北の風邪、疾病を引き起こす原因となる

八風=①嬰児風・大弱風・剛風・大剛風・弱風・謀風・折風・凶風のこと。<霊枢九官八風篇>②経外穴名。足背の足指の又、赤白肉際の所に位置する。左右合わせて8穴。主治:足趾麻木・頭痛・歯痛・蛇咬傷など。0.5~1寸を斜刺する。あるいは点刺し血を出す。<奇効良方>。

 

嬰児風(東方から吹きくる風邪)・漢方用語大辞典に記載無し

王冰の注によれば「霊枢經に曰く、風、東方より来るは名づけて嬰児風と曰う。其の人を傷るや外筋紐に在り。」鍼灸医学大系

 

大弱風(南方から吹きくる風邪)

八風の一つ。<霊枢九官八風篇>「風、南方より来る、名づけて大弱風という。其れ人を傷るや、内は心に舎り、外は脈に在り、気は熱を主どる。」

 

剛風(西方から吹きくる風邪)

八風の一つ。<霊枢九官八風篇>「風西方より来る。名づけて剛風と曰う。其れ人を傷るなり。内は肺に舎り、外は皮膚にあり。其の気燥をなすことを主どる。」

 

大剛風(北方から吹きくる風邪)

八風の一つ。<霊枢九官八風篇>「風、北方より来るを名づけて大剛風という。其れ人を傷るなり、内は腎に舎り、外は骨と肩背の膂筋に在り。其の気の主るは寒と為すなり。」

 

弱風(東南の方から吹きくる風邪)

八風の一つ。<霊枢九官八風篇>「風東南方より来たるを名づけて弱風と曰い、其れ人を傷るなり。内は胃に舎り、外は肌肉に在り、其の気は体重きを主る。」

 

謀風(西南方から吹きくる風邪) ・漢方用語大辞典に記載無し

「風、西南より来るは名づけて謀風と曰い、其の人を傷るや外肌に在り。」鍼灸医学大系

 

折風(西北方から吹きくる風邪)

八風の一つ。<霊枢九官八風篇>「西北方より来る、名づけて折風という。其れ人を傷る也。内は小腸に舎り、外は手の太陽の脈に在り。」

 

凶風(東北の方から吹きくる風邪)

漢方用語大辞典、鍼灸医学大系脈要精微論篇に記載無し・弱風が重複して記載あり。

鍼灸医学大系では「此の四風の変によって三病乃ち生ず。」とあり。

 

虚邪=外来不正の邪気、または五邪の一つ。

虚邪=

①病となる邪気の通称。もとは体に悪影響のある風のこと。

<霊枢刺節真邪論>「虚邪の人に中るや・・・・。」

②五邪の一種。ある臓に病でその母臓より伝わった邪気によって病む時、その母臓よりの邪を虚邪という。<難経五十難>参照。

五邪=黄帝内経素問 宣明五氣篇 第二十三 第四節 語句の意味1-2

 

犯=ハン。ホン。オカす。法律規則にふれる。道徳にそむく。あたる。逆らう。しのぐ。法を犯した人。

 

身之虚=身は人体の総称、虚とは精気奪す。精は身の本なり<素問金匱真言論>。

 

張志聡の註「身の虚は血気の虚なり。天の虚とは虚郷(?不明)の邪風なり。両虚相感ず。・・・・・」鍼灸医学大系

 

太一=タイイツ。いちばん初め。天帝がいるところ。星の名「東皇太一」

 

太一とは天の中心=北極星。鍼灸医学大系

 

兩虚=身の虚と天の虚。

 

骨=こつ。全身の骨格をいう。

腎は骨を主り髄を生じ、髄は骨中に蔵す。

故に骨は奇恒の府に属する。

骨の性質は堅剛でよく形体を支え持ち、人身の支架となる。この種の作用は髄の滋養によるものである。

もし精髄が虧損され骨が養われないならば、長時間立っていることができず、歩くとふらふらしてしまう。

<霊枢経脈>「骨は幹なり。」

 

工=医者をさす。

<霊枢邪気蔵府病形論>「その病を問いてその処を知るを、命じて工という。」

<素問湯液醪醴論>「病を本となし、工を標となす。」

 

救=キュウ。スクう。助ける。力をそえる。守る。こまっている人に物を与える。罪をまぬかれさせる。苦しみからぬけられるようにする。なおす。スクい。助けること。加勢。とどめる。禁ずる。

 

天=テン。アメ。アマ。ソラ。大空。天然。自然。天帝。天界にあって、万物を支配すると信じられた神。天子。この上もなく高いところ。天から授けられたもの。時候。尊ぶもの。日・月・星の状態。天体の現象。日。ただ一つのよりどころ。妻が夫をいう称。臣が君をいう称。なくてはならないもののたとえ。

天道=テンドウ・テントウ。天地自然の道理。〔仏〕六道の一。天文の占いの方法。太陽。

忌=キ。イむ。きらう。にくむ。さける。はばかる。うらむ。イみ。きらっていむこと。ものいみ。喪中。めいにち。死んだ日。忌日。いましめる。

 

天忌=天道の当に忌避すべきところのものをいう。鍼灸医学大系

 

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