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黄帝内経素問 通評虚実論篇 第二十八 第八節 語句の意味 2 半身不随

2013-09-05 09:29:18 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 通評虚実論篇 第二十八

第八節

 霍亂刺兪傍五、足陽明及上傍三。

 刺癇驚、脈五、鍼手太陰各五、刺經太陽五、刺手少陰經絡傍者一、足陽明一、上踝五寸刺三鍼。

 凡治消癉、仆撃、偏枯、痿厥、氣滿、發逆、肥貴人則高梁之疾也。隔塞閉絶、上下不通、則暴憂之病也。暴厥而聾、偏塞閉不通、内氣暴薄也。不従内、外中風之病。故瘦留著也。蹠跛寒風濕之病也。

 黄帝曰。黄疸、暴痛、癲疾、厥狂、久逆之所生也。五藏不平、六府閉塞之所生也。頭痛、耳鳴、九竅不利、腸胃之所生也。

 

語句の意味 2

仆撃=ふげき。急にたおれること。<素問通評虚実論>

 

偏枯=半身不随のこと、偏風ともいう。

偏枯=病証名。偏風ともいう。半身不遂(随)のこと。営衛がともに虚し、真気が全身を充たすことができず、あるいは邪気が侵襲して発する。症状は片側の上下肢が自由にならず、あるいは疼痛をともなう。長びくと肢の筋肉が枯痩するが精神には異常がない。⇒半身不遂(はんしんふいつい)。<霊枢熱病篇>「偏枯は身の偏、用いられずして痛み、言変ぜず、志乱れず、病分腠の間にあり。」

 

薬学博士渡辺武著漢方が救う人体危機

p82漢方薬は的確に薬を選べばかならず効きめがある!より

 たとえば、左半身不随とか右半身不随とかよくいわれますが、出血が主因で起った不随なら、左上半身が悪くなるわけです。

右下半身不随の場合は水滞があって、そのため右下の方に血証があるということであり、この場合は水剤を多く、血剤を少しプラスする処方をします。

左半身不随は直接に心臓がオーバーヒートして障害を起こしているのが原因、この場合は血剤を多く、水剤を少し入れる処方をすればいいのです。

右半身不随と左半身不随では薬の配分が違うのです。

血剤だけではなく、水剤の配分も考えているのが、漢方の独特の処方です

 

痿厥=いけつ。痿証の一つ。手足が萎え力が入らず冷える病状。痿証と厥証とが交じり合った証。<素問陰陽別論>「三陽の病たる寒熱を発し下りて癰腫をなし及びて痿厥腨○(ぜんえん・えんはやまいだれに口の下に月)をなす。」<素問四気調神大論>「冬気に逆らわば則ち腎を傷り春痿厥をなす。」<素問生気通天論>「秋湿に傷られ上逆して欬し、発して痿厥をなす。」

 

氣滿=きまん。気が充満すること。<素問通評虚実論>「凡そ治するに消癉、仆撃、偏枯、痿厥、気満発逆は肥貴の人、則ち高梁の疾也。」

 

發逆=はつぎゃく。脳卒中のこと。

 

肥貴人=ひきじん。貴人は飲食が豊富で労働が少ないため体が肥るので、こう呼ばれる。<素問通評虚実論>「肥貴人、則ち高梁の疾なり。」

 

高梁=こうりょう。コウリャン。穀物の名、たかきび、北支・満州などで常食とする。

参考 

膏梁=膏脂と梁米、肥甘美味で濃厚な食物のこと。

膏梁=こうりょう。膏は油っこいもの、梁は米のこと。すなわち美食のこと。

 

漢方用語大辞典、新・東洋医学辞書ソフト、明解漢和辞典

 

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