おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 腹中論篇 第四十
第六節
(原文)
帝曰。善。有病膺腫。頸痛、胸滿、腹脹。此爲何病。何以得之。
岐伯曰。名厥逆。
帝曰。治之柰何。
岐伯曰。灸之則瘖、石之則狂。須其氣并乃可治也。
帝曰。何以然。
岐伯曰。陽氣重上、有餘於上。灸之則陽氣入陰。入則瘖。石之則陽氣虚。虚則狂。須其氣并而治之、可使全也。
帝曰。善。何以知懷子之且生也。
岐伯曰。身有病而無邪脈也。
帝曰。病熱而有所痛者何也。
岐伯曰。病熱者陽脈也。以三陽之動也。人迎一盛少陽、二盛太陽、三盛陽明、入陰也。夫陽入於陰、故病在頭與腹。乃 脹而頭痛也。
帝曰。善。
訳
黄帝が申されました。
善い説明であった。膺腫という病があり、頸が痛み、胸の中が詰まって苦しく、腹が張る。此れは何と言う病であろうか。どうしてこうなるのであろうか。
岐伯が申し上げました。
厥逆という病であります。
黄帝が申されました。
どのようにして治療するのであろうか。
岐伯がお答え申し上げました。
このような症状に灸をしますと物が言えないようになり、石針をほどこしますと狂を発します。其氣、陽気と陰気が均衡がとれるようになれば治療すべきです。
黄帝が申されました。
どういうわけでそうなるのであろうか。
岐伯が申し上げました。
陽気が更に上るようになると上部は有り余るようになります。これに灸すると、陽気は極まり陰に入ります、入ると声がでないようになります。砭石(へんせき)をもちいれば陽気は虚してしまい、虚してしまうと狂と言う状態になります。其氣が均衡がとれたなら治すようにします、そしてそうすることが安全であります。
黄帝が申されました。
よく分かった。妊娠して将に出産しようとするのを知る方法があるのであろうか。
岐伯が申し上げました。
身体に病が有るようですが、脈には病邪の発現を見ることができません。
黄帝が申されました。
病で熱があり痛みのあるものは何なのであろうか。
岐伯曰。病熱者陽脈也。以三陽之動也。人迎一盛少陽、二盛太陽、三盛陽明、入陰也。夫陽入於陰、故病在頭與腹。乃 脹而頭痛也。
岐伯が申し上げました。
鍼灸医学体系 (通解)
「発熱の患者は陽脈が強いものであります。それは、つまり三陽が動ずるためであります。そこで人迎の脈と寸口の脈とを比較するに人迎一盛の場合(人迎=寸口+1/2寸口)は少陽にあります。人迎二盛(寸口+2/2寸口)の場合は太陽にあり、人迎三盛(寸口+3/2寸口)の場合には陽明にあります。
ところがこの陽気が陰の分に入って来ると身体は頭と腹に邪を受けることになりますので腹は張って来るし頭痛もするのであります」と。
東洋学術出版社素問【現代語訳】
「一般に熱病は、陽に属していて、すべて陽脈に現れます。三陽の脈が盛んに動くのを見て、もし人迎脈が寸口脈の一倍ならば、病は少陽にあります。二倍ならば、病は太陽にあります。三倍ならば、病は陽明にあります。もし病邪が陽から陰に入りますと、病はそこで頭部から腹部まで及ぶことになり、腹脹と頭痛が見られるようになります。」
黄帝が申されました。
善い説明であった。
石=石鍼。現在の針の原型で、砭石(へんせき)ともいう。新・東洋医学辞書13
石針=せきしん。⇒砭石(へんせき)。
砭石=へんせき。箴石ともいう。石ばりのこと。中国最古の石製の医療用具で、楔形の石塊である。膿疱の切開や皮下の血管を刺して放血する時に用いられる。金属性の医療用具があらわれるまでの長い間民間の外科で利用された。
鍼灸医学体系では石を石メスとしていて、「切開すると」となっている。
東洋学術出版社素問では石を砭石としている。
鍼灸医学体系、東洋学術出版社素問、新・東洋医学辞書13、漢方用語大辞典
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