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少しばかり逡巡したが、観てきました。躊躇の理由としては、大勢での戦闘シーンが壮大すぎて、凝視していると疲労感に襲われそうだから。
主演 山﨑賢人は3作目にしてオジサン寄りになっているが、原作コミックのキャラクターに猛烈に似ている。
敵対する大将軍2人を演じる大沢たかおと片岡愛之助は、コスチュームを着けると顔の違いが判らない。だが大沢たかおのおネエっぽい台詞回しには、引きつけられる。
アクション面では清野菜名、陰を持つ孤高の女剣士を、その身体能力を駆使して演じることにおいて、適役に他の女優は見当たらない。
戦闘シーンは圧巻。現在の映像技術では、どこがCG,VFXでどのシーンがリアルなのか境い目がわからない。
それより今作では...
隣国で囚われの身になっていた秦国王・えい政を命を賭して母国に送り届けた闇商人・紫夏役の杏の熱演と、挿入エピソードにはジーンとさせられたのだ。