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満島ひかり、素顔に威力あり、という点を除いて、疲れるのみの作品だった。
戦争終結前月の7月、特攻戦隊長の若き海軍士官は、奄美群島の島で戦闘配置に着いている。島にはこれまた若き小学校の教師がひとり。未来に希望を持てない二人だが、必然の成り行きで、恋におちていく。
疲れた点①
この作品の中で、徹頭徹尾、女先生はメソメソしている。
疲れた点②
二人はなかなか結ばれない。
疲れた点③
帝大出のインテリ海軍士官は、文学が主専攻で、島唄に興味を持つが、軍人と文学青年との心的せめぎ合いの描かれ方が中途半端。
テアトル新宿、日曜の夜の回は満席で、
この作品への期待度は高いのだろうが、
2.5時間余りは、いかにも長すぎた。
新宿に居ながら、奄美の自然が満喫できた点で、良しとしなければ。