昨年10月に立川シネマシティにて観たドキュメンタリー。
ビリー・ホリデイの♬奇妙な果実 が有色人たちの心を掴んでいることを危険視した国家が、あらゆる糸口から彼女を引きずり下ろそうとしたストーリー。
既に半年前のことなので、記憶も薄れているが。
パートナーに恵まれなかった44年の生涯を追ったことと、名を遂げたシンガーが最期にクスリに依存して破滅の道を歩んだことを鮮明に覚えている。
本日、川越スカラ座にて鑑賞したのは
ビリー・ホリデイの♬奇妙な果実 が有色人たちの心を掴んでいることを危険視した国家が、あらゆる糸口から彼女を引きずり下ろそうとしたストーリー。
その最大の糸口となったのは、やはり麻薬常用者としての検挙である。
その最初の逮捕で名を上げた、連邦麻薬局捜査官(黒人)との恋(愛)の曲折が描かれている。
改めて♬奇妙な果実 で歌われる詩の生々しさが判り、人種差別の現状は1930年代と変わらぬことを認識した作品だった。