アラシック

新宿の裏通りのレコード店で、ニッパー柄のトートを購入する。トートバッグの類は、1か月 日替わりで携行できるほど所有しているがね。

できる範囲で、お洒落を追求したいオヤジとしては、斜向かいのビームス ジャパン一角の、猿田彦珈琲は素通りできまい。

ところで、還暦まわりの人々を、僕はアラカンまたは、レッキーなどと呼称していたが、世間的にはアラシックが認知されているらしい。
このバッグを持って外出すれば、街ゆく美魔女たちは「あらシックね！」と、思うだろうか。

ネリー・アルカン

恵比寿駅をガーデンプレイス側に降りて、台風の前座の雨だったので、地下道を進むと、
ウェスティン東京の地階に着いてしまう。
度肝を抜かれる如き豪華なホテルだ。
すれ違うホテルマンの愛想良さに、いたたまれず、車道を越えてガーデンシネマに入った。

2009年、36歳で没したフランス系カナダ人作家のストーリー。私小説作家の限界なのか、人並み以上の才を持つ人のおきまりのコースは酒・ドラック、深みにハマると疑心暗鬼と被害妄想である。
一度、世に出てしまうと、才能を小出しにすることはできないのかね。
凡人には理解不能な、多方面に走りまくり、自己消耗率の高い人生である。

私小説は年齢を重ね、抽き出しの絶対数を蓄積しなければ、書けないんじゃないかな。それがおじさんの率直な意見です。

近未来モノ 受けつけず

ノオミ・ラパス、スウェーデン出身の注目の女優だけに、1人7役を凄まじく演じ分けるのだった。
今から50年後の某国家が舞台。とどまることない人口爆発に、政府は2人目以降の出産は許さぬ、ストリクトな産児制限政策を施行している。

そんな折柄、生まれてしまった７つ子、各自に曜日名が命名されたが、表に出る時は、一つの人格として1人ずつ行動することに。
中盤までは、興味深くストーリーを追えたが、後半は血で血を洗うバイオレンスで、骨肉の争いを地でいくこととなる。

近未来もの、元来受け付けなかったが、暴力性が加わり、両手を挙げてしまった。
ノオミ・ラパスのファンは、我慢して見るべし！

不器用 時々 強気

自分を鼓舞するように、時として強気に出るが、根が泣き虫であるから、凹む時との落差が激しい。そんな役を演じるガッキーが可愛い（ったらありゃしない）わけだが。
この作品はそこそこドラマ性もあるが、主人公２名の、ぶっきら棒なやり取りが楽しめる。
瑛太には、まほろ駅前 の印象しかなかったけど、演じる役の共通項は、心優しいアウトローというところかな。現在公開中の『リングサイド・ストーリー』も観ておきたい。
今日も仕事だったのだが、自分の中で解禁モードになったので、今週末は怒涛の鑑賞ホリデーになる予定。

写真日和

自画自賛なのだが、道端の花が綺麗に撮れた。アート心で構えたわけではなく、学生たちとの、定例清掃活動の合間の一枚。

朝から大手エージェントを呼んで、就活相談ブースの設営。夕方の撤収の隙間に、クリーンキャンパス運動に出た。続いて文化の日の大学周年記念式典打ち合わせに、参加しながら夕方からの資格取得講座の準備をする。
従って、デスク上のワークは何もしていない。
プライベートでも忙殺状態だったから、２週間ぶりのシネコンに来ています。
新垣結衣×瑛太の『ミックス』。
ガッキーの可愛さが疲れたオヤジの心を、蘇らせてくれるでしょう。
明日からまた雨予報。