電車の空席に座ろうとする時、割合高い確率で誰かの忘れ物がある。
降りる駅では、親切な周辺乗客が「忘れてますよ〜」と、これも割合高い確率で声がけをして来ることもある。
人は生きて行く上の、優先順位が低いことに関しては親切になれる。
あるネットワークビジネスの人から、小1時間の約束で話しを聞くことになった。
当該ビジネスの創始者への崇拝ぶりに宗教の匂いがし、ピラミッドの頂点だけが潤うビジネスではない旨、激しく強調された。
話しがマルチな計算に及んだ頃は、既に90分近くになっていた。「決断は早い方がいいですよ」と言われた時、僕は席を立つことを決断したのでした。
ピラミッドの頂点を目指したい人もまた、ことさら親切である。