スウェーデン映画『ホモ・サピエンスの涙』を観賞してきた。
『天国に違ちがいない』も見逃した作品、ラッキーな2本立て。
高度に社会福祉システムを構築しているスウェーデンにおいても、人間の営みは変わることなく。生活または人生に行き詰まる人、浮気・不倫もあれば、純粋な恋を進行できない人も居る。
ロイ・アンダーソン監督は前作『さよなら、人類』(2015年)同様、処世が苦手な人々の断片(上手くいかないタイミング)を切り取り、ひとつの作品に仕上げている。
だが、ダイナミックな展開や、ドキッとするようなセリフ回しはなく、映像が静かに転換して行くあたり、監督の特異な感性を汲み取れる。
劇場のシニア料金は場所により、
1000〜1200円。働く気満々とはいえ、基本は年金生活であるから、100円でも安く映画が観たい。
公開タイミング、ロードショー館からは相当遅くなるが、2本立てで900円、早稲田松竹はありがたい映画館。