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いま流行りの言葉で言えば、サーキュラー(バイオ)エコノミーが、わが国では既に、江戸時代にあったという話です。
おわい屋(糞尿汲み取り)の2人と
武家の娘(おきく)が主役。全編モノクロの時代劇、カラーならば糞尿シーンの連続だから、かなりダーティーな映像になったに違いない。
「せかい」とは何か?おきくの父曰く「はてしのないもの」。おきくが教える習字教場がある寺の住職曰く「あっちへの方へ向かって行ったら、やがて必ずこっちの方から戻って来るもの」。
意味不明だが、住職の言が何となく言い得ている。
ズバリものを言うおきくが、声を失ってから、自分の思いを伝えられないもどかしさ、それを見事に演じた黒木華の本領を見た。
前半おきくが住む長屋のシーンにてモノクロ映像の中、一瞬おきくの着物だけが薄桃色に映った。ハッとする場面だったなぁー。
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