この作品は僕の鑑賞予定リストの上位にはなかったが...
朝、同級生のLINEグループ(構成員はジジイ26名)に感想が書き込まれていた。奴が観たなら、と俄にリストのトップに踊り出て、電車に乗っていたのだ。
韓国映画界の双璧 ソン・ガンホとイ・ビョンホンを同時に鑑賞できる
航空機パニックもの。
外界から遮断された完全密室劇の定番は、暴挙に出るハイジャックと決まっていたが、本作はバイオテロ。
イ・ビョンホンは、乗客として機内にいるが、あるトラウマから操縦桿を握れなくなった元パイロット。
一方、ソン・ガンホは地上で事件解決に躍起になる警察のチーム長。
完全にサイコパスと化した犯人を乗せ、機体が離陸するタイミングから心臓の鼓動速まる。
地上の刑事ソン・ガンホ、コムタンスープを2週間分作り置きして旅に出た妻が、機上の人になっているのだ。
ソン・ガンホ主演の韓国硬派映画としは、光州事件を背景にした悲劇『タクシー運転手』(2016年)が最も印象に残る。
シリアスな筋書きの中でも、悲壮感を感じさせないのは何故?、ソン・ガンホどことなく毒蝮三太夫似。
今作でも、背に腹はかえられねーぜ的に暴れまくり、そこに人情を感じさせ
る演技にはいたく感銘したのです。
(Movix昭島にて鑑賞)
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