グッチは全く身近な品ではない。親しみが持てるのは、グッチ裕三くらい。そもそもイタリアのブランドであることも、あやふやだったくらいだから。同族経営の光と闇を描いたほぼ実話のストーリー。
♬アル・パチーノの真似なんかして〜 と歌い上げたのは、1970年代半ば過ぎの榊原郁恵(現62)である。
70年代初めあたりから、スクリーンに出て強烈な印象をのこし続けるアル・パチーノの老練な味を今作でも堪能できた。直近では2019年公開『アイリッシュマン』も良かった。
今作のパチーノは、創業者2代目兄弟の弟の方。野望がカラ回りして、胡散くささが増大し最後は牢屋に繋がれる役どころ。セレブリティであってもアウトローな生き方を、ハマり役として演じるのだ。
役の幅を益々広げているアダム・ドライバーは大好き。そしてレディ・ガガ、はすっぱなお金大好き女子がセレブの仲間入りをし、蜜月かに見えた夫に裏切られ→うらぶれて行く様を演じきった。イタリアが舞台の英語版、レディ・ガガの訛りを効かせた発音が耳に残る。
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